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オレンジの 陽の中で  作者: 伊集院 大和
9/12

蔵の籠から





朝早くから パッカードを出す 祖父


玄関で靴を履く 大伯父


服を選んでる祖母



◯◯ 早くしないと出発するよ 大伯父


ちょっとまって兄さん という 祖母


パッカードの隣でハイライトを吸う 祖父



玄関で 靴を履いている 祖母


玄関の扉を開けて待っている 大伯父



途中で お腹が空いたらこれを食べなさい

といい 銀杏と蜜柑を渡す 妻


朝刊を読みながら 気を付けて行くんだぞ

と 朝刊から目を離さない 曽祖父



祖母が 玄関から外に出たので

扉を閉める 大伯父



外には パッカードの扉を開けて待っている 祖父



大伯父と祖母が乗ったので 扉を閉める 祖父




シートにもたれて 軽く背伸びをする

大伯父と祖母



じゃぁ ◯◯に向けて出発するよ という 祖父



パッカードのエンジン音が 遠くに過ぎていく













昼の12時頃 山を越え 川を越え

左側に 屋敷が 見え始める


道なりに 進み 屋敷が 近づく



屋敷の蔵の前に 白衣を着た人を見つける




あの人は誰と 大伯父に聞く 祖父と祖母



あぁあの人は 従兄弟だよ という祖父

年齢は20歳ぐらい離れてるけど

正月前に 帰ってきたんじゃないか? と言う 大伯父



蔵の鍵を 開けて中に入っていく 従兄弟



パッカードを停め びっくりさせようと

蔵に近づく 3人


足音を立てないように 近づく3人


全く 3人に気付かず 蔵の中に籠を見つけ

籠 を 開けた 従兄弟



蔵の中の 従兄弟に 忍び寄る3人


あぁったぞぉーーと 大きな声で言う 従兄弟


その声に 驚いた 3人は 心臓がドキドキしている


籠の中にあった 家系図を捲っている 従兄弟



それは 何かと 見に行こうとする 3人



おっ 丁度いい所に来た

ちょっと見て見なさいと 言う 従兄弟


あの墓に書いてある戒名が この系図にも

書いてあるのがわかるか という 従兄弟


なんでここにあるんだと 思っている 大伯父


凄く興味を持った 祖父と祖母



この系図に書いてある年号と

書いてある言葉が 分かれば

系図の先祖の時代に 何があったのか

判明するかもしれない という 従兄弟


この系図に書いてある名前は もしかして

武将の名前じゃないのか という 祖父


なんで分かるのかという顔をする 大伯父と従兄弟


だってここに書いてある名前は

あの島津と繋がっている証拠じゃないのか と

祖父が 曽祖父から聞いていた

戊辰戦争前後の話をする


その話に さらに驚く 3人


参勤交代の頃に 富山から西郷どんに着いていき

梅北の高祖父が宮崎に来た経緯を話す 祖父



それで 憲兵の家なんだと 納得した大伯父と祖母


この系図 何処で調べようかと考えている 従兄弟


一旦 屋敷に入ろうと言う 従兄弟


従兄弟を先頭に屋敷に入る 3人






この後 何かが 判明するかもしれない と

期待している 4人




光り輝く太陽が 眩しい 午後でした。



















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