か
あぁ俺は死んだんだ。ふと、そう思った。
確か俺は、家に帰る途中で、昔やんちゃしてた時のした奴に背中を刺されたはずだ。
その時の様子を鮮明に覚えているし、ナイフが刺さった痛みも覚えている。身体が冷たくなっていくのも感じていた
『…はずなんだけどなぁ』
どういう訳か分からないが、気がついたら何処かの事務室のソファーに寝ていた。
…what??なにこれ新手のドッキリ?それとも俺、攫われた?えっ、だったらめっっっちゃ恥ずかしいですけど!主に最初の方が!!
『…OK俺。冷静になろう。とりあえず、こ
こ何処だ』
『おめでとうございます!!!!貴方は死に ました!! いやぁ〜。久しぶりのお客様
で私共一同張り切っております!』
な ん か 来た ! やったらハイテンションななんかが来た。
『あのぉ〜…あなたは何ですか?とりあえず人型ですよ…ね?』
『ややっ、これは失礼!久しぶりに仕事が出 来たものでして、ついつい興奮してしまい ました。 私共は死神でございます。本日、 貴方の寿命が満期に達しましたので刈り取 らせて頂きましたっ!』
『…はい?』
『どうやら貴方の魂は、ある意味聖人まで位 を高められたようでして。一回くらいの人 生では、輪廻の輪には乗れないようなんで すよね〜。そこで!!貴方には二回目の人 生をご用意致しました』
『…はい???』
『それでは、二回目の人生をどうぞお楽しみ
ください!』
そう言って人型の何かは、俺を思いっきり
突き飛ばした。…いつの間にか床に空いた大 きな穴に。
『て、ふざけんなあああぁぁぁ!!!』
side out