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続編 2人の距離 綾音編

最近、バイトが忙しい2人。逢う時間がなくなって初めて気づく事、そして、口で伝えなきゃ伝わらない事。この作品はそんな内容を書いたものです。よかったら読んでみて下さい。

 ぁ。雨…。やだなぁ…


 そう言えば、最近、楓とゆっくり話してないなぁ…。

 朝、そんな事を考えながら登校した。


『おはょ!梓。』


『ぁ!綾音、おはょ。』


『あれ?どしたん?悩みありって顔してるょ?』


 相変わらず鋭ぃ…。


 綾音は、まだ、楓の事を考えていた。


『三神君の事?ケンカした?』


『ケンカとかじゃないんょ…。楓も綾音もバイト始めたじゃん?考えたら、最近あまり話してない気がして…。ちょっと不安って言うか…。』


『恋の悩みですかぁ…。私は、三神君の事、あんま知らないけど、綾音は三神君の事わかってるんじゃん?信用出来る出来ないは、綾音が一番わかってるんじゃないかなぁ…。今は、バイト始めてなれてないから余裕なぃんかもょ?』


 ん〜。……。


『それょり、そんなに好きなのに付き合ってないのが不思議だょねぇ。学校7不思議の一つだょ。あははっ。』


 楓と綾音は、カップル的な事をしていながら、カップルじゃない関係…。不思議な関係なんです。


 キーンコーン

  カーンコーン♪


『お!おはよお!はぁ、はぁ…。疲れたぁ。ぉぅ、綾音おはょ!祐也!おっす。』


『おっす!楓さぁ…。今度………。』


 毎朝声はかけてくるけど…。すぐ真田君のとこ行ってお店の話ばっか…。


 バイトなんかやらなきゃよかった…。


 楓が休みの時は、綾音がバイト。綾音が休みの時は…。楓は休みの日も行くから……、全然遊べなぃ…。


 昔みたいに一緒に帰りたい…。海とか買い物とか行きたい…。


 ワガママって言われてもぃぃ。ただ、一緒にいたい…。


 楓?ちゃんとつかまえててょ…。じゃないと、綾音の気持ち、どっか行っちゃうょ……。



 突然、雨の勢いが強まった…。まるで、楓に対する綾音の気持ちのようだった…。




 このまま…すれ違い…か……。



 授業が始まり…



 コッ!コッ!


 ん?何だろ!消しゴム?


 後ろから。消しゴムのちぎったヤツを誰かとばしてる?綾音に…。


 綾音は、後ろを手鏡で見てみた…。真田君だった。


 口パクで、“て”“が”“み”手紙?そして、手でグルグルして…、真田君は眠りについた…。はぁ…。


 ちゃんと、手紙まわって来ましたぁ。クスッ。



〜・〜・〜・〜・〜・〜


“どぅした?朝から幽霊みたいな顔しやがって、俺は、雨の日が大嫌いなんだょ!これ以上、嫌な思いさせんなょ!雨の勢いが…。変な事、考えたくないから寝る!何かあったら言えょ!加藤が、暗ぃ時は決まってるからな。わかったな!”


 カッコぃぃ祐也様ょり


Ps!(プレステじゃねぇ!)←タンメン調で… 楓はバカなりぃ!心が一直線だからょ!


〜・〜・〜・〜・〜・〜


 あまり、気にしないようにしょ…。

信じてるょ?楓…。


『ん?どした?綾音…!何で、泣いてんだょ!』小声で…


『何でもなぃ!前見てなさぃょ!』


 気づいたら涙が…。急いで拭いた。


『なんだょぉ…。』


『こら!三神!ちゃんと聞いてなさい!』


『はぃ!』


 ほら怒られたぁ…。でも、いつもの楓だった…。変わらない楓だったょ…。たった、一言!今、その一言で楽になりました。考えすぎなのかもしれません。でも、何も言ってなぃのに…、何で後ろ振り返ったんだろぉ…。


 ちょっと不思議な出来事でした。


続編 2人の距離         綾音編 続

読んで頂きまして有難う御座います。言わなきゃわからないんですかね?言わなくたってわかって欲しいとか、たまに、ありますよね?

まだまだ、続きありますので、また、宜しくお願いします。有難う御座いました。

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