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神の視点でファンタジーを作るお話

神の視点で異世界ファンタジーを作ろう 魔導技術編

作者: 粘々寝

魔法を文明に取り込むとどうしても考えないといけない事が出てくる。


そう、魔法が技術体系として組み込まれる事。


よくあるファンタジーだと船が空飛んでたりするアレの事ですね。

動力は水晶だったり術者の魔力だったり様々なわけですが…


よくゲームのファンタジーでは魔法が攻撃魔法としか使われないわけなんですが、

この攻撃魔法としての性質以外に目を向けてみると、色々面倒な事が起こるわけです。



例えば、サクーシャ・ソノヒトが設定した以下の魔法について考えてみましょう。


・ストーンバレッド:岩を射出します。

・アースウォール:岩壁を生成します。


ちなみに主人公がオープニングでドラゴンを殴り倒すために追加した魔法がさらにこれ

・アクセルブラスト:物体を加速させます。(new)

・アトモスフィアレス:空気抵抗を軽減します。


まぁ文章では簡単ですね。


ではストーンバレッドの規模について考えてみましょう。

術者の実力に応じて飛ばせる岩のサイズや速度が増加するとしてみましょう。


最初は20センチの石ころを時速100kmくらいで飛ばせるとする。

大体殺意のある投石と同程度ですね


では半径1mの岩を時速200kmくらいで飛ばせるとするとどうなるでしょうか。

投石機が過去になります。軽いキャノン砲に匹敵するでしょう。

魔導士自体は手軽に持ち運び出来るので軽く近世の攻城兵器を上回ります。


さらにサイズと速度が増えると所謂メテオになるわけですよ。

一発で軽く国…てか地球も滅ぼせますね。


なので、術者の力量に応じて動かせる最大エネルギー量を決定し、

質量と速度は反比例の関係になるようにしないと初級魔法で世界が亡んじゃいます。


ちなみにストーンバレッドで地面から射出する岩を抉ったりするわけですが、

これ、逆に言えば穴を掘れるって事なんですよ。

落とし穴や堀が簡単に作れます。

土木建築技術にも応用出来てしまえるわけですね。


そこで逆の問題が発生するのがアースウォール

岩壁を生成するという魔法

■←ストーンウォール


◎←岩

■■

■■■ 人 人 人←敵


はい、ダークソウルとかでよく見かけるゴロゴロ岩トラップが簡単に作れます。


また


■人■

■人■

人人人

■■■

 ↑このストーンウォールを前に倒すかストーンバレッドで射出する


って事をやると敵を分断した上でペチャンコにできるわけですね。


本来遮蔽のために作った魔法なんですがこういう使い方が出来てしまうわけで、それがしかも想定外に凶悪である。という事になってしまった。


魔法による戦術を考えていくとその深みはさらに深まっていくという罠がある。



次にアクセルブラストという魔法

これは単純に追い風を発生させるというもの。

本来の用途は主人公がジャンプして飛んでるドラゴンに攻撃を加えるために使う…

つまりバフ的な意味合いで考案したものなんですが


例えば、魔法使い3人を鉄の箱に押し込みます。

鉄の箱に脚として車輪を付けます。


一人はアクセルブラストを鉄の箱にかけます。

一人はストーンウォールで正面の通路を整地します。

一人は目視でファイアーボールを打ちます。

ついでに鉄の箱をエアガードか何かで魔法的に保護します。


はい、魔導戦車ができますね。電気やモーターなんて動力必要なかったんや!(殴

これに英雄級の人間を乗せて特攻させれば鉄砲玉みたいな戦い方もできるわけです。

移動停止は反対方向にアクセルブラストをかけて減速すればいいのです。


という風に魔法を戦闘効果以外の側面で見つめてみると、

非常に面倒な事が起こるのです。


これを文明の発展とかを加味して考えるとサクーシャの脳みそがパンクするっていうお話。魔法でバンバンイノベーションが起こっちゃうので文明の進化の仕方がまるでわからんぞ!っていう状態


ついでに魔法によるバフについて考えてみましょう。

身体能力が向上する。と単純に言ってしまえば簡単ですが、

これを現実に置き換えてみると、身体能力が向上してそれを十全に使えるのか?

という問題が発生します。


簡単な例だとFPSのエイム感度を考えて見てください。


デフォで感度5であったのが、魔法でカメラ感度が10になりました。

あなたは正常にエイムできますか?って話です。


別の例だと、

時速40kmで走る一般自動車から時速400kmのF1カーに乗り換えて

一般道路を走れるのか?って問題です。

一般自動車に乗ってる素人がいきなりF1レースに出るとどうなるのかっていう例でもいいですが


つまり、一般道路を時速400kmの領域で走るための訓練が必要になります。




んん…こまけぇこたぁいいんだよ!って言えば確かにそう


まぁこの辺は主人公が魔ヒロの身体を借りて戦う関係上、

描いていかないといけない領域の話になるわけなんですが


魔法…やべぇな…

魔法文明の発達のアイデアがあると投稿してもらえるとすごーく助かるの

ごま塩程度に心に残ったら感想で書いてもらえると助かるのさ…

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― 新着の感想 ―
[良い点] まぁ、普通に少し考えれば、こうなりますよね(笑) [一言] 因みにあたしが『サークシャ・ノヒト』な場合には…現実世界での論理物理との整合性を追っちゃいますね(苦笑) そもそも、『魔法のエ…
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