朝の屋上
初めまして、ちょめ介です。
この小説はE☆でも連載中の小説です。
まあ、向こうの方が進んでいますが(笑
全く同じものなので気にせずに読んでくれるとありがたいです。
透き通るような晴れ晴れとした、空に雲ひとつない、そんな日だった。
学園の屋上のフェンス越しに一人の少女が、景色を眺めていた。
「広いなぁ…この町は」
少女は景色を見ながらつぶやいている
この少女の名前は松本佳織
何の変哲もない、他の学生と比べても少し成績が良い位の学生だ
「まったく…本当に」
ただ、この少女には他の学生と違った点が一つだけあった
それは…
「あなたは…いつまでわたしに付きまとうの?」
少女に特別驚いた様子は見られない
少女は淡々と続ける
「人を引きずり込むことしかできないのに、なんで付きまとうのかしら」
【腕】はただ宙に浮いている
「まぁ…いいわ」
少女は懐から何かを取り出した
「何かをされても困るし」
懐から出したものを【腕】に振り掛けた
「消えてね…」
少女の背後には人間の腕だけが不気味に浮いていた
それを振り掛けると【腕】が両腕をばたつかせるようにして消えていく
「…」
少女は興味もなさそうにそれを見ていた
完全に消えたのを見届けると再び景色を見入る
「本当に…良い景色だな」
朝のホームルームが始まるまでまだ時間があった
教室にいてもすることもない、
ならばここにもう少し居ようと思った
そんな時に
「なにしてるの?こんな所で」
後ろから声が聞こえた、振り向いてみるとそこには
「こんな朝から屋上に人がいるなんて珍しいね」
ネクタイの色を見るに二年生だろう
自分が言うのもどうかと思うが、童顔で優しそうな顔つきで身長はそこまで高くない
「おかしなことを言うのね…それならあなたも珍しいわよ」
「まあ、それもそうだね」
そういって扉の横にあるベンチに寝転がった
「…あなたは何しに来たの?」
「別になにも、ただ寝に来ただけだよ」
「まだ朝よ、授業も近いし」
「こんないい天気に授業なんてやってらんないね」
「まあ…いいわ」
人がいるところで景色も見にくいので教室に戻ろうと扉に向かった
扉を開いたときに
「そういえば…ひとついいかな?」
「…なに?」
「なんで君は屋上にいたの?」
「…別に、ただ景色を見てただけよ」
「ふーん、そう」
とくに興味もなさそうにそう言った後
「じゃあ、あの【腕】は?」
「…見てたの?」
「まあね、塩をまくところからだけど」
「…そう」
それだけ言って扉から出て行った
どうでしたでしょうか?
まだ続きますが、更新不定期なので飽きずに見てくれるとありがたいです。
感想、意見、その他諸々、お待ちしております。
それでは、また。