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マレーン・サーガ  作者: いのそらん
第2章 叙勲式
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閑話2 マレーン・サーガ 文化の考察2

・基本用語の説明


▼マレーン文化圏の人と寿命


肌の色は、白あるいは、わずかに褐色がかった白が大半をしめています。一部、黒に近い褐色の肌をした人間もいます。

髪の毛の色は、基礎色は白で、それを染色している場合がほとんどです。

髪型も千差万別ですが、王族、貴族においては、女性は長い髪が好まれる傾向があります。

寿命は、元力石に固体としての生体パターンを記録し(特に生体パターンを記録した元力石を生力石と呼ぶ)、生力石がそ役目を果たすために必要とされるエネルギーが十分に与えられている場合、120~150年が平均的です。

この生力石は、マレーン文化圏に居住している国民であれば、誕生とともに与えられるため、もっとも普及している元力石といえるでしょう。

生力石は生まれると同時に、左肩、腕の付け根に移植されます。

身長は、160cm~190cm位の間です。また、体系は、職業によって筋力の発達具合に多少が差がある程度で、過度に痩せていたり、太っている人間は少ないと言えます。

男女の寿命に差はなく、身長差もありません。

その他の文化圏については、惑星空間を保有する文化圏においては、マレーン文化圏の人間とほぼ同様だといえます。

ただし、生力石の恩恵に預かっていない人間の寿命、体系などは未知数です。

次元空間を保有する文化圏は、惑星空間に居住している人と比べると、多少異なっています。容姿としては比較的変化は少なく、人型を中心としていますが、体の形状(耳や目)などは、次元空間での生活により適応するための変化をしています。しかしならが、次元接合門が閉じてしまってからの次元空間では、元力石の使用目的の比重が、大きく衣食住の安定的な確保に使用されていたために、発達した魔法技術もそれらの分野が圧倒的に多数を占めています。また、生来の生活空間とは違った空間での生活を快適にするために、元力石を肉体の改造に利用している点も特徴と言えます。

多くの文化圏であたりまえの技術として普及している生力石もあまり発達しておらず、生体管理も行き届いていないため、寿命は一般的に、その他の文化圏と比べると短いといえます。


▼生力石と光浴


マレーン次元文明では、一般的には「入浴」という概念が存在していません。元力石を利用した、「光浴」が基本です。

光浴を管理する元力石は、その人がもっている生力石から生体パターンを読み取り、その生体パターンを調節するための、エネルギーを照射してくれます。

一般家庭にもこの光浴設備は、備わっています。



▼マレーン文化圏(マレーン王国)、および近接文化圏の基本的な衣服


動物の毛や皮、植物の繊維、木の繊維、生体繊維(シルク等)、等が中心となります。

元力石の効果により、強度や属性はいくらでも制御ができるために、あまり技術革新がされていない分野といえます。

一部、鉱物や液体を、元力石の技術を利用し化学反応させた合成繊維も存在します。

衣服の形状は、基本的にはすっぽりとした貫頭衣ローブとなります。

後は、それを職能や嗜好にあわせて、変化をつけて着ています。

例えば、腰帯でウェスト部分を締めていたり、袖がないローブを着たり、あるいは、女性が胸元や足を強調するために、襟首の大きく開いたローブや裾の短いローブ等です。彩色は様々です。

平服の下着は、男女とも体にフィットしたパンツと女性の場合はシャツ(スポーツブラ)となります。


▼マレーン次元文明(マレーン文化圏中心)装飾品


マレーン次元文明の、もっとも根底にあるのは元力石です。

その元力石を身につける方法は、原則アクセサリー、装身具として身につけて利用するものが大半です。

例えば、王国、各文化圏に生活する人々が、もっとも多くつけている思考を相手に伝える元力石は、ピアスの形式で耳につけています。これは、意伝石と呼ばれています。

他にも、鍛冶職人や料理人が手を火(熱)から守るための火属性保護の元力石は指輪にして指にはめたりします。

戦闘時に、腕力を向上させるための腕輪等もこの部類にはいるでしょう。

晶角士が王族や貴族の為につくるアクセサリーの中には、ペンダントの形式で、身につけると気配を消すといった、特別な効果を発揮するものもあります。

もちろん、元力石の付いていない装身具もあり、それらは人の姿が同じである以上、他の先史文明におけるそれらとほぼ同じ形状のものがあると考えて良いでしょう。

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