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マレーン・サーガ 祝1.6万PV達成  作者: いのそらん
第一部 王都編 第1章 お祭り前夜
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お祭り前夜 その5 リアの慰め


王と晶角士がその場から見えなくなると、公爵は、闘技場で、いまだ呆然としているナタルの肩をかるく叩きながらうなずき、その場を後にした。


そして、他の軍角士も、徐々にその場を離れていった。

どの軍角士も言葉は少なげだった。それだけにこの試合は、強烈だった。

最後に残った、リアが、ナタルに駆けより、


「負けちゃったわね・・・。でも、あんたとの試合には私が負けたわけだから、今日の夕食は私がご馳走するわ。」


と、耳元でささやき、笑顔を浮かべた。


「リア・・・。」


ナタルの言葉には力が無い。


「あんた、私に何回負けてるの?1回負けたぐらいどうってことないでしょう?そもそも剣技で負けた訳ではないでしょ?本人もネタっていってたんだから、仕掛けがあるのよ!」


リアの声は明るい。


「お前さ、俺が負けたのがそんなにうれしいのか?」


ナタルの声にも徐々に生気が戻ってくる。


「ううん。あの晶角士に負けたのは、同じ軍角士として悔しいけど、次勝てばいいのよ。」


さらりと、リアが言う。


「そうか・・・・そうだよな・・・。うんそうだ!」


ナタルも、顔に笑みが戻ってくる。


「リア。ありがとうな。」


リアを見つめながら、ナタルが少しだけ真剣なまなざしで言う。

ちょっと頬を赤らめたリアは、


「いいのよ。あなたは私のオマケなんでしょ?」


と舌をだした。


「じゃあ、今日はリアのおごりだし。腹いっぱい食うぞ!!!」


とナタル。もう顔には完全に笑顔が戻ってきている。


「ちょっと。ほどほどにしてよ・・。」


リアの言葉にも、言葉の意味とは裏腹な明るさがあった。

そして、二人も闘技場を後にした。

6話と被っていた部分を削除。

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