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1分で読める短編シリーズ

距離感

作者: 優木貴宏

私は人との距離を広くとりやすい。


言わば人見知りするタイプだ。


仲良くなるにも時間がかかるから友達は少ない方で、一人でいることが多い。


とは言え一人でいることは苦でもない。


最近はスマホゲームをやって時間は潰せるから。


そんな私に対して彼は行きなり踏み込んできた。


「一人でいるのつまらなくない?俺と話しない?」


席替えをして隣になった彼は話好きでいつも誰かと話してるような人だった。


私は当たり障りのない会話をすることにしたが、彼はつまらなかったようで


「できればもっと楽しそうにしてほしいな」


と呟いた。


私はすぐに謝り彼と距離をおこうとしたけれど


「こっちこそごめんね、勝手に話しかけてきてつまんない話されても困るよね」


と逆に謝ってきた。


彼だけが悪いわけではないと感じた私は彼との距離感を縮める努力を始めた。


そのお陰か、彼以外にもそこそこ話ができるようになった。


そんな私を見て彼は良かったねと言いたそうに笑顔を向けてくれる。


その笑顔を見ると元気が出るし心が暖かくなる私がいるのだった。

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