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特殊能力

作者: 笠原圭子

(オムライス作ってオムライス作ってって言うけど、こいつは私が前の恋人にオムライスを作ったことをもしかしたら知ってんじゃねぇだろうか?)


吉田さんと一緒にいるとちょくちょくこのような風に思うことがあって、

(こいつ、エスパーやな)

と、美咲は睨んでいる。嘘が下手。わかりやすい男や。

まぁ、吉田さんがエスパーだろうとなんだろうと私の知ったこっちゃないし、どうだって良い。さぞや傷つくことも多いだろうが、その分、おもろいことも山ほどあるだろう。と、羨ましいぐらいだ。

だって人間しょーもないことばっかり考えているだろう。少なくとも、私はしょーもないことばかり考えている。

そんなこと、吉田さんが知ってもプラスにもマイナスにもならん。そして、吉田さんに知られたとしても、私とてプラスにもマイナスにもならんのだ。吉田さん、愛しているわ。なんかだったら、知られるとプラスだろうけど、そんなことは四六時中考えとるわけではない。



「吉田さん、エスパーやろ?」

「何でわかったん?美咲ちゃんもエスパーなん?」


(え…私、エスパーやったんや)

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