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琴陵姉妹の異世界日記  作者: A愛
第一章【終わりの始まり】

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11/23

第11話 称号を貰いました

 女王蜂を含め、総勢534匹。


 ……よく生きてたな、私たち。


 本気で思う。


 しかも私は一度も刺されていない。


 羽でバシバシ攻撃してきた時は、「とうとう蜂が進化の方向を間違えたのか?」と思ったが、あれはあれで地味に痛い。


 一方、宥子(ひろこ)は結構ブスブス刺されていた。


 でもレベル差の暴力というやつだろう。ダメージは軽微だったらしい。


 私はというと、サクラちゃんのヒールがなかったら即死コース確定だ。


 ……何とも微妙な勝利である。


 


 「魔物除けの薬散布してるから、一度休憩を入れよう。ステータスの確認もしたいし」


 さすが堅実派。


 だが私は違う。


 初・ステータス大幅更新である。


 ワクワクが止まらない。


 「賛成! 早くステータスみたいな~!」


 アイテムボックスから折り畳みテーブルと椅子を出して着席。


 戦場のど真ん中で優雅なお茶タイム。


 お茶請けは近所のスーパーで買った桜餅。


 ディゼニーで買った小皿に分け、緑茶を注ぐ。


 異世界感? 知らん。


 


 「容子(まさこ)の銃は、絶対人に向かって撃ったらダメだからね! あれ危険すぎる。あとノーコンだったから玉の減りが異様に早かった。」


 ぐぬ。


 言い返したい。


 だが確かに乱射しすぎた。


 反省はしている。ちょっとだけ。


 


 そして本題。


 「じゃあ、ステータス確認していくよ~。まずは私からね。」


 


---------STATUS---------


名前:ヒロコ(琴陵(ことおか)宥子(ひろこ)

種族:人族[異世界人]

レベル:48

年齢:18歳[25歳]

体力:152→160

魔力:260→312

筋力:90→101

防御:71→84

知能:118→132

速度:71→87

運 :1030→3570


■装備:黒のシャツ・パンツ・スニーカー・綿の鞄

■スキル:ティム∞(蛇:赤白・紅白 スライム:サクラ [人族:容子(まさこ)])・剣術Ⅱ・索敵Ⅰ[Ⅷ]・[隠ぺいⅧ]・[隠密Ⅷ]・魔力操作Ⅱ・初級魔法Ⅰ(全属性)・生活魔法Ⅱ・調合Ⅲ・射撃Ⅱ

■ギフト

[全言語能力最適化]

[アイテムボックス]

[鑑定]

[経験値倍化]

■称号:なし→蜂殺し

■加護:なし[須佐之男命・櫛稲田姫命]

[■ボーナスポイント:10054pt]


---


 ……運、上がりすぎでは?


 3570って何。


 なのにエリアボス遭遇。


 運って何。


 


 「気を取り直して、容子(まさこ)のレベル確認だ」


 私よりWKTKしている宥子(ひろこ)


 


---------STATUS---------


名前:未設定(琴陵(ことおか)容子(まさこ)

種族:人族

レベル:40

年齢:35歳

体力:8→156

魔力:11→263

筋力:5→91

防御:6→78

知能:20→123

速度:1→53

運 :10→70


■装備:カーキーのカットシャツ・黒のパンツ・スニーカー

■スキル:料理50・裁縫50・鍛冶42

■ギフト:なし

■称号:なし→蜂殺し

■加護:須佐之男命・櫛稲田姫命

■ボーナスポイント:14596pt


---


 運、低っ。


 レベル40で70。


 スライム以下の予感しかしない。


 


 「まず名前変更。あと隠蔽Ⅶまで取得」


 ポチポチ操作する宥子(ひろこ)


 「欲しいスキルは?」


 待ってました。


 「神聖魔法、宝飾細工職人、水魔法!」


 自分好みの装備を作り、ピカピカに磨き、長持ちさせる。


 夢が広がる。


 「細工師ある。あと神祓師・巫女・神官」


 即答。


 「細工師・神官でよろ!」


 「OK。索敵・生活魔法・神聖魔法も取るね」


 神聖魔法は聖魔法の上位。


 回復も攻撃も出来る万能型。


 最高じゃないか。


 ボーナスポイントがみるみる減り、残り53pt。


 


---------STATUS---------


名前:マサコ(琴陵(ことおか)容子(まさこ)

種族:人族

レベル:40

年齢:18歳[25歳]

体力:156

魔力:263

筋力:91

防御:78

知能:123

速度:53

運 :70


■装備:カーキーのカットシャツ・黒のパンツ・スニーカー

■スキル:料理50・裁縫50・鍛冶42・射撃Ⅴ・神聖魔法Ⅰ・神官Ⅰ・生活魔法Ⅰ・索敵Ⅰ[Ⅴ]・隠蔽Ⅱ[Ⅶ]・隠密[Ⅶ]・魔力操作Ⅰ

■ギフト:なし[アイテムボックス共有化]

■称号:蜂殺し

■加護:なし[須佐之男命・櫛稲田姫命]

[■ボーナスポイント:153pt]


---


 射撃Ⅴ。


 これでノーコン卒業である。


 


 「教皇まで上げるつもり。それに神聖魔法あれば蘇生やエリアヒールも使えるし」


 私の野望に、宥子(ひろこ)は何言ってんだコイツ顔。


 そしてサクラの確認へ。


 


---------STATUS---------


名前:サクラ

種族:ヒールスライム

レベル:53

年齢:0歳

体力:1→201

魔力:30→488

筋力:1→51

知能:1→108

速度:1→259

幸運:100→1200


■スキル:聖属性魔法Ⅳ・念話Ⅰ

■ギフト:なし[アイテムボックス共有化]

■称号:レンの従魔・癒しのマスコット

■加護:須佐之男命・櫛稲田姫命

[■ボーナスポイント:54871pt]


---


 「マジかる↑ぅ↓」


 「ぶふぉっ!」


 私絶叫。

 宥子(ひろこ)茶吹く。


 レベル53。

 運1200。


 ……スライムに負けた。


 人間として敗北感。


 


 「念話便利かも」


 即取得。


 <容子(まさこ)・サクラ聞こえたら手上げて>


 サクラ触手。

 私右手。


 頭に直接響く声。


 おぉぉぉ!


 <りょ>

 <はぁい>


 ゴツン。


 「ふざけるな」


 DVである。


 


 「よし、村を目指すよ! あと容子(まさこ)! 玉半分消えてるからね!」


 「射撃スキル取ったし無駄遣いしない! 三分の一切ったら地球戻って注文!」


 「その時、時差確認しないとね」


 サイエス1時間=地球3時間。


 ティムで共有されているのか。


 祈るしかない。


 


 こうして私たちは立ち上がる。


 蜂殺しの称号を引っ提げて。


 次なる目的地、村へ。


 金策とレベル上げと――


 野望を胸に抱きながら。


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