屋台を開くぞ!③
ちょ、ちょっと待って待って!私はエルフじゃないってば
「嘘をつくな!そんな耳をしてるのはエルフしかいないぞ!」
外見は似てるっぽいけど、あんな野蛮人共と一緒にしないで!
私の名前はヴェルデ、ヴェルデ・ユグドラシルっていうのよ
ユグドラシルの名を持つってどういうことか貴方達にもわかるでしょ?
それを聞いた人達がガヤガヤ騒がしくなる
「お、おい、ユグドラシルって名乗ったぞ」
「ユグドラシル様の名を名乗れるってことはあの人は…」
「とりあえず槍は下ろせ」
そして恐る恐る
「貴女様はユグドラシル様なのでしょうか?」
そう聞いてきた
まあ誤解は解けたっぽいのでそれは良かったんだけど、今度はユグドラシル様て…そりゃお母さんはすごいんだろう、でも私はどうなんだ?別に偉くないんだけどな〜
私は貴方達のいうユグドラシルの子供だからお母さんみたいに偉いわけじゃないよ、だから様とかやめてヴェルデと呼んでください
「いやいや、ユグドラシル様の御子様に対してそんな無礼な真似など…」
ああ、しくじったというか甘かった
まさかここまでかしこまられるとは思ってなかったよ
この辺だとお母さんのお膝元みたいなもんだものね
信仰心みたいなのも強いのか
エルフ共と一緒にされたくなくて名乗ったけど、これは注意が必要だわ
おバカな貴族とかも寄ってきそうだし、勘違いバカにはヨノメラをぶち込むけど
まずは気を取り直して
皆さんエルフに対してすごい警戒されてましたけど、あいつら何か無体を働いたりしてるんでしょうか?
「ああ、ヤツらはユグドラシル様の守護者などと偉ぶり、我々のような者から衣類や食料を奪っていくのです」
「年寄りや女子供にも手を上げたり疫病神のような存在なのです」
うーん、予想以上のクズオブクズだったわ




