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まりな好きの下克上


てな訳で、俺はこの紅茶好きのひまわり天使と行動する事になった。


単なる白い魂でしかない俺の目的は人間に転生して大好きなまりなに再び会う。それに俺の中の全コスモを燃やそう、、、


あなたってそのまりなちゃん?が大好きなのね。ひまわり天使は俺に呆れる様に問いかけた。


そうさ。俺はまりなが大好きだからこんな白い魂からどうしても人間にならなきゃならないだよ。


まりな好きの下克上って訳ね。、、


私の修行は厳しいけどあなた耐えられる?


え?お前が教えてくれるのかよ?


だからお前って言うな!お前って!


だってひまわり天使って何か呼びづらいし、だいいち長いだろ。


あなたね!私は天使界でも花種のひまわり天使なのよ。天使の中でも上位天使なんだからね。

ひまわりの種があるからこそハムスターも健康に過ごせるんだし、夏にひまわり畑の美少女やゴッホの絵画だってあたしが居なきゃ全てなかったのよ。

無よ。無。

ひまわり天使はマシンガントークで自慢げに話した。



分かったよ。じゃあ、今日からひま天って呼ぶよ。


上位天使のこの私を略して呼ぶなんてナンセンスだけど口論してても始まらない。あなたには時間もない訳だし。仕方ないわね、ひま天そう呼びな。ドクトリーヌじゃないからね。


誰だよ。ドクトリーヌって、、、

ん?ちょっと待てよ。


俺には時間がないってどう言う事だ?今言ったよな?



あなた知らなかったの?あなた白のシーズンが6回目よね?

7回目も白だったら次は魂にさえなれないの。次は消滅だからね。ひま天はニヤリと俺を見て言った。


こ、こいつ天使なんかじゃない!!悪魔なんじゃないのか、、、


そんなルールがあるなんて知らなかった。俺は転生の回数7回で1回がメタリックだったので白は6回目。100万回転生出来るんじゃないのかよ。猫は100万回目で大好きな白い猫と出会ってからそれ以降転生されないんじゃ、、


ヤバい。今回も含め後2回で白を回避しないとその次はない。



あなた独り言が大きすぎてダダ漏れなんですけど、、

さっそく始めるわよ。人間になってまりなちゃんに会いたいんでしょ。私があなたを人間にしてあげる。


どこか力強いひま天の言葉に俺は、あの輝かしいニャン生で大好きなまりなが黄緑色のふかふか絨毯の部屋で美味しそうに楽しそうに紅茶を西洋なマグカップとまりなの飼い猫だった俺のプラスチックの皿に入れてくれて、まりなと一緒に飲んだ、、嗜んだ素敵な出来事を思い出していた。深夜になって人間が寝静まる頃にどこかのお屋敷のキッチンでお鍋やフライパン、フォークにナイフなどが踊り出す舞踏会よりも夢見心地で素敵な思い出。


美味しかったなあ。大好きなまりなと熱々の紅茶。香り豊かな。まりなカモミールって言ってたっけな。舌がピリピリして、とっても熱々の。そう熱々の、、、


俺、その日舌を火傷して、まりなに自転車のカゴに押し込まれ動物病院に行ったんだっだ。



まりな。俺、猫なんで一応猫舌なんですけど、、、










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