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プロローグ

腐要素あり

「……おい、兄貴」

仕事から帰ってきた俺は、目の前の光景におもわず苛立ってしまいながらも兄貴を呼んだ。

「…んー…なーにー?」

俺の気持ちなど察していないのか察そうとしないのか、兄貴は俺のベットに寝転んだままそう聞いた。

「なーにー?じゃねーよ!!俺が仕事から帰ってきて毎回毎回俺の部屋に来てベットに寝てんの止めろっつったろ!?」

俺は兄貴ののんびりとした様子に更にイライラきてしまいながらもそう怒鳴りつけた。

「えー…いいじゃ~ん別にー、眠いんだし………zzz…」

兄貴はなにか言い訳していた様だがよっぽど眠いのか話している最中に眠ってしまった。

「おいー!!寝るなー!!」

俺はいつもの様にそう言いつつ兄貴の肩を掴みぐらぐらと体を揺らした。

ーー俺の名前は勝常敦也(しょうじょうあつなり)。22でサラリーマンをしている。…ちなみに、そこそこの家賃のマンションに[一人暮らし]している。

そして…俺の目の前に居る奴が兄貴の克俊(かつとし)。本屋の店員をしている24歳の男だ。…コイツは俺の住んでいる部屋の隣に住んでいるんだが…俺より早く仕事が終わっているらしく、毎日毎日毎日毎日、俺が帰ってきたら必ず俺のベットで寝ているのだ!!…最初の頃はあまり気にしていなかったがそのうちに嫌気がさしてき、昨日俺の部屋には来るなときつく言ったのだが…

俺がこんな性格な反面、兄貴はかなりののんびり屋だ。話し方も動きも。

兄貴の事は嫌いではないが…のんびりとした兄貴を見ているとついつい苛立ってしまうのだ。…なので、少し話し方が刺々しいのは自分でも分かっているし直さなくてはとは思うのだが……

「あっくん~」

俺がそんな事を考えていると、突然兄貴が俺の名前を呼んだ。

「な、なんだよ?」

突然名前を呼ばれ、俺は多少驚いてしまいながらもそう聞く。

「……一緒に寝よ?」

…俺は、兄貴の言葉に脱力してしまった。

「………はああ?」

俺は呆れてしまいながらもそう言う。

「ねえねえ、いいでしょ~?」

兄貴は俺に抱きつきながらそう聞く。

「あー!!分かった分かった!!ウザいから離れろ!!」

まあ、たまにはそういうのもいいか…そう思った俺は兄貴をムギギと引き離しながらそう言った。

「やった~!!」

俺の言葉に俺から離れながら兄貴はガキみたいに喜ぶ。

「…そんなに嬉しいのかよ?」

兄貴のあまりの喜びように俺は溜め息をつきながらもそう聞く。

「嬉しいよ!!だって久しぶりにあっくんと一緒に寝るんだもん!!」

いつも以上にニコニコと笑いながら兄貴はそう言う。

「……そっか……どうせ食ってねーんだろうし、一緒に飯食って歯磨いて寝よーぜ」

「うん!!」

俺は相変わらずニコニコ笑いながら返事をした兄貴を残し、着替えるべく自室へと入った。

駄作すいません

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