過去改変作戦(開始)
めいちゃんも能力者だったみたいで、その能力は過去に戻る?力みたい。私はこれを聞いたとき、母と蝉時雨さんを助けられると思った。この事を2人に話すとめいちゃんはやや不安そうに頷いてくれた。才子ちゃんは作戦を考えてくれた。
作戦は、蝉時雨さんの死亡した1日前に戻り、才子ちゃんに未来から来たこととこの作戦について話す。そうすれば、私は必ず信じて助けるために行動する。と言っていた。
「頑張ってね」
「う、うん」
戻ってきた、今は17時位。日付は大丈夫、しっかり予定通り。私は身支度を済ませて家を出た。
家凄く大きい。というかインターホンがない。どうしよう、しばらく玄関の前で居ると家から真戸さんが出てきた。
「君、何か用かな?」
私は慌てつつも、しっかりと作戦のことを伝えた。すると、しばらく考えた後笑い出し、こう言った。
「なるほど、事情は分かったよ。一旦中に入って。」
「お、お邪魔します。」
他人の家に入るのなんてお正月振り。
「ここで少し待ってて」
真戸さんの部屋かな、娯楽があんまりない…親御さん厳しい方なのかな?
タッタッタッタッ
真戸さんかな?
「真戸さ…ん?」
の弟さん?
「耳良いんだね、足音立てないように来たのに」
それってどういう………
「このヨーヨーね、凄く切れ味がよくて岩とかでも切れちゃうんだ。人間なんて、簡単に切り刻めると思わない?」
私は飛んできたヨーヨーで手を浅く切られながら、窓を割って飛び降りた。
「ここ、3階だ…」
死ぬ…?あれ、平気だ。とにかく逃げなきゃ