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転生はいいことだらけではない

今回も少ししか物語が進んでませんがどうぞ読んでください!

暗い……真っ暗だ。何も見えない。だが思考力は段々と戻ってきたみたいだ。だがなんだこの体が軽い感覚は……?


まさか……今俺は天国か地獄かのどっちかに連れていかれてるか?


そんな世界俺は信じたことがないがもうすぐでその真実にたどり着けると思うと少しワクワクする。


この際少しは信じてみてもいいのではないか? そう思い俺は全力で天国行きを願ってみた。


お願いします神様。どうかこの私に天国行きのチケットをください。天国に行けたら今までよりもたくさん働きますし、みんなに優しくしますし、慕われるような存在になるんで!


いやでもテンプレな展開だと異世界に転生するって可能性もあるのか? 俺的にはそっちもありだ!


数千のラノベを読んできた俺からしたら異世界なんてイージーすぎるぜ! 待ってろよ異世界民ども!


願い続けているとやがて真っ暗な視界が明るくなってきた。


「体が暖かい……。心がポカポカしてくる」


幸せな感覚に浸りながら見えてきた世界は…


「な……なんだここは!?」


俺が目にした世界……それは薄暗く心がざわつくような不気味な世界だった。


「こんなの俺が想像してた世界じゃない! まさかここは地獄か?」


地獄なら是非閻魔大王に会ってみたいものだ。インスタに載せたら絶対インスタ映えするぞ! ……って思ったが俺インスタやってなかったわ。


すると向こうから誰かの足音がした。


「お……おい! 誰かいるのか!? いるなら返事をしてくれ!」


何者かわからないが聞くしかこの状況を打破する方法はない。そしてそれが聞こえたのか何者かわからないやつがこっちへ向かってきた。


「あ、あれ? もしかして普通の人間か?」


こっちへ向かってきたものは見る限りただの人間ように見えた。歳は30代前後くらいか? アラサーだな。


人間だとわかり安心した俺は普通に話しかけようと考えた。


「すいません。ここって一体どこかわかりますか?」


それを聞くとアラサーはおかしそうに笑いながら答えてくれた。


「あははは! 君はおかしいことを言うな! そんなの決まってるじゃないか!」


「で、ですよね……あはは」


「死神の世界だよ」


「え……?」


え、今死神の世界って言った? 聞き間違いだよね? ねぇ、アラサーさん!


「ちょうど私は人間をどういかに面白く殺すか考えていたところなんだよ! 君も一緒に考えてくれないかな?」


しかも今すげーサイコパスな発言聞いたんだけど……。全然会話についていけないぞ……。


「そうだ! 最愛であろう家族全員から包丁でめった刺しされて死ぬ。でいこう! どうかな?」


は、はぁ? なんだこいつきもい!サイコパスだ! きもい!


「そ……そういうことは冗談でも言ってはいけないと思いますよ?」


流石にいけないことだと思い注意をしてみることにした。


「あ……?何言ってんだテメェ。俺らは死神なんだぞ? 人間をいかに残酷に面白く殺すかが最高の娯楽なんだよ!」


な……なんだこいつ? 狂ってやがる! とりあえずここから逃げよう!


「すいません、用事ができたんで失礼します」


と、去ろうとした瞬間、急に腕を掴まれて


「おい、お前まさか人を殺したことねーのか? 俺が教えてやるから一緒にやろうぜ!」


「くっ!?」


このアラサーからとんでもない殺気を感じたぞ!? とてもアラサーから出る殺気じゃない! さてはアラサーじゃないのか?


必死にどうでもいいことを考え、このアラサーから放たれる殺気を紛らわそうとした。


「なぁ? 一緒に楽しいことしようぜ? 俺ら2人ならきっと想像もしない殺し方ができると思うんだよ!」


全身から鳥肌が立ち、呼吸も荒くなり、めまいがしてきた。


「や……やめてくれー!」


と叫んだ。すると……


周りが急に静かになりさっきいたアラサーは突然と姿を消していた。


「な……なんなんだよここは……?」


どうでしたでしょうか?感想お願いします!!

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