捏造の王国 その65 ニホン国責任問題、こんなになったのは誰のせい?
新型肺炎ウイルスの流行が収まりきらないニホン国。さて、その責任は誰にあるのか、死去したばかりのイシバラ氏を筆頭にジコウ党の面々からマスメディアまで地獄の書記官と奪衣婆の判定は続き…
ニホン国では二月にはいり、旧暦での新年も重なるが、めでたくもない新型肺炎ウイルスの猛威6回目だかで、てんやわんや。未だロクな対策も打てず、検査キットすら確保できない政府と最初から間違えてたオンミ会長が仕切る対策分科会が迷走するなか、ここ地獄の入り口、三途の河にもイヤーな影響が出始めていた。
「はあ、死者が増大、地獄に来るのも増えて忙しいったらありゃしないねえ、まったく」
とつぶやくのは久方ぶりの登場の奪衣婆。
「ああ、まったく、アベノだの、ガースだの、キジダダだの、ろくでもないトップのせいか、ホント死者が多くなったねえ」
「大変ですねえ、奪衣婆さん」
「なんだ、地獄の書記官さんか。今日はキジダダ総理に貼り付いてないでいいのかい?」
「それが、ですね。もう、あちこちで死者が増えつづけてますけどお、ニホンでの罪人というか、誰に一番責任があるかの事前調査をすべきではと」
「あ、そういえば、そうだねえ。ジコウ党とかメイジの党とか、自分は税金を払うの嫌だし行政の恩恵を受けたいけど、社員だの下の人には恩恵はうけさせずに搾り取る派遣会社の社長ダケナカ・ヘイゾウとか、盗作疑惑に史実まるで無視作品連発のモモタンとか、あーだこーだいって偽署名問題から逃げた整形外科医ダカスとか、査読論文ゼロで書いた論文掲載誌も?がつくくせにエラソーに断言する自称国際政治学者ヨツウラ・ハリとか。アベノやらその取り巻きの犯罪を隠蔽、捜査妨害しまくった検察トップ…」
「奪衣婆さん、その辺にしてください。長すぎて読者が読んでくれなくなります。まあ実際それぐらいいるんですけどね。」
「ホント、たくさんいるよねえ。あの政府とか、関係者。そろそろ大物もきそうだよねえ。サンカイとかヤバいし。あ、例のイシバラ・ヘンタロウだかももうすぐ来るらしいけど」
「ああ、都知事だった。国際大運動大会とか、領土問題とか後々の禍になったことの始まりでしたの、あの人ですね。ま、息子とかもろくでもないですけど、無事、去年の選挙では落ちましたが、それまでの余罪がありますし」
「死んだばかりだから、ここに来るまでも少し間があるけどね。一言どころか、さっそく刑をと、亡者だの獄卒だのが、待ち構えてんだよね。若いころの過ちとかもあるから、結構すごい事になりそうだけどね」
「ああ、また私の仕事が増えるんですね。同僚も増やしてほしいものですが。ニホン国の現世では教員だの、医療従事者だのが不足してても補充されないそうだし、無理なんでしょうかねえ」
「私らは特殊技能というか、なかなかできるのがいないからねえ。それに一応一人っていう認識らしいから。ま、いろいろ大変だろうけど、頑張ってよ、書記官さん。で、どうするんだって?」
「あー、まあ、閻魔大王様と私の仕事を減らすためにも、生前の悪行がどれぐらいの刑罰にあたるかを、あらかじめ予想しておく必要がありましてえ。で、正直、誰に一番責任があると思います、奪衣婆さん?」
「難しいねえ。まずは長期政権で、さんざ嘘つきまくり、モラル破壊しまくったアベノ元総理だけど」
「結局、景気が上がったとかいうのは捏造でしたしねえ。サクラを愛でる会の誤魔化しとか、検察やら官僚のモラルを破壊しまくったとか、責任とるとか言いつつ、責任逃れするとか」
「病気で死にそうになったから、とか仮病つかって辞めたくせにいまだグダグダ言ってるしね。この間も、配るの決めた布マスクは需要がーとかいって、ほとんど忖度した支持者とかしかないみたいだし」
「ああ、ヨツウラ・ハリさんとか種々の報酬の代わりに布マスクもらえばよろしいのではないですかねえ、あの人布マスク擁護派ですし。そうですねえ、アベノさんの罪は重すぎですが、では、ガースさんはどうですかねえ」
「ああ、ガースさんねえ。さんざ忠告してやったんだけどねえ。アベノも相当だけど、ガースも、っていうか、アベノの悪事はガースさんがいなけりゃできなかったんじゃないかねえ。いろいろ後始末とかやってたし。裏工作もねえ。総理になってからもロクでもないし」
「ホットケーキとかで人気取りしてましたけど、結局、新型肺炎ウイルス対策も国際大運動大会開催でいい加減でしたし。直後には蔓延しませんでしたけど、今もかなり酷い状態ですし。あの大会につぎ込んだ人員だの財源だのを困窮者救済やら感染対策にまわせばねえ。他にも気に入らない記者を潰そうとするとか、総理になる前も後も、そういうインケーン工作がお好きなようでしたし」
「なんだよねえ、モリモリカケカケ問題で自殺したアカギギさんとかはアベノとガース、そしてザガワとかいう役人に殺されたようなもんだから、地獄行き免除。煉獄もかわいそうってことで、今、転生とかいろいろ協議中だよ。他にも似たような死に追いやられた人は大勢いるからねえ、地獄行き定義も改訂必要なんじゃない?」
「そこはニホン国政府なんぞと違い我々が柔軟に対応できますから、大丈夫です。しかし現総理キジダダさんはどう思います」
「なんか、ニューキャピタリズムとか、国民の声に耳を傾ける―とかいって、誤魔化してるけどさあ、ひょっとして、あの二人よりも悪いかもって。ほら、アカギギさんの奥さんが真相明らかにしてほしいって裁判起こしたけどさ、いい加減に結審したし。良い人のふりをして、結局アベノたちに忖度してるんだよねえ、世界遺産推薦の話とかさあ」
「サンカイさんとかの影響力は削いだといっても、自分のためですよねえ。ガースさんとはライバルだし、アベノさんにも一物あるし。きちんと国民の声を聞くなら、そもそも給付金をクーポンとかしないし、国会でも、本来なら審議しなきゃだめですよねえ、文書交通費問題とか、国の統計不正問題とか。だいたい今の新型肺炎ウイルスの蔓延状況ではキンキュー事態宣言出してるレベルですしねえ」
「もう、グッチャグチャで国民も呆れムードみたいだね。“なにしろ死んでよかった、ニホン国なんてもうウンザリ。これから異世界に転生できるんですよね”とか言い出す死者が出てくるし。仕方ないから地獄っていうものが何かとかから教えてるよ」
「なんか、余計に仕事増えましたね。ここもある意味異世界ですけど、彼らのいうのはきっとゲームとかライトノベルの“ニホン国のイメージする西洋中世の主人公の男女にやたら都合のいい展開になるお花畑世界”なんですねえ。ホント、頭が花畑ですねえ。なぜかそういう人に限って野党の人とかにお花畑の頭とかいうんですけど」
「逆でしょうよ。ある意味、共産ニッポンとかレイワンとか野党のほうが現実見てるよ、亡くなった支持者とかからすると。まあジコウ党のアソウダ元副総理とかマンガ好きらしいけど、そういうのが好きなのはジコウ党とかメイジの党とか多そうだわ、若者だけでなくオッサンたちも」
「まあ、そうみたいですねえ。裁かれる亡者の中でも、そういうが出てきましたからねえ。ニホン国大好きといいつつ、ロクにニホン国の伝統も知らないもんだから、私たちがどういう存在かも理解してなくて大王様が頭を抱えてましたよ。ああ、実は売国というか売国民のガタヤマ議員とかジコウ党が幅をきかせるとそうなるんですねえ」
「メイジの党のハシゲンもだろ、オーサカ市長やってるマツイダとか。マツイダは結構罪犯してるからねえ、シャレにならないやつ。あいつのせいで死んだ女性とか、きたらどういう目にあわせてやろうか、ウイルスに罹って早く来いとか、毎日のように言いに来てるんだけど、まだ来ないのかねえ」
「オーサカはかなり酷い状況ですけど、まだのようですね。おそらくメイジの党の方々は自分たちだけは助かろうとするでしょうから、内緒で4回目ワクチンとか打ってそうですけど」
「逆にそれで死期が早まる可能性もあるけどね、自然免疫が総崩れになって。あの連中、そもそも生活習慣病とかかかってそうだし、免疫力もともとなさそうだし。大量に来るかもしれないねえ、普通ならかからないのに罹患して」
「そうなったら、そうなったで、大変です。ハシゲンさんとかマツイダさんも相当罪深いですし」
「作家もどきのモモタンとか、どうしてるんだろうねえ。ダカスさんはガンでそろそろだけど、どうなんの、あの人」
「あの人もねえ、ニホンの堕落を進めた一人ですしねえ。マスコミとかメディアでちやほやされて。ハシゲンさん、モモタンさんとかヨツウラさんもそうですね、マスコミの責任もかなり重いですね」
「そーだよ、野党は与党の不備を批判し正すのが仕事なのに、それがダメだとか言い出したんだから黄泉瓜とか三径新聞とかさあ。黄泉瓜なんて、メイジの党と協力って、もうジャーナリズムなんてもんじゃないって、昭和の新聞記者が愚痴ってたわ」
「マスコミ、特にオーサカのマスメディアがメイジの党を作り出したともいえますしねえ、マスコミ関係者の罪も重いというわけですね」
「政治部とかの記者もだよ、記者クラブとか官邸との仲良しサークル作って、ジャーナリストのふりして自己陶酔してるんだから、ひどいもんだよ。他のフリーの記者とかは締め出しなんだろ、自分らのだらしなさがバレるからねえ」
「そうですねえ、マスコミもひどいですが、それを批判せずに受け入れたほうの責任はどうなるんでしょう?」
「そうなんだよね、無関心な国民にも、だよねえ。ジコウ党の積極的支持者とか支援者とか財界とか、ダケナカとか経済界の連中もそうだけどさ。この状況に声をあげないで、ゲームだのラノベだのネットだの、なんだのに現実逃避して、抗議活動とかしてた人を嘲笑した連中にも大いに責任はあるよねえ」
「抗議してた人を逆に叩くとか、虐待、各種ハラスメントに無関心、目をつぶってた人もですよねえ。いじめた側に甘かったせいで、そういう風潮になったわけで、いじめっ子をきっちり指導しない、加害者を罰し更生させなかったのも遠因ですよねえ」
「私の意見っていうか、言ってることは半分こっちに来ている死者の受け売りってのもあるけど、ホント誰のせいかっていうと難しいわ」
「なんというか、そもそも自分たちの問題として反省して取り組んでこなかったということなんですかねえ、敗戦後から」
「それもそうだけど、それだけじゃないしねえ。やっぱり、為政者とかの責任はあるでしょうよ。そもそも国全体で反省して生まれ変わろうって、本気でジコウ党政府がやってこなかったし」
「うーん、確かに」
「で、結局、どうするの?誰のとこにまず行くの?やっぱキジダダ現総理」
奪衣婆の問いに唸り続ける書記官だが、結論はなかなか出そうにない。
ニホン国の凋落は誰に一番責任があるか?の問題に事前調査の段階から悩まねばならぬ地獄の書記官であった。
どこぞの国では、検査キットの確保もできず、最初から間違えてた人々が、その反省もせずいまだ対策の中枢に残り、さらに迷走しているようですが、いったいどうなるんでしょうかねえ。
GDPはダダ下がり、企業倒産は表向き減っているようですが、借入金の無利子期間終了も迫り、休業実質廃業の隠れ倒産もおおいのではないかと騒がれてる中、いったいどうなるのか、責任は誰がとることになるのでしょうか。