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オレンジの 陽の中で  作者: 伊集院 大和
8/12

満月の夜空



太陽の沈む 夕方に 3人は祖父の実家の梅北へ到着


大伯父が先にパッカードを降り

祖母が降りてからドアを閉め


祖父は パッカードを車庫に直しに行く



祖父が門前まで来るのを待ってから

3人は 門の横の扉から 玄関前まで歩く


そんなに広くはないが 鯉が泳ぐ池もある屋敷で

池が見える 縁側の方へ行き

3人は 縁側に座る


祖父は 胸ポケットから 好きなハイライトを出し

マッチで ハイライトに火を着ける


祖父は 大伯父にハイライトを1本どうかと勧めるが

私は 煙草は合わないからと 断った


祖母が ◯◯から持って来た蜜柑箱の中から

蜜柑を3つ4つ 取り出し 2人に渡した


そして 玄関前まで行き 家の中にいる

曽祖父とその妻に

玄関前から ただいまぁーと 声を掛ける


曽祖父と妻が玄関まで出て来て

祖母と3人で 縁側の方まで歩く


曽祖父が 初めてみた軍服の大伯父を見て

2人の顔が似ているので 驚いた顔をした


曽祖父と祖母が 早く中へ入りなさいと 言う


じゃあ中へ入ろうか と祖父が言う


祖父の後を着いて大伯父と祖母も家の中へ入り


祖父は シャツを着替え また手拭いを首からさげて

火鉢のある部屋へ 入る


大伯父と曽祖父が向い合せで座り

祖父が右奥側へ座る


お茶と菓子 そして蜜柑を用意してる 妻と祖母


5人が 火鉢のある部屋に集まり

戦争から帰ってきていきなりだが

今後2人はどうしたいのか? と 大伯父が言う


祖父と祖母は 何だか照れた様子だった


曽祖父と妻が 貴方達お似合いだから

兄も含めて ここでも良い 別に家を建ててもいいから

こっちで暮らしたらどうだ と言う話に進んだ


大伯父は 1度向こうの親戚にも話をしなければ

答えが出せないといい

祖父に また明日 ◯◯へ行ってくれないかと言う


その夜 梅北の方では 焼酎や鯛が晩御飯に並び

婚前祝となった。





めでたい 24日の 夜であった






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