表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキル操作で現代ダンジョンを生き抜く!  作者: ももんが


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

55/57

055:三人娘のスキル操作・火曜日放課後

いつもお読みいただきありがとうございます!

 すべての授業が終わり放課後、本日は玲のスキル操作をするため、一足早く部室に到着したオレは、新たに配備された背もたれ低めのキャスター付きチェアーに座り、玲の到着を待っている。


 この部室を使い始めたころは、オーソドックスなパイプ椅子が数脚とシンプルな会議室用テーブルが一脚のみだったが、今では10人が余裕で囲めるほどの大きさの、折り畳み可能なキャスター付きテーブルが所狭しと備え付けられ、更に天井にはプロジェクターまでもが装備されている。もはや高等学校の部室とは思えないほど充実している。


 少し前から少しずつ部室の装備が入れ替わっていたのは気が付いていたんだけど、この設備は公立高校で使用するものとしては明らかにオーバースペックだ。

 これらの装備はダンジョンのアイザワによるご厚意とのことらしく、詳しくは後日あらためて説明すると藍澤さん……もとい、玲から聞いている。


 新装備のチェアーに浅めに座り、物音ひとつしない静かな部室で一人リラックスしていると、部室のドアが突然乱暴に開かれ静けさが破られる。


「お待たせ!」


 あれ? 何故か待ち合わせをしていた玲ではなく、颯希が慌ただしく入ってくる。オレ、スキル操作のスケジュールを勘違いしていたのか?


「どうもー」

「お待たせいたしました」


 颯希の入室に続き、美玖と玲が部室へと入室する。


「えーっと、どうして三人?」


 まさか、三人同時なんて考えてないよな。体力的に絶対無理なんだが……。

 ガクブル状態なオレの顔色を見て察したのか、颯希が反応する。


「違う、違う。あーしたちは、玲っちのスキル操作に便乗させろなんて言わないし、立ち会わせろとも言わんし」

「そ、そうなの?」

「スキル操作が終わった後、みんなで装備の新調だし」


 そういうことか。でもスキル操作後に出かけるって大丈夫なのか。そう考えているオレの腕に、玲が自分の腕を絡めてくる。


「輝様、そろそろ参りましょうか」

「あ、うん」


 今日は玲にリードされながら、颯希と美玖から見送られ異空間へと移動する。


「「行ってらっしゃーい」」


 玲との初じめてのスキル追操作は、緊急事態だったため羞恥の暇もなく、スキル操作のための行為を行うことができた。だけど、今回は緊急でもない状態なので、玲自身も躊躇する気持ちがあるだろう……と思いきや、非常に積極的にオレへと身体を委ねてくる。

 これはあれか。依存協調の数値が上がった影響で、羞恥心よりも依存する気持ちが上回ってるためなのか。

 玲の依存協調の数値を確認してみる。

-------------------

依存協調 :35

-------------------


 川越ダンジョンでスキル操作を行った際は、確か数値は【25】だった。その時と比べて+10は、かなり数値がアップしているんだが、この数値がどれだけ上がると気持ちにどのくらい変化が出るのか今ひとつ分からないんだよな。

 ただ、スキル操作を行う途中経過で、玲はオレとは対面で向かい合いながら、玲は抱っこちゃん人形のような状態でしがみつくくらいには依存度が高いといえる。


 今回のスキル操作は、非常にシンプルで【攻撃+5】のスキルへと操作するだけ。スキル操作なので、+1につき5分(300秒)なので、都合25分間絶頂感を味わったのち、スキル操作が完了する。

 スキル操作が終わった玲のステータスはこのように変化している。

-------------------

名前   :藍澤 玲

レベル  :6

年齢   :17

HP   :14

MP   :148

経験値  :2250

未配能力値:41

筋力   :6

敏捷力  :10

耐久力  :7

知力   :37

判断力  :18

魅力   :18

運    :15

依存協調 :35

スキル  :ー>攻撃+5

スキル  :聖魔法+4

スキル  :闇+3

スキル  :火魔法+3

---------------------


 スキル操作終了後、異空間内での時間が経過しない残り5分間は、お互い横になって体力回復のため安静にしたあと異空間から部室へと戻る。

 流石に玲の体力は消耗が激しくよろめいていたので、腰に腕を回して玲の身体を支えながらだ。


 オレ達の姿を見て、美玖と颯希はきょとんとしている。


「あ……れ? そ、そうか……」


 どうやら異空間に入った後すぐに出てきたから驚いていたのか。たしかに目の当たりにすると脳がバグるかもしれない。

 ただ、オレに支えられている玲の姿を見て、ようやく平常心を取り戻す二人。


「玲ちゃん大丈夫?」「玲っち大丈夫?」

「はい。問題ございません。ただ、もう少しだけ休憩させていただければと……」


 そこから約10分程度休息を取った玲は無事復活し、オレと三人は別行動になる。


 美玖、颯希、玲は、玲の送迎用ワンボックスカーに乗り込み、装備品の新調へと向かった。

 一人取り残されたオレは、ちょっと寂しいな。

 流石に体力的に集中力を欠きそうなので、ダンジョンに向かうわけにもいかないし。

 今日はおとなしく、自宅に帰ることに決めた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お読みいただきありがとうございました。 初投稿作品です。お手柔らかにお願いします!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ