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九州召喚記  作者: 洗濯一郎
本編
5/16

 5(タイトル未定)

今日はいつもより短めかも

4日

下関と門司港を結ぶ臨時貨物港

門司側には臨時で検疫施設を作り、人が侵入しないように整備していた。


「あれ、この時間に貨物船は来ないはずだよな」

「あぁ、とりあえず上に報告するぞ」


貨物船からは日本側の外交官が乗っており、外交官に会いたいと話してきた。

外交官はもしもの時の為に門司区役所に駐在していたため、すぐに駆けつけてきた。


港内にある臨時応接室に入る

「外交官の前田です。今回はどのような件で」

「前田殿ですね。私は外務省の今井と申します。今回政府より書簡をお持ちしました」


前田は書簡をもらい読む

「この内容は?」

「書かれているとおりです」

「分かりました。上の者に報告しますので返答は後日でよろしいでしょうか」

「はい。3日後にまた来ます」



福岡県庁

議員らに招集をかけた

「その内容にその場にいた議員らがざわめく」

内容としては

軍の立ち入りの許可

連絡施設(大使館)の設置

帝国保護国化

一部技術の共有

であった。


議員らの中には残虐な日本軍の姿が連想され、日本軍が入れば国内が荒れるのではないか、戦争に巻き込まれてしまうのではないかと言う不安があった。

一方で、もともとここは帝国の土地でもある。農作物や石油を輸入してもらっている今、すべてを拒否することはできない。

そこで、投票にて決めることになった。


投票の結果

軍の立ち入り許可(駐屯地の設置のみ)

連絡施設(大使館)

一部技術の共有(医療技術のみ)

となった。駐屯地の設置については日米安全保障条約のような形でおいてもらうことにする。また、陸自の駐屯地に併設する形となる


3日後

「今井さん。決まりましたか?」

「えぇ、あなた方の共有についてですが、一部を承諾することに決定いたしました」

「ほう、一部ですか」

「はい。我々は軍の立ち入り許可(駐屯地の設置のみ)連絡施設(大使館)一部技術の共有(医療技術のみ)を許可します。また、軍の立ち入り許可は駐屯地の設置のみとなり、陸上自衛隊の駐屯地に併設する形で行います。また、軍の通行については我々の許可が必要になります」

「なるほど。保護国化は受け入れないと」

「はい。技術の共有についても、軍事技術は法律上の問題でお渡しできません」

「あなた方は帝国からの物資で維持しているのですから、我々が断れば経済や軍隊は機能しなくなるのでしょうね」

「ははは、それは脅しですかな。農作物や石油は備蓄がありますし、あなた方が攻めてこられても、こちらは未来から来ましたから軍の弱点を理解しています。もちろんこちらも反撃しますよ。未来技術でね」

「まあいいでしょう。分かりました。こちらにサインを」

「じっくりと読まさせていただきます」


「チッ」


内容に一部手を加えてサインした。


8月9日

関門海峡大橋が開通された。

橋の整備の関係で、下関側に検問所を作り、帝国の了承を得て自衛隊が管理をした。

検問を超えると積み替えを行い、帝国側のトラックは橋を渡ることができないようになっている。


10日

帝国軍より第五師団歩兵中隊が検問所に到着した。

帝国軍らは陸自の持っている87式偵察警戒車、16式機動戦闘車をみて驚いていた

「あれは戦車か?」

「いや、タイヤだぜ」

「スゲーな」

「おい!トラックに載れ!」

中隊長の命令で興奮していた兵士たちはトラックに乗せられる


軽装甲機動車とパトカーによる先導で九州自動車道、北九州都市高速道路を通って小倉駐屯地へと向かう。この間、周辺道路は閉鎖され、ヘリコプターによる周辺監視を行った。


帝国兵士はきれいに舗装された道路が整備されていることや、見たこともない形をした高層ビルなどを見てとても興奮していた。

小倉駐屯地に入り、一通り検査を済ませ、宿舎へ案内される。

宿舎に入った瞬間兵士たちは「おぉー」と声を上げる。

そこには元の駐屯地よりきれいで未来の便利な技術が詰まった?宿舎であった。

「あなた方の宿舎と建物は現在建設中ですのでそれまでここでお過ごしください」


時刻はもう昼であった。陸自の者が宿舎に来て、「皆さんそろそろお昼ですので食堂にご案内します」

「ありがとうございます」


食堂で出されたものは帝国では食えないものばかりであった。

「肉うどん?」

「はい。牛すじ肉うどんです」

「おお、これは!」

中隊長は感動のあまり涙を流すのであった。




これから大日本帝国を日本じゃなくて帝国という呼び方に統一します

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