エンジョイノア!
寒いです!誰か暖めて~......ふぅ。
この小説は基本的に少し短く感じられると思います......それでは、今回もどうぞ!
俺は黒瀬薫。今まで本当に怠惰でつまらなくて、しんどくて辛い生活を送ってきた。......が、これはなんなんだぁ!?
事の発端はつい先ほどラーメンを作って放置してたら麺が伸びてしまっている位前、強制的に転移というやつに捲き込まれたことだ......
▽▽▽
天井がとても高く、間取りも二人では不釣り合いと感じるほど広い部屋。
この部屋に窓はなく、あるのは大理石で作られた大きめの机と見るからに座り心地抜群の椅子。天井に吊るされた豪華で壮大なシャンデリアが光源となり、この部屋を照らすとともに彩っている。
そんな部屋で、向き合う二つの影。二つとも、人間の形をしている。
「グレンさん、昨日のバトルお疲れ様でした」
「お疲れ様。昨日は大変だったね。まさか上位クラン五つが連合で仕掛けて来るなんて」
「辛くも勝てて良かったです。これもグレンさんと一緒に作ったこの“終焉の館”と各フロアの“管理者”総出で戦ったからこその勝利です。と言っても、管理者の設定はほとんど勝手出てくれたグレンさんに任せてしまいましたが。」
今話しているのはグレンさん。唯一一緒にプレイしてくれている本当に優しい人だ。
今日は昨日のバトルの後処理をしていた。まったく、無駄な労力を使わせて。大体、二人パーティーに定員数MAXの上位クラン五つが組んで攻めてくるとか可笑しいだろ!普通ならオーバーキルすぎるわ!最上級ダンジョンでも行ってこい!
......あ、ここもそれに近いんだった......今思えばすごい拠点作ったな。
と言うか、まあ仕掛けてきた理由は俺にあるんだけども。でも、お陰で昨日は楽しかったなあ。管理者達も死んでないから終わりよければ全てよしだ!グレンさんも楽しんでくれてたみたいだし。......終わったあと二人で寝落ちする位には。......電気代?そんなプライベートキクモンジャナイヨ。
ピコンッ
聞いていて気持ちのよい、メッセージの着信音が広い部屋に響き渡る。
今のは......グレンさんか。
薫はグレンの方を視る。ちょっとお待ちを......と言ってグレンは自身に届いたメッセージを読み始め、読み終わる頃には跳びはねそうな雰囲気をかもし出していた。
「グレンさん、良い知らせでもありました?」
薫はグレンの様子を見て、そう質問する。
「それはもう。ようやく願いが叶うんですからこれ以上嬉しいことはありません!と、言うわけで、すみませんがログアウトさせてもらいます」
「はい。ありがとうございました。またお願いします!」
「勿論です」
そう言ったグレンは一瞬にして消え、部屋では薫一人になり静寂が訪れた......
お読みいただいた貴方に感謝を!ありがとうございました!
活動報告にも書きますが、しばらく投稿できません......悲しいです......
ブックマーク、感想、指摘等いただければ嬉しいです。それではまた、次回!