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どうやらこの世界では、生物をカード化することで素材をはぎ取れるらしい。死体が腐ってしまうと、はぎ取れる素材も品質が悪くなってしまうとのことで、すぐさま熊の死体をカード化した。
☆獣骨:3個
☆熊の毛皮:2個
☆熊の生肉:4個
☆☆堅獣骨:1個
☆☆熊の上毛皮:1個
☆☆熊の生肝:1個
☆☆☆魔晶石:1個
熊をカード化すると、死体と共に血だまりも消えた。地面に残っている、ショートソードを突き立てた跡が生々しい。思ったよりも大量のカードをゲットできたな。というか、魔晶石のカードをゲットしてしまったな。魔道具に回すカードの回収を終えると、周囲にいたウルフ、ゴブリン達が集まってきた。皆こっちを見ている。ちょっとプレッシャーだな。何か言わなければと思うが、適当な言葉が浮かんでこない。
「えーと、それじゃあ帰りましょうか。」
我ながらなんともしまらないと思うが、まぁ仕方ないか。
ダンジョンに戻ってきてウルフ達の怪我の状況を確認するが、多少の怪我はあれど致命的なモノはなさそうだ。おそらく、最後の熊以外との戦闘での傷なのだろう。あの巨大熊から一撃をもらっていれば、致命傷になっていたはずだ。うまく連携を取りながら熊を囲み、死角からのヒットアンドウエイで削っていたのではなかろうか。
ノワールにも確認してもらったが、後遺症の残る怪我でもDPを消費することで治療可能とのことだったので、ひとまずは安心した。というか、生きてさえいれば、腕がもげようとも足がちぎれようともDPで何とかなるらしい。なんでもこの世界の回復魔法でも同じことができるようなので、それ程ダンジョンの機能がこの世界で異質というレベルではないようなのだが。
怪我の様子を確認した後、ウルフリーダーよりカードを受け取った。あの巨大熊以外にも、獲物を見つけていたらしい。
☆ウサギの肉:2個
☆ウサギの毛皮:2個
☆ヘビの肉:2個
☆ヘビの皮:2個
☆☆毒袋:1個
☆☆ウサギの角:1個
ウサギとヘビを狩ったのだろうか。そもそもウサギに角ってあったっけ?ウルフリーダーに聞いてみようかと思ったが、喋れないため詳しいことを聞くのは骨が折れるのでやめることにした。YESとかNOの意思表示はできるので、こちらの話していることは理解できているのだろうが。
ウルフチームを豆腐ハウスに案内し休憩するように促して解散する。既に外は完全に夜だ。ダンジョン領域の洞窟やその周囲は松明によりいくらかは明るいが、森の中に入ってしまえば星の光も届かない。ちなみに松明は結界の効果があるため、弱い外敵を近づけない効果があるため、積極的に設置している。
名前:松明
レア度:2
品質:D
説明:熱を持たない代わりに消えることのない松明型の魔道具。光が届く範囲は狭い範囲だが結界となり、敵対者にマイナス補正、弱ダメージを与えるため、一定以下の強さの敵が近づけなくなる。
正直言って、僕の集めたカードの中で説明文が一番長い。効果も強力だ。レア度が2しかないのは、結界の効果範囲が狭いことと、数をそろえないと結界としてあまり有用ではないからだろうか。
さて、やることは大体終わったな。それでは早速先ほど手に入れた魔晶石でガチャを引こうか。




