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ステラに剣を渡すと、素振りをしながら大剣の確認をはじめた。
「なかなかいい剣だな。石でできている割には軽いし扱いやすいぞ。」
「まぁ、鉄製をお渡しできれば一番いいんですけどね。あと、これは予備です、どうぞ。」
素振りしている間に作った予備の剣を、カード化した状態でステラに渡す。
「予備まで用意してくれるとは有り難い。むっ、しかもこれは魔剣じゃないか。」
「魔剣ですか?そんな大げさなモノじゃないと思うんですけどね。」
「いやしかし、カードには魔道具と書いてあるぞ。」
話を聞くと、剣の魔道具はすべて魔剣というらしい。有名なところで切りつけると炎が出たり、凍り付いたり、魔剣にはいろいろな効果があるのだという。先ほど渡した石の大剣は、『壊れるまで切れ味が落ちない』という効果らしい。確かに、ゲームでは切れ味が落ちるなんて概念がなかったが、なんとも地味な効果だ。
「地味な効果なんでとんでもない!うまく手入れをしても、切れば切るほど切れ味が落ちるからな。普通は。100人切りとかやろうと思うなら最高だぞ、この剣は。」
お気に入りのおもちゃを自慢するように、喋るステラ。喜んでくれて何よりだが、話している内容は物騒だな。少し素振りをすると言って、ステラは森の開けた部分で剣を振り回し始めた。さて、作業に戻るか。
ピッケルや斧の予備の道具を作る。道具の作成にはMPを消費するので、まとめて作るとかなり疲れる。どうもMPが一定以下になるのがよくないようだ。そう気付いてからは、こまめ道具に作り置きをし、MPを一定以上に保つようしている。
次は畑を耕すか。先ほど作った鍬で適当なスペース耕して、小麦の種を撒いて完了だ。鍬はやはり魔道具で、地面に軽く振り下ろすだけで土が柔らかくなる。畑仕事は重労働だと思っていたが、この鍬があれば楽だな。あとは水やりとか一応必要かな。DPで井戸でも設置するか。
スマホを取り出しアプリを起動させると、画面に『新しいお知らせが届いています。』『達成済みのクエストがあります。』とメッセージが出てきた。クリックするとメッセージが消えたので、改めてホーム画面を確認する。画面の端に、小さく手紙のイラストが表示出ているのでクリックする。おそらく『新しいお知らせ』が見れるのであろう。
結論から言うと、お知らせ内容は2つあった。一つは最初の魔素エネルギー回収ノルマのお知らせだ。ダンジョン運営10日目までに魔素エネルギーを1000集めろとのことだったっが、既に1000近いエネルギーを回収しているため、余裕で達成できるだろう。問題ない。
もう一つは、昨日通販にて購入した品が届いたとのことであった。魔方陣にて受け取れるとのことだったので、早速受け取りに行く。
魔方陣に近づくと、モンスター召喚の時と同じようにピカッと魔方陣が光り、段ボールが現れた。中身を確認すると、昨晩注文したもので間違いないようだ。中身をカード化して保管箱にしまっておこう。
通販で買った品の整理を終え、次は達成したクエストとやらを確認しようと思い、再度スマホを取り出しアプリを起動する。




