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最悪だ……

またもやサイコパスなやつらがでてきますがどうか最後まで読んでください!そしてできましたら感想の方よろしくお願いします!!

わけもわからず不安だけが心の中で残っていた。


無心のまま無限に続くような荒野を一人きりで歩き続けていた。


体が寒い。冷たい風なんて吹いてもないのに体がとても寒い。感覚を研ぎ澄ましてみると風なんて吹いていなかった。自分の顔を触ってみるとそれはしっかりと人間の頬で、だが今までと違うのは人間の体にあったはずの暖かさが消え冷たさだけが残っていた。本当に俺は死神になってしまったんだろうか……。


もし本当にそうだとしたら俺はこれから先人間を殺し続けなければいけないのか?


平和主義な俺がこんな世界で生きていけるのか?


生きる希望をなくしてしまったおれはただひたすら荒野を歩き続ける。


何時間歩いただろう? 時間の感覚がわからない。もしかしたら一日中歩いたのだろうか?もしくは一週間。これから永遠に続く可能性だってある。だが不思議と疲れはしない。これが死神の体なのか……。


もうこれ以上歩いても意味がないのかもしれない。止まってしまおう。そう思った瞬間のことだった。


目の前にさっきまで見えていなかったのが不思議なくらいの大きさの巨大な都市が見えてきた。


「で……でかい。まさかこんなところに死神が住んでいるのか?」


恐怖で足が震え出し前を歩くことだ困難だった。


だが、このままでは何もわからないまま生きる希望もなしにのうのう生きていくことになるだろう。


俺は恐怖抑え込み進むことにした。


進んでみるとそこにはたくさんの人間がいた。子供や大人、おじいちゃんもいてそこには人間の生活があった。


この光景は今までおれが生きていた頃に見たものと同じだ……!


どう見ても死神なんかに見えない。人間そのものではないか。そう思い誰かに話しかけようと考えてた時、後ろから声をかけられた。


「あら? お困りですか?」


見た目は買い物に来たとてもおしとやかで優しそうな主婦のような女性だった。


「そ……そうなんですよ! この都市に初めて来たもので何もわからなくて……」


「そうなんですか? ということは " 外 "からやって来たんですか?」


ん? " 外 "という言葉に何か含みを感じた気がする。気のせいだろうか?


「そうなんですよ! 目を覚ましたら急にこんな世界に連れてこられてしまって……」


するとその女性から途端に笑みが消えた。


「消えろ……反逆者」


「え?」


すると女性の隣からおじさんがでてきて

「消えろ……反逆者」


「消えろ」 「消えろ」 「消えろ」

「消えろ」 「消えろ」 「消えろ」

「消えろ」 「消えろ」 「消えろ」


近くにいた子供も大人も老人も、その他大勢が群がっきて声を揃えて罵声を浴びせた。


「ちょ……ちょっと待ってください! なんなんですかこれは!? 説明してください!」


「さっさと消えろ " 外 "のものよ。お前らは我らの世界にはふさわしくない」


「さっきからなんなんですか " 外 "って!?」


「もしここの世界で生きたければこれを食え」


質問に答えてもらえず渡してきたものは白くて温かく、懐かしいように思えらものだった。


「こ……これはまさか?」


「そう! 人間の魂だ! 極上な一品だぜ?」


う……うそだろ? こいつらはこんなのを食ってるのか?


「こ…こんなの食えるわけ……うっ!?」


すると目の前にいた女性がその魂を俺の口の中に無理やり入れてきた!


「や…やめろ! こんなもの……」


これを食べてしまったら自分の中の人間の心が消えてしまうように感じた。俺はそのことが何よりも怖かった。だがその女性の力は予想以上に強く……このままでは!


抵抗する気力を無くしかけたその瞬間だった。


「やめなさい」


すると周りのうるさかった声が急に静かになりその声の主の方を見つめていた。


その声の主は俺の後ろに突然と現れ……こう言った。


「少し痛いけど我慢して」


と女性のような綺麗な声が聞こえた瞬間……


俺は空を舞っていた。いや正確には俺の頭が空を舞っていたのだ。え……俺また死ぬの!?


4話の方も今日中に出そうと思います!

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