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 『秘書の性別を選択してください。』

 画面には『男性』『女性』『その他』の3つの文字が画面に浮かぶ。その他の選択肢が気になるところである。が、一度選択して前の画面に戻れないなんてことがあると嫌なので、『女性』を選択。

 画面が切り替わり、3名の女の子のイラストと種族名が表示された。


 一人目は、青い髪の毛をポニーテールにした美人で大人な雰囲気がする、青いキャミソールのような服を着た女性。年齢は20代後半から30ぐらいではなかろうか。ただし種族名はラミアのため、下半身が蛇。爬虫類はちょっとN.G

 二人目は、茶髪にツインテールの幼い顔の少女だが、下半身が馬だ。白っぽいTシャツのような服を着ている。種族名はケンタウルスかと思ったが、セントールと表示されている。うーむ。違いが判らん。

 三人目は、黒い髪にボブカットの中性的な顔をした黒いワンピースを着た女の子。黒いワンピースを着ていて、見た目は普通の人間だ。種族名は吸血鬼だが。


 なんとなく、人間に近い見た目の方がいいと思ったので、吸血鬼を選択する。

 『秘書は本当にこの子でよろしいでしょうか?』の問いに『YES』を選択すると、急に画面が暗転。白い文字で『しばらくお待ちください。』と表示される。

 


 10秒ほど待っても画面が切り替わらないため、コーヒーでも入れようかと立ち上がると玄関の方から物音が聞こえる。全身が硬直し、背中が冷える感覚。何かいるのか?そっと耳を澄ませると、コンコンと扉を叩く音が聞こえる。

 極力音を立てないように玄関に近づき、ドアスコープから外を伺う。少し暗くて見えづらいが、ドアの前に人がいるようだ。先ほどの音がノックだとすると、こちらに敵意はないのであろうか。

 悩んでいると再度、コンコンとノック音。

「はい。今開けますからー。」

 と言いながら、ドアチェーンをかけてから鍵を外す。

 

 ドアをそっと開け、隙間から外を覗くと、ワンピースを着た女の子おり、こちらを見ている。ヤバい、目が合った。と思うと女の子は素早い動作で跪き、凛とした声で挨拶をはじめた。


「ダンジョンマスターエージ様。本日よりあなた様の秘書として仕えさせて頂きます。以後お見知りおき下さい。」

 

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