11
先ほど間違えて、編集中の第12話を送信してしまいました。
正規の11話はこちらになります。
12話は明日の夜公開予定です。
先に読まれた方すいません。
「次は、スキルを試してみるか。」
ステータス画面で発見した、サンドボックスのスキル。想像通りのことができるのであれば、まずは木を切らなくてはいけないな。
「ノワールさん、さっきガチャで引いたボロボロの斧を使いたいんだけど、どうすれば受け取れるのかな。」
「はい、アプリのモンスター管理の画面からエージ様を選択してください。アイテムを渡す機能がありますので、それを利用して自分にアイテムを渡してください。」
言われた通りに操作を行うと、目の前に斧のイラストが入ったカードが現れた。原理がわからないが、胸の高さくらいの位置に浮いている。とりあえず、浮いているカードを手に取る。
名前:ボロボロの斧
レア度:1
品質:F
説明:使い古されてボロボロになった斧。かろうじて使用することができる。
「そのカードをご自分に取り込むイメージを持ってみてください。」
自分に取り込む?ピンとこないが、ノワールに言われた通り、取り込むイメージをしてみる。カードが自分に入って、溶け込むような想像をすると、カードが透けていき、消えてしまった。
それと同時に、「ボロボロの斧を所持している。」のがわかる。なんというか、お腹がいっぱいとか、疲れているというのと同じように分かるのだ。
「おお。なんだか不思議な感覚ですね。」
「カードの取り込みができたようですね。カードを取り出すイメージをするとカードを取り出すことができます。」
カードを取り出すイメージをすると、手元にカードが現れた。
「カードを取り込んだり、手に持っている状態でアイテムを直接現れるようなイメージをすると、アイテムを取り出すことが可能です。試してみていただけますか。」
言われた通りに斧を具現化するように念じる。右手に現れて、そのまま斧を握るイメージだ。イメージをするとすぐに、右手に斧が現れた。
「すごい、すごく便利ですね。」
「この世界では一般的なことですので、慣れるまで練習した方がいいかもしれませんね。アイテムは再びカード化させることもできます。一定以上の価値がある物でしたら、大抵のモノはカード化できますので試してみてください。
ただ、取りこめる量には制限がありますので、気を付けてください。」
斧を再びカード化してみたり、取り込んでみたり試してみた。斧を直接体に取り込むことはできないようだ。必ず一度カード化する必要がある。逆に、取り出すときは、カード化する必要は無いようだ。
また、一定以上の価値のある物ならなんでもカード化できるとのことなので、試しに腕時計をカード化してみた。
名前:腕時計
レア度:4
品質:B
説明:高度な技術により作成された時計。
安物の時計のくせして、かなり高評価だな。後で部屋にある不要なモノで価値がありそうなモノがないか調べてみよう。意外と価値がある物があるかも知れない。しかし、危険だな。
「こんなことができるのならば、簡単に人のモノを盗めてしまうね。取り込んだ後は、何を持っているのか他の人にはわからないだろうし。」
「カード化できるのは自分のモノだけですので、盗みには使えません。盗品を持っていると、逆にカード化できないため、すぐにばれてしまいます。」
「なるほど。うまくできていますね。」
「相手の持ち物をカード化して取り込むには、相手を殺害するか、騙したり脅したりして差し出させる必要があります。また、相手が捨てたと認識しているものはカード化が可能です。」
ふーむ。窃盗よりは、強盗が多い世界なのかもしれないな。今のところはダンジョンから出るつもりはないので、参考程度に記憶にとどめておこう。




