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続編 2人の距離 切ない夕陽 2

切ない夕陽の後編です。綾音の気持ちをテーマにした作品です。よかったら読んでみて下さい。

 夕陽が水平線に沈む頃…


 綾音は、梓と別れ一人寂しく歩いていた。


 歩いてくにつれて、空も薄暗く…。


 気づいたら、いつも楓と一緒に話していたベンチ…。


 綾音は、このベンチに一人で座っていた。


 海の匂い…、波の音…、ココって良い場所だったなぁ…。


 ぁ…。夜空キレイ…。


 楓と、星空見たなぁ…。


 空いっぱいに星が広がってて…。


 そぅぃぇば、中学の時、楓と優希と真田君と海行ったなぁ。真田君、優希におもいっきり叩かれて…。クスッ。


 真田君、優希にゆぅちゃんゆぅちゃんって言われててちょっと照れてたなぁ…。


 そぅだぁ、花火だったんだぁ!楓と真田君!屋台で勝負って…。楓、全然勝てなくて…。クスッ。

 でも、チョコバナナの時は、ちょっと照れちゃったなぁ…。


 その後、真田君と優希、付き合う事になったんだょね。


 あと、お花見…。


“ぁゃちゃん?2人も付き合っちゃえば…”


 ふと、優希の言葉を思い出した…。




 優希?綾音、どうしたらいいかなぁ…。


 優希…。優希…




 綾音辛ぃょ?辛ぃんだょ!何で、こんな時にいてくれないの?



『優希ぃ…。』



 綾音は、泣きながら海に向かって叫んでいた…。


 ぁ…、ごめんね。優希に、こんな事言ってもしょうがないよね…。



 ぁゃちゃん…、信じてあげなょ…



 ぇ…。



 今…。優希?



 不思議と、優希の声が聞こえた気がした…。


 優希、ぁ…、ありが…とぅ……ねっ…。綾音を…グスッ…見守っ…ててね…グスッ。



 綾音は、優希と共に、思い出のベンチでおもいきり泣いた。


 綾音は、優希に“また、来るね”と…



 夜空を見ながら歩き始めた…。



 ふと、気づいたら…。楓のお家の前にいた。なんでだろ…。誰かに招かれるかのように…。


 ……。


 ココにいれば、楓に逢える気がしていた…。


 綾音は、楓のお家の前で座って待っていた…。


 タッタッタッ…


 すると…。遠くから走ってくる足音が…。


 …楓。


 汗びっしょりの楓が…、綾音の目の前にいた…。


 楓を見た瞬間…。大粒の涙が…、こぼれ落ちた。


『綾音!ごめん。』


 楓は、深々と綾音に頭を下げた…


 楓…、そんなに汗かいて…。綾音の事を?


 楓が頭を上げた時…!


 綾音は、無意識のうちに楓にキスをしていた…。




 ぁ…。



 恥ずかしぃ…


 綾音は、その場から走って離れた…。

    ・

    ・

    ・


 でも…。


 楓は、あの女の人と…。


 不安な気持ちは変わらなかった…。


 ただ、楓が綾音の事を必死で探してたのは、凄く伝わってきた綾音だった。


 っと、考えて…眠れずにいた綾音でした…。



 …楓と“キス”しちゃったぁ…。キャッ。やっぱり寝れないようです。



 後で思いました。多分、楓のお家に招いたのは、優希。


 優希のおかげで少し不安な気持ちが薄れた気がしました…。



 ありがとね!優希…



続編 2人の距離     切ない夕陽 2 完

読んで頂きまして有難う御座います。思い出に浸る綾音。優希に対する思いが優希を蘇らせたのかも…。楓の感じた事と綾音が感じた事が違うのが…。また、次作も、宜しくお願いします。有難う御座いました。

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