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続編 2人の距離 綾音編

今回の作品は、綾音編。楓と綾音、同時刻で流れたお話です。良かったら読んでみて下さい。

『いらっしゃぃませぇ。にっ!』


 綾音です。学校終わって、今、コンビニでバイトしてます。


 夕方から夜にかけて大変です…。


『ピッ、ピッ、320円になります。にっ。』


 ね?ちゃんと出来るでしょ?


 でも、5時から9時までだからぁ…4時間かぁ…。疲れるぅ。携帯、携帯!頑張るぞっ!


『おはょ!綾音ちゃん、頑張ってるねぇ。今日も、宜しくね。』


『こんにちは、こちらこそ、宜しくお願いします。にっ。』


 何で、いつも、“おはょ”何だろぉ…。ぁ!バイトの先輩で、相川秀楓あいかわしゅうかさん。男ですょ?綾音が始めてから色々と教えてくれた先輩です。背が高くて、大人っぽい大学生だそぅです。


『疲れたでしょ?何か暇っぽくなってきたから少し休んだら?なれるまでは無理しないでいいから。ね。』


 凄く気を使う人で、大人で、優しくて…楓とは、全然違うタイプ…。楓の方が綾音はいいけどね。なんちゃって…。にっ。

 棚に、商品、食べ物、雑誌…。キレイにっ!


 綾音は、仕事をする事が初めてだったせいか、口ではブツブツ言いながらも結構、楽しんでやっていた。


『綾音ちゃんは、いつも真面目だね。頑張り屋さんなんだね。ニコッ。』


『そんな事…。でも、楽しぃです。にっ!』


『笑顔、可愛いし見てて気持ちいいよ。』


 可愛ぃって言われちゃったぁ。楓なんか“可愛ぃ”なんて言ってくれないしぃ…。


『綾音ちゃんは、彼氏とかいるの?』


『ぇ?いなぃですょぉ…。綾音は、全然もてなぃんですょぉ…。』はぁ…。


『そうなんだ。もったいないな、こんなに可愛いのに…。周りの男は、見る目ないんだな!ニコッ。俺がタメだったら速攻だね。にっ。』


 相川さん、凄い大人に感じた…。“可愛い”とか普通に言っちゃうし…。でも…。




『んじゃ、お疲れ様です。お先、失礼します。』


『お疲れ様。ニコッ。またね。』


 今まで、楓、祐也と、同じ年の男性としか話した事のない綾音。大人の男性と話すとゆう事はなんだか新鮮な感じだった…。



 楓。まだ、バイトかなぁ…。


 なんか、無性に逢いたくなった…。声が聞きたくなった…。



 楓…。



続編 2人の距離         綾音編 続

読んで頂きまして有難う御座います。綾音にもちょっとした出会いが…。お互いが会ってない時の出来事。まだまだ続きますので宜しくお願いします。有難う御座いました。

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