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戦場を駆け抜けたピアニスト
大伯父は あの日以降
教師兼 ピアニストとしての道を歩み始め
自ら作った曲を合唱団に作曲 提供をし
自身が卒業をした東京音楽学校へ
出向いたりと 忙しい日々を過ごした
一方 祖父の方は 豆腐を販売する仕事も
軌道に乗り始めたが
手伝いをしていた 車の修理兼販売を
九州、その他の地域でも始めた
その後 関西に出てきて
タクシーの運転手や
大型バスを運転するまでになった
2人はそうして 別々の道を歩むが
その後 再び再会する事になるとは
この当時は想いもしなかったのである
1小節 〜完〜