劇場版DLC3
ひょんなことからたこ焼きカフェのシフトチェンジを行った美山涼は玄関前に立ち、たこ焼きカフェのチラシをポスティングしていた。
「ポスティングするときは営業スマイル……よい営業スマイルはたこ焼きカフェに客が来る」
美山涼は自分に言い聞かせてポスティングを行っていた。
「……たこ焼きカフェだって。後で行ってみようかな」
たこ焼きカフェのチラシを読んで興味深そうな表情を浮かべた女子中学生は江坂国際校内に消えていった!
「中学時代を思い出すわね……」
涼は中学時代のことを思い出して微笑んでいた。一年前に中学を卒業したから記憶が鮮明だった。
「……涼ちゃん。チラシのポスティングはもういいから教室に戻ってきて」
「……ッ!」
クラスメイトから声をかけられて涼は現実に引き戻された!
「何か考え事してたの?」
「……中学時代のことを思い出していたの」
クラスメイトの質問に涼は少し赤面しながら答えた。
◆◆◆◆◆
白雪亜夢は自分のクラスの出し物に精を出していた。
「フンフンフフーン……パンケーキ」
亜夢のクラスの出し物はパンケーキ屋だ。パンケーキを手慣れた様子で焼いていく亜夢。
すると教室の片隅で物音がした。
「何の音だろう?」
涼はパンケーキを焼く作業を一時中止して物音がした方向に向かっていき、教室の床に落ちているものを何気なく拾ってみた。
「……これは手鏡?」
それは何の変哲もない手鏡だった。亜夢は手鏡を机の上に置くと、そのままパンケーキを焼く作業に戻った。
「……」
手鏡の鏡面から一瞬妖魔の姿が映ったが亜夢がそのことに気づかなかった。




