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4月7日 起床8時40分

「ちょっとキツイかも…、俺ちょっと太った…かな?」


慣れないスーツに四苦八苦しながらも、なんとか着こなしてみる。


「よし!結構似合ってんじゃん」


最後にネクタイを締めて鏡の前で自分を眺めてみる。

我ながらなかなかの立ち姿であると思う。こう以外に似合うとポーズを決めたくなるが…今はやめておこう。というのも時間が無い。


「ちょっと俊⁉︎まだ準備できてないの?お父さん車で待ってるわよ!」


「わかってるよ!今行くからちょっと待ってて!」


一階から母親の慌ただしい煽りを受け俺は階段を駆け下りて行く。


「あんた書類とか必要な物は持った?ハンカチとティッシュは?」

「持った持った!昨日のうちに準備は全部済ませておいたから大丈夫だよ!じゃ行ってくるね!」


そんな母と子の定型文のようなやりとりを済ませて玄関を出る。外ではようやくと言わんばかりの顔をした父親が車の中で待っていた。


「時間大丈夫なのか?」

「うん!ごめん親父、スーツ着るのに手間取っちゃってさ。」

「まあ入学式まであと1時間ある。そんなに急がなくても問題なかろう。」

「そうだね、じゃ出発しますか!」


俺がそう言うと親父は無言で車を出した。


そうそう紹介が遅くなって申し訳ない、俺の名前は宮町俊太。この春から地元の大学に通うことになった大学生だ。高校はちょっとした理由で県外の高校に通ってたんだけど、まあそれはまた時間がある時にでも説明しよう。とりあえず今は入学式に間に合うのかが心配だ。



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