表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/53

33

「ふん。道理で隠れるのがうまかったわけだ。 どうせ一人じゃないんだろう。他の仲間はどうした?」


 ステラが腕組みをしながら問い詰める。


「物音がするんで俺が先行で偵察していたら、あんたに捕まったんだ。痛ぇ!」

「あんたじゃない。ステラだ。」

「ステラさん。話が進まないので自重してください。」


 ノワールが冷たい目でステラを見つめてそう言い放つと、ステラは舌打ちをした。

 

「チッ。分かった。続けろ。」

「わ、分かった。それで、仲間は俺以外に5人。しばらくたって俺が戻らなかったら町に戻ることになっている。町に戻り次第、今回のことをギルドに報告して今回の依頼は終了のはずだ。その後は本格的な探索が開始されるんと思う。」


 ウィルの発言にドキりとした。ついにダンジョンが攻め込まれるのか。


「なぜ……。なぜダンジョンがあるかもしれないと思ったんでしょうか。人里は近くにないですし、我々の行動半径はそんなに広くなかったと思うのですが……。」


 疑問に思っていたことが、つい口から出てしまう。


「教会から依頼があったんだ。どうも新しい使徒様が誕生したようでな。そいつのスキルが、どうも未発見のダンジョンの位置がわかるとか、そんな能力を持っているらしい。その裏取りが今回の俺たちの依頼だったんだ。まさか本当にダンジョンがあるとは思わなかったけどな。油断したよ。」


 使徒。神から祝福された高位の神官だ。使徒となった瞬間に強力なスキルを与えられる。また、、教会はダンジョンを破壊することを目的に活動をしている。それが神の意思らしい。ノワールに教わったこの世界の常識の一つだ。

 それにしても不幸なことだ。その使徒様のスキルとやらのせいで、ダンジョン発生からかなり早期に発見されてしまったことになる。


「なぁ、エージさん、だっけ? 痛ッ!なんで殴るんだよ!」

「ムカついたからだ。目上の相手なんだから敬意を持って話せ。」

「はぁ? まぁいいや。エージ様に頼みがある。」

「なんでしょう。」

「俺をここで匿ってくれないか! 頼む! 何でもやるから!」


 勢いよく土下座をしながらウィルは懇願する。


「さっきも言いましたけど、ウィルさんは解放するつもりですよ。こちらに敵対しないのであれば、どうもしません。」

「それじゃ困るんだよ! モンスターになったことが神殿にバレたら殺されちまう! 今回みたいなダンジョン絡みの依頼の後は、モンスターになってないか検査されるんだ……。ここから追い出されたら行き場がないんだ! さっきまであんた達の敵だったかも知れないが、頼む、助けてくれ!」


 単純にダンジョンの戦力が増えるのであれば、拒む理由はない。冒険者であれば、これから来るダンジョンへの『侵略者』の知識も豊富にあるだろう。


「分かりました。ウィルさん、これからよろしくお願いいたします。」

遭遇編のキャラステータスにウィルを追加しました。

また、活動報告に一部システム的な設定を呟きます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ