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詩集  作者: 梅野飴


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4/4

また逢う日まで

陽の光が朝を知らせる

近頃は体を起こすことすら億劫になった

腰が軋む

鳥の鳴き声が聴こえなくなって久しい

今を生きるこの世界は幼い頃の想像よりずっと静かで 海の底のようで 林の奥にも似た景色


腹は減らずも朝食は摂る 昨晩の残りの白飯に納豆が雪崩れ込む

テレビは彩り多く毒々しい 箸が茶碗を叩く音だけ耳が拾う

麦茶を啜り壁掛けカレンダーを見る

毎週月、木曜は燃えるゴミの日 一月分のゴミを蓄えた袋に納豆の容器を押し込んで家を出る

カラス避けのネットに腕だけ潜らせゴミ袋を滑り込ませる


今日の予定が終わった 終わってしまった

大きくはない広すぎる家へとぽつぽつ帰る

60年前 昭和37年の私が問う 70歳のあなたはどこにいますか 


生きています ゴミを出しています 今日も死ねてはいません


仏壇に線香をあげ 手を合わせる

あの人の好きだった大福を載せる



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