『プラモワールド統合版』06
デザートタイムが終わって、観客席にもどる。今はもうレベッカさんは下に見えるステージに、他の出場者と一緒に並んでいる。
レベッカさんだけではなく、他のみんなも個性的な姿をしている。レベッカさんみたいに、体にぴったりした服を着ている人もいれば、鎧みたいな恰好の人もいる。さっきの仮面をかぶってる人もいる。
蒼奈はさっきからシーポンの操作に夢中だけど、気になったことでもあるのかな。話しかけても「うん」って言うだけだ。
「そういえば、さっきの仮面の人もふたつ名があるんですね」
「ああ、『白い閃光』のふたつ名を持つプレイヤーだ。白い閃光のグンジ。優勝候補の一角だ。威力の低いビーム兵器をあえて使い勝利を重ねる、まさに光を操る閃光だ」
へえ、グンジ……聞き覚えある名前だ。ちょっと気になったので、蒼奈を見る。
「アオナ……チベットスナギツネみたいな顔してるよ?」
「……仮面キャラに妹が居たら、妹はどんな心境かと思ってね」
「おお、仮面キャラの妹とは、セ〇ラのことか、あるいはリ〇ーナか! どの妹も芯の強い娘だったぞ! 近年でもそういった作品はあってな。実によい伝統である!」
ダリオさんはずいぶんと興奮しているけど……ちょっと、ねぇ。
フレンドリストを確認……グンジ、オンライン。場所、同じゲーム。さっき会ったときの身長と体格をイメージする……多分一致。
グンジ……群青お兄さんの可能性大。
妹の端くれとして、蒼奈と同じ顔をすればいいのだろうか。いや、蒼奈ほどの気持ちをもってあの表情はできないな。じゃあどうしよう。『仮面、お兄さんに似合ってません』って送る? 『面白い話し方でしたね』かな?
いや、なんか試合前に言うのはフェアじゃない気がする。外野が心理戦仕掛けるのはダメだよね。
きっとお兄さんノリノリであの仮面被ってるだろうし、温かい目で見てあげよう。
「アカネちゃんも、青い猫か狸みたいな目つきしてるよ?」
「猫でおねがいします」
「初戦が始まるぞ」
ダリオさんの声で、中央のバトルポッドを見る。今回は試合の様子だけじゃくて、プレイヤーの姿も画面に表示される。確かに、見られるなら服装もこだわりたいよね。
『Plastic Model Battle!』
初戦は仮面のお兄さんと、レベッカさんみたいにぴっちりした服の男性。
お兄さんのプラモデルは、赤がを中心とした色だけど、白と黒の色分けもされてる。けど、顔が赤いから印象は赤いプラモデルだ。背中に円柱のような丸くて細長いものが2本くっ付いている。
「『白い閃光』なのに赤いロボットですね」
「名前の由来は機体色ではないからな」
『Battle Begins!』
それぞれのプラモデルが飛び出す。今回は宇宙ステージだ。
途中までお互いに向けて真っすぐ飛んでいるのだけれど、お兄さんが接触直前に軌道を変えて上下左右にと、不規則に飛んでいる。
「仮面の武装、サテラニードルだ。空間に先端をとがらせた細かいランナー屑を散布しておる」
『今回もグンジ選手はサテラニードルを散布! はたしてビス選手はどう対応するか!!』
8強ともなると実況の人が試合を説明してくれる。
ランナー屑とは、プラモデルを作るとき、板から切り取ったときのプラスチックの欠片のことで、普通は捨てるとのこと。プラモデルが引っ掛かっていた、網のような板はランナーといって、それは普通に使い道があるようだ。
『ビス選手、盾から透明な素材を取り出した! ビニール素材か!?』
「プラモデルをスキャンするときだが、同時にスキャンしたものは、まとめて装備として扱うのだ。だから、あのランナー屑も装備として判定される」
「ランナー屑って、ただ切って余ったゴミですよね。どんな武器になるんですか?」
「ガ〇ダムに、ファ〇ネルという漏斗型の遠隔武装があるのだが、ランナー屑はその形状に近い形で切り出される」
『ビス選手、サテラニードルを袋にまとめた! ああっと! グンジ選手のビームライフルがビニールを引き裂く!」
サテラニードルがまとめた袋から撒き散って、ビス選手のロボットに降り注ぐ。
「スキャン時に形が似ていることから、ランナー屑はそのファ〇ネルと同等の、単独移動能力を持つビーム兵器となる。もちろん、単純なビームの威力は低い」
『ビス選手の機体の隙間にサテラニードルが入り込んだ! そこへすかさずグンジ選手が接近!』
「だが、そのビーム兵器が関節から内部に侵入すると、全ての塗膜による防御を無視する攻撃となるのだ」
お兄さんの機体がビス選手と接近戦をした瞬間、ビス選手の機体が光を放ち爆発。
『Battle End!』
『Winner グンジ!』
「サテラ攻撃は遠隔操作だから威力が弱い。だが、サテラを操るPBCがすぐ近くにあれば威力は高まる。まして、その攻撃を仕掛けるサテラが機体内に入ってしまえば、それは避けることも除くことも困難だ」
「そこまで理屈がわかっていて、他の人はやらないのですか?」
確かに、蒼奈の言う通りマネがしやすそう。切り屑使うだけだし。
「全てのランナー屑をサテラと認識すれば攻撃はたやすい。しかし、100個同時に発動すれば、威力は100分の1にまで落ちる。相手の機体に入り込んだランナー屑を的確にサテラとして稼働させる能力が必要なのだ」
「それって難しいんですよね?」
「うむ。例えば、当たりと外れを把握している宝くじでも、箱に入れてかき混ぜたら、どれが当たりくじか、すぐにはわからないだろう? 散布されたランナー屑の1つだけを把握するのはそれほど難しいのだ」
なるほど。確かにそれをやれと言われても、そう簡単にはできそうにない技術だ。どんな感覚があればそれが可能になるのか――いや、そういう直感的なところすごかったよね、あの人。小さいころ、私と蒼奈がお祭りで迷子になっても、シーポンも何も使わずに一瞬で見つけてくれていたなぁ。
「でも、あの攻撃は『閃光』って感じはしない」
確かに。相手の内部が光ったとはいえ、そこまで閃光かって言われると違う気がする。
「うむ。『閃光』と言えるのはあれではないな。だが、ふたつ名の由来は見ればすぐわかるぞ。まさに『白い閃光』だ」
なるほど。『白い閃光』と呼ばれる戦い方が楽しみだ。
『Plastic Model Battle!』
『Countdown!』
「レベッカさんの試合!」
「がんばれー!」
『5・4・3・2・1』
『Battle Begins!』
レベッカさんが飛び出し、戦場が表示される……けど、その場所は周囲が金属の壁に囲まれた場所だ。
『おおっと! 宇宙要塞ステージだ! これは機動力が持ち味のレベッカ選手に不利なステージだ!』
「宇宙要塞か! レベッカが不得意な戦場だが、どんな対策をしたのか見ものだな」
左右が狭い空間。迷路のような、いくつもある抜け道。確かに速度で勝負するレベッカさんには厳しい戦場だ。
レベッカさんは、要塞のマップを見ながらゆるゆると進んでいる。こちらからは相手の位置も見えるのでまだ距離はあるけど、どうやって戦うんだろう。
「行きつけのジオラマ店の、店長の作品だ。あの要塞」
萌黄先輩が要塞をみてつぶやく。
「そうなんですね。他のマップも誰かのジオラマなんですか?」
「予選までは普通の戦場データだね。セントラルバトルポッドには一般応募のジオラマデータが入ってるから、使われることがあるよ。戦場専用のジオラマコンテストもあるんだ」
「萌黄先輩のも入ってます?」
「うん。3作品登録されてるよ」
「すごい! 見たいですそれ!」
やや膠着した試合を見ながら萌黄先輩と話を続けると、レベッカさんの状況が変わった。
「宇宙に出た」
宇宙要塞の内部から外にでて、要塞から距離を取っている。
『レベッカ選手、要塞から外に出てしまったぞ! どうするのか! サラワ選手がミサイル操作システムに入ったら負けは濃厚になってしまう!』
「どうする気だ? 相手もわざわざ外に出ないだろう。要塞外部に設置された誘導ミサイルを使われたら終わりだぞ」
距離を取った後に停止したレベッカさんのロボットが変形する。飛行機じゃない。手に持っていた銃を足と足の間に挟んだ、別の変形になっている。
その後、ロボットが前と同じように金色に輝く。ただ、前のように全身が輝くのではなく、その輝きが足へと収束する。
巨大な一条のビーム!
レベッカさんのロボットの足の部分から、巨大なビームが宇宙要塞の上部へと直撃した! しばらくして、宇宙要塞の反対側までそのビームが貫通! そこから、ビームをゆっくり下部へ下げて要塞を半分に切り裂いた!
「うわぁ。店長どんな顔してみてるんだろ」
「これが、あやつが言っておった一番の見どころか。ジオラマは言ってみれば模型だから、素材がプラスチックだろうが粘土だろうが、設定上は壊せるが……本気で壊すとはな」
実況の人の叫びや、観客のどよめきで会場が騒然となっている。
その間、レベッカさんはその場から動かないままだ。その後しばらく時間を置いてからまた輝きだした。
「PBCのエネルギー回復を待ったんだろう。さすがに連続してあれは撃てないだろうからな」
次は横から要塞を切り裂く。要塞が4つになった……。
「要塞が爆発してますね」
「エネルギータンクだ。内部での戦いでは爆発させないようにお互い気を使って戦うのだが、これでは相手が可哀想に思えるな」
レベッカさんはまた休憩して、今度は移動をした。
「あの位置、8分割にするつもりですね」
レベッカさんのロボットが輝く。
『Battle End!』
『Winner レベッカ!』
「あ、終わった」
「脱出できなかったか。むごい戦いだった」
相手パイロットの姿がモニターに映っていて、焦る様子ばかりだったのもかわいそうだった。結局、脱出のために壁を攻撃して終わっちゃってた。
「あの要塞、迷路のように作ったって言ってたから、相手はでられなかったんですね」
「宇宙要塞でレベッカさんと会ったら、外に脱出しないと戦えないよね」
「宇宙に出たらレベッカさんの圧勝だけどね」
「要塞の外部誘導ミサイルを使用すればあるいは」
どうすればいいのか話し合ってるうちに、ベスト4まで人数が絞られた。
ベスト4の初戦はお兄さんだ。
『Battle Begins!』
ステージは洞窟内部だった。下にはいたるところに水が広がっていて、立てる場所があまりない。
「この戦場、猫ロボットだと大変そう」
「水中での行動制限より、索敵が大変だよ。影が見えないほど潜れば、索敵も不可能になるからね」
私のつぶやきを萌黄先輩が拾ってくれた。索敵か、確かに相手が見えないと一方的にやらるよね。
「ここなら、『白い閃光』が見られそうだ。何しろ一番都合がいい」
ダリオさんがそう話すので、画面に集中する。仮面の人のバトルポッドの映像も見えるけど――うん、お兄さんだ。口元の笑い方がよく似てる。
お兄さんはゆっくり飛び回っているのに対して、相手はかなりの高速飛行だ。洞窟が狭いのに、よくあの速度で回避しながらとべるよね。
「閃光に準備をさせるのは悪手だ。出来るだけ早く交戦状態に入るのが望ましい。その意味で相手が急ぐのは正しい」
相手のロボットはかなりの速度でお兄さんに近寄る。接近戦をするかと思ったけど、手前で停止してビームや実弾攻撃を始めた。
『ソル選手! かなり早い段階でグンジ選手に迫った! 閃光対策か!? これはかなり良いペースだ!』
ソル選手のロボットは、全身のいたるところからビームやミサイルが飛んでいる。お兄さんのロボットに当たるが、いくつかは周辺の洞窟に当たっている。
『グンジ選手! 洞窟の瓦礫に巻き込まれた! 瓦礫ごと沈んだ!!』
「やりおる。実弾武器ほどではないが、実体のある周辺環境もかなりのダメージを与えられるからな。距離を取るのも良い。接近したら『閃光』の圏内にはいってしまう」
むむむ、お兄さんがやられるのはちょっと嫌だ。声に出さないけど、心の中で応援しておく。
ソル選手がドンドン攻撃して、沈んだ部分にさらに瓦礫が埋まっていく。やがて武器を討ち尽くしたのか、攻撃を止めた。
そして、画面がすべて光に包まれた!
『ここで『閃光』発動!!! ソル選手回避できるか!?』
戦場のモニターは少し遠くから映すために移動した。離れて見ると、洞窟の一か所が、白い光でみえなくなってる。
「すごい! あれ何?」
「あれが『白い閃光』だ。散布したサテラニードルから発射されるビームの威力を1%以下にして、ほぼ光だけの効果を拡散した結果ああなったのだ。サテラニードル自体も光を反射するように加工されているから、もはやあの一帯は光の結晶だ」
『白い閃光』は、その場で輝いてるだけじゃない。位置がどんどん変わっている。おそらく、お兄さんやソル選手の動きに合わせて動いているんだろうけれど、詳細がわからない。時々、ビーム兵器の光が中から飛び出すから、戦っているのはわかるんだけど。
『Battle End!』
『Winner グンジ!』
会場が沸いている。うん。なんだかわからないけど派手ですごかった。
「どうなったかさっぱりです」
「じゃあ、光や壁の表示を抑えた映像を出すね?」
そういって萌黄先輩が画面を操作すると、さっきの試合で瓦礫が積み重なったあたりに巻き戻って再生される。瓦礫が半透明になって状況がわかりやすい。
「この時にはもう水中を移動していたんだ」
「背中の外部タンクの一部を切り離して、本体が居るように見せかけてたんだね」
「そっか。タンクが水に浮いてるから隠れ蓑になってたんだ」
「この間に、残ったタンクからサテラニードルを散布して、タイミングをみて閃光の発動だね」
画面内では、ソル選手が右往左往しているあいだに、的確にお兄さんがビームの銃で撃ちぬいている。ソル選手は剣を振り回してるけど、狙いが全然定まっていない。
「お――仮面の人は相手の位置がわかって、相手にはわからないの?」
「光で視界を90%以上さえぎられているから、お互いのセンサーには反応しないみたい。『白い閃光』さんがどうやって把握してるかはわからないけど」
「周辺を光で見えなくする戦法は昔からあったのだが、お互いの位置を把握できないため、離脱する煙幕の用途でしか使えなかったのだ。それなら煙幕で良いということで、消えた戦法だ。それを採用し、実践に活用してる。これも、運営から調査があった。ただし、レベッカと違い『理論上は可能』という回答だったがな」
それは、不正はしていないけど普通では再現が難しいということか。どんな技術を使ったのか、気になる。
「『白い閃光』状態って、ビームの塊なんですよね。ダメージを1%以下にしても、『白い閃光』さん本人は大丈夫なんですか?」
「ダメージは受けるが、自分に対しての攻撃はダメージが軽減されるな。そのため、相手を閃光の範囲内に入れ続けるだけで粘り勝ちも可能だ」
そこまで考えての全体攻撃か。確実に相手より優位に立てる攻撃は理想だもんね。
下では、最終戦まで勝ち残ったお兄さんがインタビューを受けている。いつも通りそうでよかった。レベッカさんが勝ったら、ふたりが優勝決定戦か。うーん。
「そろそろ始まる」
『Plastic Model Battle!』
『Countdown!』
『5・4・3・2・1』
『Battle Begins!』
レベッカさんの機体が飛び出す。砂漠だ! 隠れるところが何もないから、戦いやすいかも?
相手は……いない? モニターは砂漠の地面をずっと映している。
『カルン選手、開始早々砂の中に入り込んだ! 地表はすでに風で均されて場所が特定できなくなっている!』
「この広いステージで、さらに砂漠なんて、センサーも無しにどう探すのかな」
萌黄先輩が画面を真剣に見ながら考えこむ。
「萌黄先輩でも難しいですか?」
「私はバトル専門じゃないから。でも、砂漠に適応したロボットを倒すのはむずかしいよ。センサーは90%隠れたら反応しなくなるから、砂漠に特化した機体なら、カメラと銃口を出したままでも相手のセンサーに引っ掛からないし、砂の下から相手を一方的に探せる。一方で、砂漠に隠れたロボットを探すのは、ヒントも無しにできることじゃない」
「対策もしないロボットが砂に入っても可動部に砂が入り込んで行動不能になるだけだからな。砂ステージを想定して専用のロボットを持ってくるなど普通はしない」
「じゃあ、どうすればいいのかな」
「相手が攻撃してくるまで待つしかないよね。結果がドローになってマップ変えての再戦は、相手も望まないだろうし」
ずっと高速飛行していたレベッカさんは、一度ロボットになって地上に降りた。砂を手に取り、地上にビームを撃って何かを確かめ、また飛行機形態になって高速で空を飛ぶ。
ステージの全体は正方形で、最初の出撃はお互い左右に分かれてスタートする。ステージ端の4分の1の範囲で出撃場所がランダムに決定される。そのため、相手の出撃位置を正確に探るのは難しい。
「なんか、レベッカさん真っすぐ相手の出撃位置に飛んでるんですけど」
「おそらく最初に高速で飛び続けた結果、相手が砂漠に隠れるまでの間に初期位置の方向だけはセンサーの補足範囲に入ったのかもしれん。砂漠だらけのステージだから遮蔽物が無いのが幸いした」
『レベッカ選手、相手の出撃地点に到着! すさまじい索敵能力だ!!』
そのまま相手の初期位置付近に到達した。ロボットに変形し、地上をロボット1~2体程度の高さで飛びながら周辺を索敵している。
背中から攻撃を受けた! けど、振り返った先はすでに砂漠に銃口が潜った後だった。
こっちからの映像ではわかるんだけど、実際に戦うとなると、センサーに映らないまま攻撃受けてるから難しそう。
その後も、背中から攻撃を受け続けるレベッカさん。どうするのかな。
「なるほど、そういうことか」
ダリオさんが腕を組み、ひとりで納得している。
「何かわかったんですか?」
「おそらくだが、わざと背中を撃たれることによって相手を誘導している。でなければ盾を使うはずだ。必ず背中を撃たれるということは、相手は必ず背中に移動している。ダメージが低いことから、サテラ攻撃と思われるが、それならそれで相手の位置がおおよそわかるというものだ」
確かに、回転式の盾を背中に回さない理由はないよね。となると、レベッカさんの被弾は反撃の準備をしているのか。
「じゃあ、そろそろ反撃ですか?」
「近寄っても姿を現す相手ではないからな。正確な位置を抑えられるとは思えん。最後の詰めをどうするか」
さらに背中にダメージを受けるレベッカさん。今回はそのまま地上へ落ちる。
『おおっと!! レベッカ選手墜落!!!! ダメージが限界を越えたか!?』
「落ちた!」
「いや、何かやりそう!」
地上に立ったレベッカさんは、銃を取り出してビームを発射。そのまま周辺へ扇型に横へ動かす。
「地面を撃ったわけじゃないよね? 当たってもいない」
「でも、地上すれすれに撃った。意味がありそう」
動かした扇型のビームを元に戻すように動かして、銃口が最初の位置に戻ったら、また空を飛んだ。
今度の背中からの攻撃は盾で防いだ! そして、そのまま腕が回転して地上を攻撃。何かに当たって爆発! 相手のサテラ壊した?
その後も、数回同じことを繰り返してサテラを壊し続けるレベッカさん。どうやって位置がわかるようになったんだろ。
銃をビーム剣に変えて地上に突撃!
突撃した先でビーム剣を上にあげると、そのまま相手のロボットの一部が引き上げられた! そのまま、相手の機体をさらに攻撃する。
『レベッカ選手! カルン選手を捕えた!!』
相手は何とか離れる。けど、相手のロボットはちょと重そうな見た目……ええっ! 相手のロボットの装甲が外れて細身のロボットが現れた!!
「なるほど。着脱可能な装甲で砂の中を潜る能力を獲得していたのか。しかし、外部装甲か。まるで……」
『カルン選手! 外部装甲をパージして軽量級に変身だ!!!』
「……のようだ。まぁ、中身がNT専用機というわけでもあるまいが、面白くなってきた」
相手のロボットが短剣を持って接近戦をする。実体武器は強い!
『カルン選手の、高周波ブレード! 射程は短いが数々の相手を倒した必殺の武器だ!』
相手が短剣を持って突撃! レベッカさんも、ビーム盾を回転させて相手の前に回して防御体勢!
相手がしゃがんで、ビーム盾を回避……できずに、そのまま盾が頭部にぶつかって、頭部だけ飛んで行ったけど、攻撃は止まらない!
レベッカさんは……剣が貫通してる! 胴体じゃなくて足だったけど、切断された。
レベッカさん転倒――違う。倒れたというか、切断された足に近寄った? そのまま、切断された足に銃を接続。相手に銃口を向けて、銃のビームと足の中にあるミサイルを同時発射した!
『Battle End!』
『Winner レベッカ!』
偶然にも連続でクリスマスの話で終わってる。




