9話 異世界の過去 1
いろんなところにとんで申し訳ないです。
ある日、異世界の青い空が、赤く埋め尽くされ、青い海は黒く染まった。
そして、そのあと天空から神々が向かい合うようにして舞い降りた。それから神々は互いに攻撃し始めた。
後に世界の終末と神、天使、精霊等の種族から呼ばれる事となる神々の戦争の始まりだった。
神級魔法の応酬による地響きが鳴り響き、流れ弾によって山は砕け、黒い海は割れた。
戦争の中核にいたのは現在、神であるカタスト・ローフェと過去に神として君臨していたアルマハトだ。
カタスト・ローフェは何もせず異世界をただ傍観しているだけのアルマハトに反感を持って同じ思いを持つ精霊、天使達と共に反乱を起こした。それが今回のラグラノクである。
互いに信頼し合う精霊、天使を連れてその身を削っていく。
次々と倒れていくそれぞれの仲間たち、それも気にせず、カタスト・ローフェとアルマハトは魔法、互いの持つ武器で戦う。
それから、7日の間戦い続けた。
決着はカタスト・ローフェの勝利だった。
カタスト・ローフェは負けそうになったときに油断したアルマハトの不意をつき1人の少女に封印したのだ。
それからカタスト・ローフェによる。異世界の作り直しが行われた。
アルマハトの封印したとされる少女は、異世界に放たれ、その封印は呪いとなり、少女を蝕み、いつのまにかその姿は人ではなく魔族となっていた。
それから、少女は魔王と出会い子を宿した。今から5000年前のことだ。
それからも呪いは受け継がれた。
それから年月が過ぎ約2000年が過ぎたころ、8人の勇者達が魔王ベルゼブルを倒そうと立ち上がって、ついに魔王のもとまでたどり着いた。
そこで魔王と勇者達が戦うと全世界の人間は思っていた。勿論魔王も戦うと思っていた。
だが、勇者達は、魔王と話をしに来たのだと言う。
最初は魔王も乗り気ではなかったが、内容が内容だった。
「神を共に討ってくれないか。」勇者が最初、魔王にいったとされる言葉だった。
「???」魔王もこの言葉には驚きの表情を浮かべた。
なぜなら神の使いである勇者らが神を裏切り我らと共に倒さないかと言ってきたためだ。
彼ら曰く、自分達は、我々はこの世界の住人ではなく、異なる世界から来たものだということ。
そして、神がこの世界と異なる世界を操り遊戯のようなことをしているということ
そんな神に反感を持つ天使や精霊等が反乱を企てているとのこと。
その反乱にアルマハトも参加してほしいとのことだった。
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