あーショック!
帰宅途中の3人の女子高生を襲った事故。救急病院に運び込まれた3人の運命は・・・
気がついたら、そこは病室のベッドの様でした。
「あーよかった。気がついたのね。」目の前でお母さんが泣いてました。
「私、どうなったの?」体のあちこちが痛みが少しありました。特に腰が痛かったです。
「2晩眠ったままだったのよ。先生は、容体は安定してるから、後は目を覚ますのを待つだけだって言ってたけど、心配したのよ。」確か金曜の夜の事故だから、今は日曜なんだ。
「腰痛いんだけど、折れてるのかな?」
「圧迫骨折したの。でも大丈夫、時間は少しかかるけど、ちゃんと元通り歩ける様になるし、後遺症とかもないって。」
「え、じゃあしばらく歩けないの。」ショックでした。
「ちょっと待って、今お父さん呼ぶから。お父さん心配してるのよ。」
「お父さん、今どこにいるの?」
「昨夜一旦家に帰ったけど、連絡したらすぐ来ると思うわよ。車だと2、3分の距離だから。」
「じゃあ、ちょっと待って。トイレ済ませてからにして。」
「分かった。どっちがしたいの?」その問いの意味するものは私には残酷なものでした。もしかして
と少し覚悟したけど、やっぱり嫌でした。でもそれより、お父さんが来るまでに済まさないと大変なので、覚悟決めて、赤ん坊の頃以来、お母さんの世話になりました。
「ごめんね、こんな世話かけて。」
「何言ってるの。親子じゃない。鈴葉を育てたのはお母さんなのよ。それと、介護士の免許も伊達ではないことが分かったでしょ。」
「そうだね。ねえ、ところで一緒に乗ってた友達はどうなったの?」
「一人は軽傷で済んだみたいだけど、もう一人は意識不明の重体ですって。」それを聞いて、私は凄く混乱しました。事故のせいか、記憶がはっきりしません。何かひっかかったんですが、兎に角今は重体になった友達のことが心配です。後ろの座席から飛び出して、フロントガラスを破って外に放り出された彼女のことが気になりました。
「重体なのは、摩耶なの?」
「ごめん、名前は憶えてないの。軽傷で済んだのは、薩摩凛ちゃんなんだけど。お母さんは、私の高校の友達をあまり知りませんでしたが、凛のことだけはよく知ってました。
「凛はどうしてるのかな?」
「さあ、どうしてるかまでは分からないわね。」
「病院の中って、携帯かけちゃいけないんだっけ?」
「うん、御使用はご遠慮下さいになってるわね。だから、外出てお父さんに連絡しようと思うんだけど、ちょっと行って来ていい?」
「そっか、分かったよ。じゃあ行って来て。あ、それなら、私の携帯ある?事故で壊れた?」
「壊れはしてないけど、病院ではどうせ使えないから、お父さんに家に持って帰ってもらったの。」
「じゃあ、お父さんに頼んで。住所碌から、友達、凛を探して、鈴葉が気がついたから会いたがってるって、メールして欲しいんだ。」
「分かった。」お母さんが一旦病室を出てから、お父さんと一緒に戻って来るまでほんの10分ほどだった。私は一人娘なので、もうお父さんもくちゃくちゃの顔して泣いてました。
次回は”5つの噂”です。




