表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
英雄は終わりを求めて旅に出る 〜死を追い求めし世界最強の冒険録〜  作者: 了静


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3/25

02 お父さんの力

 食事を楽しむ中、アベルさんが聞いてきた。


「お前、お父さんの称号は知ってるのか」

「はい、〈英雄〉ですよね」


 そう、僕の父、ガイル・アリオスの称号は、『英雄』。


 人類の唯一の守護者と呼ばれる『英雄』は、その名の通り人類の英雄となるにふさわしいような、とんでもないスキルを持っているらしい。まじかっけぇ。


「聖紋は、親子で似通うことが多いらしいからな、お前はいったいどうなるのか、楽しみで仕方ねえな」

「. . .はいっ」


 (お父さんが『英雄』なら、俺はどんなすごい称号になるんだろうか. . .いや、期待のしすぎはよくないな)


 そんな心配をよそに、当の本人はというとーーーー


「おうい、もう一杯もらってもいいかぁ」

「飲みすぎですよ、あなた」

「ふぎゃぁ!いだいいたい、わかった悪かったから、耳を、耳を引っ張らないでくれ、エリオ!」


 . . . . .この人は本当に英雄なのか?そんな疑問が脳裏をよぎる事もある。それくらい、僕の前では「普通の父」としてふるまっているということなのだろうか?


 前世での〈英雄〉の像がどんどんくずれていくけど、その分、優しくて、とても人間味のある、最高のお父さんだ。




 ▽




「あぁ、楽しかった」


 賑やかな誕生会が終わり、お母さんと俺以外はみんな寝てしまい、いつもの静けさが戻ってきた。


 俺は手持ち無沙汰から、片付けを手伝いに台所へと向かった。


「お母さん、」

「もう遅いから、早く寝なさい」

「. . 僕も、手伝っていい?」

「ダメっ、明日は早いんだから、ほら早く」


 そう、今日誕生日を迎えた僕には、明日聖紋の儀が待っている。


 気になってあんまり寝れないんだけどな。正直、二人まで一緒に行くことになるとは思わなかった。


ーーーー数時間前


 「てか、明日の儀って、俺らも行っていいんだよな?」


アベルさんが聞いてきた。


 「ああ、もちろんいいぞ」


それに、()()()()()答えた。


 「えぇぇ?!」

 「何だ?何かダメなことでもあるのか?」

 「いやぁ、別に・・・」


おい、今のは俺が答えるところじゃなかったか?横取りされたし、しかもなんかOKされたんですけど!?俺、まだOK出してないんですけど!?何で行くの確定みたいな雰囲気してるんだよ・・・


 「それは楽しみですねっ」


ノ、ノアさんまでぇ?これはもう、俺に拒否権は無さそうだな。とほほぉ、、ーーーーーー




「うん、分かった。おやすみ」

「おやすみなさい」


 期待と不安が頭をよぎる中、高鳴る鼓動を抑え、無理やり瞳を閉じた。

読んで頂き本当にありがとうございました。


少しでも「続きが気になる!」「おもしろかった!」と思った方は、ぜひ〈ブックマーク登録〉、そして☆☆☆☆★でも構わないので↓の評価をして頂けると、すっっっごくうれしいです。


ぜひお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ