劇場版3
夕暮れの鏡ヶ浦海岸。キッチンカーに備え付けられた折りたたみ式テーブルを間に美山涼と千鶴が座っていた。
「えっ、鏡ヶ浦リゾートに妖魔ウミボウズの封印が!?」
シノビレンジャーによって知らされた事実に涼は驚いた!
「えぇ……あなたたちは知らなかったかもしれないけど、この鏡ヶ浦海岸リゾートには妖魔ウミボウズが封印されている祠が存在するの」
「わざわざ巻物とは別に封印されている妖魔なんて解放されたら危ないんじゃないんですか?」
涼は妖魔ウミボウズの力を不安視した。
「そうよ……妖魔ウミボウズは強力な妖魔。封印が解けたら大変なことになるわ。だからシノビレンジャーが監視しているの」
千鶴は妖魔ウミボウズの危険性をカゲレンジャーを告げた。
「そうか……ハメツ・シャドーギルドは妖魔ウミボウズの封印を解いて我が物にするつもりなんだ」
東雲侑はハメツ・シャドーギルドの目的を推測した。
「これはなんとしてもハメツ・シャドーギルドを止めないとな」
柳川早生はハメツ・シャドーギルドの野望を止めることを強く決意した!
「ところで妖魔ウミボウズが封印されている祠は鏡ヶ浦のどこにあるんですか?」
「……実は鏡ヶ浦海岸のリゾート開発が進んでいて祠の場所がわからなくなってしまったの」
「それじゃ駄目じゃないですか!?」
「忍者の重鎮たちが作った地図は今ではもう役立たずよ」
千鶴は時間の流れの残酷さを嘆いた!
「まずは妖魔ウミボウズが封印されている祠を探すところから始めないとね」
東雲侑は楽しそうに呟いた!




