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詩集:道とは

酒心

作者: 歌川 詩季

「さけごころ」です。

 カウンタ席でふたりならんで飲むのは

 照れ臭いもんだよな

 肩を寄せ合うほどのあいだじゃねえが

 それらしく振る舞うのさ (ひじ)()るたびに()びるなよ


 甘い酒には花弁(はなびら) 浮かび

 苦い酒には涙が沈む

 飲めば飲むほど 乾くけど

 飲めば飲むほど 情を深くする



 テーブル席でひとりぼっちで飲むのは

 ものさびしいもんだよな

 食いきるのがやっとの皿を頼んで

 それとなくごまかすけど 向こう岸までは至らねえ


 冷えた酒には背筋を正し

 ぬるい酒には人肌 想う

 飲めば飲むほど ()みるから

 飲めば飲むほど 人を愛せる

 飲めないんですけどね。

 情緒は、わからなくはないつもり。

 飲み屋さんは好きです。



挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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制作:冬野ほたる先生

挿絵(By みてみん) 制作:あき伽耶先生
― 新着の感想 ―
[良い点] 素晴らしいです。 理想的なフォークソングな気が。 [一言] メロディはともかく、意外と、カマヤツさんに歌ってほしい感じです。 ありがとうございます。
[一言] 酒が飲めない人には理解できない部分があります。 私も飲めない派ですから
[良い点]  使い方は違うかもしれませんが、なんというか、侘び寂びを感じます。 [一言]  似合いそうなシンガーさんが数人浮かびます♪
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