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死神とは……

これから毎日1話以上投稿しようと思っています!なにとぞ応援お願いします!



「……」


「うっ……ここは……?」


目を覚ますと俺はとても死神が住んでるとは思えないような綺麗に整理されてる部屋の中で寝ていた。


「やっと気付いたか」


声がする方へ顔を向けるとそこには白い髪の長髪で肌も少し白い神秘的という言葉が似合うような女性がいた。


「あ……あなたは?」


「忘れたの?よく思い出してみて」


そうだ、この声には聞き覚えがある。確か俺は死神の都市の住民たちに人間の魂を食べさせられそうになっていたんだ。


そしたら何者かわからないやつが突然と俺の背後に現れ気が付いたら俺の頭は宙を舞っていて……


「って俺死んでるじゃん! また死んだのかよ! いやでも今はこうして普通に生きてるじゃないか……」


俺は状況が飲み込めなく困惑していた。首を触ってみてもくっついたままで……あれは夢だったのだろうか?


「落ち着いて。夢でもないわよ」


困惑して慌てていた俺を表情1つ変えずに見つめていた。てかさらりとおれの心の中を読むな! と心の中でツッコミをし、冷静さを取り戻す。


「じゃあなんなんですか?」


「私達死神は元から死なないわよ? バカなの?」


まぁなんとなく気付いていた。だって死神だし。


てかなんだこいつ!? 初対面なはずの俺にバカって言ってきたぞ! この世界にはまともに話せる奴がいないのか?


「じゃあ首が吹っ飛んだ俺は不死身だから死ななくて、首は後から勝手にくっついたのか?」


「まぁ、そういうことね」


まぁそういう構造はテンプレでわかりやすくて助かる。てかまてこの声……まさか!?


「まさかお前俺のこと殺した奴じゃないだろうな!?」


するとその女性はニッコリと笑い

「えぇ、そうよ? まぁあんたは死んでないんだから殺したっていう発言は正しくないと思うわよ?」


「……」


さすがは死神だ。殺すことに何のためらいもなく悪ぶれる様子もない。


「ていうか感謝してよね? あんたあのままだったら危ないところだったわよ」


「あの魂を食ったらなんかあるのか?」


あの死神が言うには美味しいらしいが…。


「あんたそんなことも知らないわけ? 今までどうやって生きてきたのよ」


そんなこと言われたってこの世界に来たばかりでわかるわけないじゃないか。


「まぁいいわ。教えてあげる」


「あ、ありがとうございます」


「いい?もしあのままあなたがあの魂を食べていたらもう元の自分ではいられなくなるの」


「な、何でだよ?」


「人間の魂は死神にとってとても美味な食べ物なの」


「た……たべもの?」


死神にとって人間の魂は食べ物なのか!?


「そう。だからその美味しさ故に魂を食べ始めてしまったらもう止められないのよ」


ま、まじかよ? ほんと危なかったわー。まじあんたナイス!


「そして人間の魂は死の時どれだけその魂に苦痛を与えたかによって美味しさが激変する」


だからあの死神はどうすれば悲惨に人間を殺せるか考えていたのか。まぁそれだけが理由じゃないと思うが……。


「人間の殺し方は人間界に行きその対象の人間に耳元で死因をささやくの。

いつ、どこで、だれが、どうやって、どのようにと正確に伝えて殺すこともできる。

そしてその死がその人間の魂に苦痛を与え美味と化すのよ」


俺たち人間はいつもそんな感じで死神達に殺されて食べられていったのかよ……。


「人間達は死神の食料のために何の罪もなく今まで死んでいったのか?」


「いや死神が手を加えなくとも人間は勝手に死んでいくわ。それが人間の世の理だもの」


「だが! 死神に殺された奴はただ死神に食われるために死んでいくんだろう? そんなのあまりにかわいそうじゃないか!」


俺は助けてくれた恩人に対してイライラをぶつけてしまっていた。


「あなた死神なんでしょう? どうして人間にそこまで肩入れしてるのよ」


「そ……それは俺が!」


人間であったことを伝えようとした瞬間突然と目の前に巨大な大男が何もないところから現れた。


「お前らが侵入者か……」


その大男と目があった瞬間今までと比にならないくらいの殺気が放たれ、俺の体はその殺気に全身を覆われて動けなくなってしまっていた。


「ん? お前……人間の匂いがするな」


ば、ばれてしまった! どうなってしまうんだ!?




読んでくださりありがとうございました!感想やアドバイスがありましたらそれを聞き改善していこうと思います!

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