入学式の朝に
初投稿です! 読んで頂けたら嬉しいです(*´∀`*)
「好きだ。俺と付き合ってくれ。」
入学式直後に言われたこの言葉。普通の女子ならすぐにOKするんだろうけど…
「ごめん、無理。イケメンだけど何も知らないし、それに…」
「じゃあ、これから知ってよ。俺、諦めないから。
「は?」
思えばこの日から私の描いていた高校生活は崩れ始めたのだ。
*******
暖かい春の日差しが降りかかる4月。
「おっはよー!」
「おはよー、花音!」
私の名前は神楽莉愛高校1年生。そして幼馴染みの春野花音。
私達は今、入学式のため高校に向かっている。
「莉愛、高校でもモテモテなんじゃない?」
そう。私はモテる、でも…
「男は嫌い。知ってるでしょ?それに花音の方がモテるから。」そう、私はかなりの男嫌い。色々あって男を拒絶するようになってしまった。理由は親友の花音にも言っていない。
「はぁ…。出たよ莉愛の男嫌い。1人位彼氏つくりなよ。」
「よけーなお世話ですー!ほら、行くよ!」
そう言って花音の手をとり桜並木を走った。するといきなり、
「り、莉愛!ストップー!」
「えっ?!な、何!」
あまりの大声に私は止まった。
「花音?どうしたの?声大きいって、ビックリしたー…」
花音は何も言わない。ある一点だけをジーっと見ている。
そこを見てみると。
―――イケメンがいた。
そうだよ!花音はイケメン好きだ!
イケメンの見た目は身長180cm位。それにスラリと伸びた長い足。黒髪で前髪は目にかかるかかからないか。
それに綺麗な顔をしている。
「私…、あの人に恋した!」
「はぁ?花音なに言ってるの?」
でも花音が好きになるのは当たり前だと思う。周りの女子は私以外、目をハートにして彼を見ているのだから。でもやっぱり好きじゃない。
「花音、行こうよ、」
花音の手をとろうとすると
スカッ
あれ?花音の手がない。………。
まさかっ!!
イケメンの方を見ると…。
いた…。
男に近づきたくないしなぁ。よし、LINEしよう。
[花音!行こうよ!]
…………………。
返事無し。ってか見てもない!
よし。
私は覚悟を決めイケメンの元に行った。
「花音!ほら、行くよ!」
ダメだ、聞いてない。諦めるか。
「私1人で先行ってるよ?」
そう言って歩き始めた。すると、
ギュッ
「待って。」
低い声の誰かに手首を掴まれた。
振り向くと私の手首を掴んでいる大きな手。
あれ?花音じゃないよね?
まさか……。
私の予想通り顔をゆっくりあげるとあのイケメンがいた。
手、手、手首さわられた!しかも男に!私の視界がグラッと揺れた。
ドサッ
「莉愛!!大丈夫!?」
「おい!お前大丈夫かよ?!」
そこで私の意識は途絶えた。
*********
「…、ん?」
ガバッ
ここどこだ?保健室かな?確か、登校してて、イケメンがいて…。
今朝のことを思いだしサーッと血の気が引いていくのが自分でもわかった。
勢いよくベッドからおりて水道に走った。
男に…男に触られた……。
アルコール除菌をして保健室の椅子に座った。
「ふぅー。これで安心。」
ガラガラ
誰か入ってきた。花音かな?私はそーっとドアの方を見た。
「花音…?…ッ!!!!」




