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魔王が歌う夜の女王のアリア  作者: 深光
第一章――魔王が歌う夜の女王のアリア
5/40

04

 ――午後二時ごろ、時間通りではないが、指定された公園へと着いた春明は見回した。

 だがマグはまだ来ておらず、時間を確認すれば針が差す時刻は二時を過ぎていた。

 公園の隅にひっそりと存在するベンチ、その上の埃を払って春明は腰掛けた。

 足を組み、腕を組んだ春明は、視界からの情報を遮断する為に目を瞑った。その光景は公園内で異質の存在感を放っていた。

 公園内には子供はおらず、静かだった。

 暫く微動もせずにその体勢を取っていた春明だったが、目を開くと顔を上げた。

 マグの姿は昼日中の公園で見ると目に痛い。少し急ぎ気味に近寄ってくるマグの足元には、見慣れない黒地に茶色の模様の入った中型犬が居た。

「お……、おはようございますー、安部さーん」

 おどおどした雰囲気で情けない笑顔を浮かべると、マグはへらりと春明に笑い掛けた。

 だが挨拶が返される事は無く、視線をちらりと寄越すのみで春明はマグの足元へと視線を向けた。くぁ、と大きな口を開けて、欠伸をするその犬は緊張感が無い。

「それは?」

「あ、はい! これは甲斐犬と言ってですね、日本犬ですよ! カッコいいですよね!」

「……犬種を聞いてるんじゃないと思うよ。もっとこう、重要なとこをさ? ねぇ?」

 笑いながら的外れな事を答えるマグに、ツッコミが入った。その声は春明に同意を求めていた。

 そんな声の主に視線を向けた春明は、表情を微かに顰めていた。

 マグは自分の間違いを指摘されて、恥ずかしそうに僅かに頬を赤らめた。

「それが色々と情報に詳しい知り合い?」

「はい……、ワンちゃんは人の頃の記憶が曖昧な所があって、……名前は覚えてないそうです」

「ほかの所はそこそこ覚えてるそうですけど」と付け加えたマグは顔を逸らした。

 喋ったその犬を見詰める春明の表情は、怪訝そうだった。

 何処か不快そうな表情の春明を見て、犬は視線を斜め下に移して落ち込んだ様な声を上げた。

「そんな目で見なくても良いじゃーん……、ハルちゃん酷いねぇ、マグー?」

 ハルちゃん等と軽い口調で呼ぶ犬を見て、マグはぎょっとした表情を浮かべた。

 顔を上げた犬は、動物なので感情はよく分からないが不貞腐れた様な表情をしていた。

「それにー、もうちょっと吃驚してくれても良いと思うー。ハルちゃんノリ悪いよ!」

「そんな事っ、安部さんに言ったらダメですよ! 怒られちゃいますよ!?」

 何処か失礼なマグの発言と、軽い調子の犬を見て春明は困惑した。

 表情にはあまり出ていなかったが、春明が困惑しているのが分かったのか犬は続けた。

「俺は有益な情報を持ってるお犬様だよっ!? もっと敬っても良いと思うの!」

「ワンコ様情報くださいぐらい言ってよ!」と調子に乗る犬を見て、春明の表情が険しくなった。流石は動物と言った所か、微量に放たれた殺気を感じて犬は小さく震えた。

 犬なのに、表情が引き攣っているのが分かった。

 溜息と一緒に苛立ちを吐き出してから、春明は改めて犬へと視線を向けた。

「……良ければ、情報の開示を求めたい」

 春明がそう言えば、犬は先程殺気に震えたとは思えぬ態度を取った。

 面倒臭そうな雰囲気を醸しながら、後ろ足で耳の裏を掻きながら唸った。それが終わると、今度はわざとらしく欠伸をして、春明を見ずにぼやいた。

「別に良いけどー? ハルちゃんお固いよねぇ、もっとゆるーく行こうぜ? ゆるーく」

 そんな言い草をする犬を見て、マグは心配そうな表情を浮かべていた。

 ちらちらと春明の顔色を窺うマグの視線を感じながら、春明は呆れた様な溜息を吐いた。

 疲れた様にベンチに座り込んだ春明を見て、犬は言った。

「はいはい、教えますよう。それで何が聞きたいのかにゃあ?」

 場の雰囲気を和ませたいのか、それとも少々馬鹿にしているのか、その声色からは判断し難い。

 悪い人物では無いのだろうが、大層腹に立つ人物であることが分かった。

 そんな二人を見て、マグは微かに不思議そうな表情を浮かべていた。

 犬はどちらかと言えばヘタレで、臆病者なのを知っていた。何故春明に強気なのか、不思議に思った。春明も春明で、僅かな殺気を出してしまっただけに留まっていた。

 さっきの犬の発言を聞いたのに、睨みもしないなんて不思議だなぁ、と思った。

 隣へと跳び乗って、ベンチに座り込むと犬は春明の顔を覗き込んで首を傾げた。

 顔を覗き込まれた春明は、不快そうに表情を歪めて視線を逸らした。

「今この辺りで人間を操る様な、……拐かす様な吸血鬼なんて居る?」

「拐かしぃ? うぅん難しいねぇー!」

 難しいと言っているが、その声は跳ねる様に明るい。何か知っている様だ。

 犬は明るい声で唸りながら、ベンチの上で器用にも尻尾をグルグルと追い回して歩いていた。

 暫くして回るのを止めた犬は、意気揚々と喋り出した。

「PP小町を知ってるかい?」

 その言葉を聞いて、春明は表情を顰めた。犬がふざけているのではないか、と疑っていた。

 苛立ったのか眉間には皺も寄っていた。

「PP……ってなに?」

 犬の問い掛けに答えたのはマグだった。小町の存在よりも、頭に付いたPPが気になった様だ。

 マグの疑問を聞いて、犬は待っていましたと言わんばかりに尻尾を振って答えた。

「よくぞ聞いてくれた! PP、それは……っ! パーフェクトプリンセス小町の略だ!」

「……ぱーふぇくと、……ぷりんせすこまち」

 そう小さく呟いて、マグは口を閉ざした。彼女も犬がふざけているのだろうか、と疑い始めた。

 犬へと向けていた視線を春明は、マグへと向けた。

 訝しげな視線を向けられても、マグは苦笑いしか浮かべられなかった。

「本名は、御手洗小町(みたらいこまち)! 見た目は可愛いと評判ですが、その性格故に要注意人物!」

「……そ、その人は何処にいるのかな?」

 意を決したマグは、犬に笑い掛けながら聞いた。

 引き攣った表情を見せられても犬は動じずに続けた。

「大通りにあるネットカフェによく居るよ、出会い系サイト巡ってんだって」

 犬なのに、笑っていると分かる表情で二人に笑い掛けた。

 その光景を見ていた春明は、今日になって何度吐いたか分からない溜息を吐いた。

 可能性には目を向けないといけない、春明は立ち上がると歩き出した。

 そんな公園を出て行こうとする春明の後を二人は追い掛けた。

 ――人々の賑わう声から外れて、薄暗い裏路地を二人と一匹は犬を先頭に歩いていた。

 犬頭だけを春明達に向けて喋り出した。

「PP小町は男を惑わす本質の持ち主だよ、だからパーフェクトなんだってさ」

「絶対皮肉入ってるよね」と笑う犬を見ながら、マグは変な顔をした。

 それに気付いたのか、犬は首を傾げてマグを見上げた。

「あのさ……そのPP小町ってやめない? なんて言うか……ふふっ」

 変な顔だったのは笑うのを我慢していたからだった様で、マグは手で口元を隠した。

 犬は笑い出したマグを見ながら肯いた。

「分かるー、なんか芸人みたいだよねー」

 笑うマグを放置して、犬は視線を春明へと向けた。

 その表情は先ほどまでの軽い雰囲気ではなく、真剣そのものだった。

「あのね、小町は通り名が凄い笑えるけど悪質だよ。小町が出会い系サイトを巡る理由はもちろん出会いを求めてなんだけど、人間の男性を狙ってるんだよね」

 真剣な表情と雰囲気だったが、声色は軽い物だった。

「ほら、吸血鬼は法律で守られないし、存在を許されてないからさ。一応は人を吸血鬼に変えるのは罪になってるけどね。警察は介入できないし、教会も危険度高いの狩ってるけど、どっちにしろ表向きは最終的に危険度低い吸血鬼も狩る事になってる、だから被害者は教会を頼れない」

「だから何をしてもうやむやにしやすいってね」と犬は笑って言った。

「しかもだよ! 危険度の高低基準は凶暴性とか殺害人数だからね! 小町は人は絶対に殺さないから危険度が低いって分類されちゃってる吸血鬼なんだよ」

「……それで、小町の目的は?」

 春明の問い掛けに「お金が無いからでしょ」と犬は言った。

 その発言を聞いて、春明は表情を顰めた。不快に思った訳では無く、金銭目的の犯罪者がわざわざ危険を冒して、祓魔師に害を与えるかどうかを考えていたのだ。

 それを考えると、小町はこの事件には関係していない様に感じられた。

 だがそれを抜きにしても小町が悪質なのは変わらないので、どうにかしなければいけない。

 人間相手に色々やっているなら、生け捕りを視野に入れないといけない。それを考えると春明の眉間に力が入った。それは途轍もなく面倒臭い。

「……それでそれは何処情報?」

 小町の事は頭から一旦追い出し、春明は目を細めて犬を見据えた。

 そんな視線を浴びた犬は、居心地が悪くなったのか体を振るわせた。

 そして視線を振り払う様に尻尾を振って、その場をぐるりと回って見せた。

「……ネズミとかかなぁ」

 その答えに春明は小さく「へぇ」と呟いて終わらせた。

 裏路地を抜けた一匹と二人の眼に、対面の通りに存在するネットカフェが見えた。

 それを確認した春明は、マグに振り返って言った。

「教会に用事が有るから、小町が此処に本当に来ていたかどうか、それだけを確認しといて」

「え、え? え!? 私が!?」

 マグにそう伝えると、春明は走って去って行った。

 そこまでの情報を犬が知っているのだから、当然見た目についてもある程度なら知っていると思ったのだ。だからネットカフェの前で、立っているだけで出来そうな事を頼んだ積もりだった。

 困惑してマグは、暫く春明の去って行った方向を見詰めていた。

「ど……どーしよう?」

 マグの呟きを耳にしながら、犬はネットカフェを眺めた。

 そしてマグへと視線を戻して、犬は優しく笑い掛けた。

「とりあえずもっと近付こうぜ、ハルちゃん逃げたし」

 それは犬の所為なのではないだろうか、とマグは思ったが、言えなかった。

 他に良い方法等は思い付かなかったので、その提案に乗っかる事にした。

 近くまで来てマグはある事に気がついた、ペットの同伴は不可という可能性だ。

 入口まで近づいてみたが、もちろんペットの同伴は不可だった。

「本当にどうしよう……、小町の姿知ってる?」

「……もちろん! 俺はそんなの知らんよ?」

 困った様子で助けを求めるマグに、犬は満身の笑みを返した。

 犬の笑顔を見たマグは、肩を落として深く溜息を吐きながら落胆した。

「携帯で小町が最近使ってる出会い系掲示板見て見ようぜー、無料らしいよ!」

「……はぁ、通信料が掛かっちゃう」

 マグは犬の提案を聞いて、懐具合を心配して溜息を吐いた。

 目立たない様に裏路地に一旦移動し、それから携帯電話を取り出して犬が言うアドレスを入力した。そんな事は知っている癖に、何故見た目を知らないんだ、と微かに腹が立った。

「知ってたら無駄な出費を抑えられたのに」と呟いたマグに、犬は「後でハルちゃんに請求したら良いじゃん」と笑って言った。そんな恐ろしい事出来る筈が無い。

 繋がったサイトは、シンプルだが可愛いデザインの規模が小さい掲示板だった。

「よしっ、繋がったよ。それで……小町はどれだろう?」

 そう呟くマグの手元を、犬は覗き込んだ。少し興味深そうだった。

 暫く見ていた犬は、前足で指差す様な仕草をした。

「……この小町姫だろ、たぶん絶対」

 その書き込みを見てマグは歓喜したが、名前がそのまんま過ぎて少しがっかりしていた。

 小町の書き込みを暫く眺めて、マグは犬へと視線を落とした。

「それで、どうするの? ……まさかとは思うけど、メール……送るとか言わない?」

「おう、言っちゃう! 俺が送る内容考えたい!」

「楽しくなってきたな!」とはしゃぐ犬を見て、マグは呆れた様な軽い笑い声を上げた。

 もう通信料の事など、精神衛生の為に忘れてしまう事にした。

 小町の書き込みに記載された、彼女の物と思われるメールアドレスへと、送る為にマグは気が乗らなかったが携帯を操作した。

「えっとねー……“始めまして♪ 小町姫さん(^0^)/~~ 貴方のレスを見ていたら胸のトキメキを感じました(n*´3`)chu-♥ もしよかったら☆ 俺とお話しませんか? v^^v 小町姫さんが良ければの話ですけど(~~; お返事待ってま~す♪ ”と、言うのはどう?」

 マグは犬の言った通りに、文章を制作して送った。

 送信完了と表示された画面を見て、マグは不安げな表情を犬へと向けた。

「これ……本当に大丈夫かな」

「出会い系ってこんなのじゃないの? 言っとくけど俺二十年近く犬やってっからね?」

 なんだかとても虚しい気分になって、マグと犬は溜息を吐いた。

 虚しい気分になっていると、マグの携帯電話が明るい音楽を流しながら震えた。

 それに驚いたマグは落としそうになりながらも、携帯電話を強めに握った。

「こ、小町姫から返信来ちゃったあ!?」

「反応早ッ!? どんだけなのさ!」

 マグと犬は驚いて、大きな声を上げて驚きを表した。

 まさか本当に返事が来るとは思っていなかった。



 ――荘厳な両扉に手を掛けて、押し開けば乳白色の世界があった。

 磨かれた床や壁を見渡した印象は、白だった。綺麗に並べられたこげ茶色の長椅子の先、静かに佇む祭壇の前で祈りを捧げる助祭が見えた。こんな偽物な聖域に神など居ないのに、そう思いながら春明はゆっくりと中へと足を踏み入れた。

 ステンドグラスが取り入る光は、綺麗な色で床に模様を描いていた。

「……ノックぐらいしたらどうだい?」

 そんな冗談を軽く言って、笑いながらその助祭は振り向いた。

 見て分かる程ではないが、春明の表情が僅かに緩んだ。いつも気を張っている春明だったが、この時の雰囲気は柔らかい。彼女をとても信頼している様だ。

「……教会は何時だろうとどんな時でも如何なる人物であろうとも迎え入れる場所ですよ」

 仕事の時の様な、堅苦しい話し方をする春明を見ながら助祭、喜美子は笑った。

 近くの椅子に腰掛けて喜美子は、市販されているクッキーを差し出した。

「それもそうだねぇ……、どうせろくなもん食ってないんだろ? 食べるかい?」

「まあこれもろくなもんじゃないけどねぇ」と付け足して笑った。

 確かにそうだな、と思ったが春明は受け取ると、ポケットの中へと仕舞った。

 喜美子はカップに口を付け、紅茶を飲んでいた。ティーポットだけが、ぽつんと祭壇に残されていた。さっきまで祈りを捧げていた人物とは思えず、春明は呆れた様な表情になった。

「アレは屋根裏に居るよ、会いたいんなら会っても良い。あと本部から届いたから」

 優雅に紅茶を啜りながら、喜美子はそう言った。

 それを聞いて春明は、教会の奥にひっそりと存在していた扉へと近付いた。

 開いた先には階段と通路があった。通路の奥には小さな台所が見える、通路左手に見える扉は仮眠室になっていて、階段の先は屋根裏部屋へと繋がっている。

 木で出来た古惚けた階段は、踏めばギシギシと悲鳴を上げそうだ。

 屋根裏へと繋がる扉を見上げていると、掠れた叫び声が響いた。

「あぁ――――ッ! 放せ! 放せよ! あの人が待ってるんだよぉ!」

 そんな叫びを聞いた春明は、喜美子へと視線を向けた。彼女は苦笑いを浮かべた。

「重症だろう?」

「……会うまでも無いな」

 そう言い合うと、二人は溜息を吐いた。

 喜美子から視線を外して、春明は扉の奥へと入って行った。

 春明は古惚けた階段へと近付き、階段を上り始めずに右手の壁と向き合った。そこには綺麗で、何処にでもある様な風景画が飾られていた。春明はそれに手を掛けて、外した。

 外した風景画は、近くにあった年季の入ったキャビネットの上に置いた。

 良く見ると、絵画を外した壁に小さな穴が開いていた。

 首から下げていた十字架を取って、春明はその穴へと差し入れた。捻れば噛み合う様な音が鳴って、壁に隙間が生まれた。その隙間に指をねじ入れて引けば、映画の様に壁が動き出す。

 重い隠し扉を開けば、人一人がやっと通れる狭い暗闇があった。口をぽっかり空けたその暗闇は、地下へと階段が続いている。なんて面倒な仕掛けなのだろうか、と春明は溜息を吐いた。

 いっその事、立て替えて最新鋭の防犯システムを取り入れた扉にして欲しいと思った。

 だが、教団はイメージを大事にしているので、教会や武器等は新しくしない、とはっきりと明言しているので無理だろうなと思った。イメージよりも防犯を大事にして欲しいものだ。

 教団への不満を挙げながら、春明は地下へと伸びる階段に足を乗せた。

 ひんやりとして埃臭い空気を吸い込みながら、コツコツと音を立てて石造りの階段を下りた。

 背後の方では男性の悲痛な叫び声が聞こえていた。

「見つけたんだよぉ! 出してくれよ、お願いだから!」

 首魁が見つかって、男性の精神状態の安定が出来たら警察へと引き渡す手筈になっている。

 どんなに解放を待ち望んでも、そう簡単に解放されない男性を少々憐れに思った。

 洗脳というものは怖い物だと、春明は認識したのだった。

 いや、調教か、と考え直した春明の頭に嫌な物が過り、微かに体を震わせた。

 頭を振ってそれを追い出して、春明は息を吐いた。

「……大丈夫」

 そう大丈夫なんだ、と言い聞かせれば震えは納まった。

 震えは納まっても、今回は怯える心を宥める事は出来なかった。

 時間が経てば治る事は分かっていたので、春明は唯々腕を強く抱きしめて耐えるしかなかった。

 地下へと向かえば、そこにあったのは倉庫だった。


おてあらいじゃないですーみたらいですー!

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