6月27日~29日
※このお話はノンフィクションです。
私は、今日も学校に行かなかった。風邪や怪我など行けなかったわけではない、「行きたくない」と思ったから行かなかったのだ。
隠すことなどない。中学三年生の私は、れっきとした不登校なのだ。
不登校になったきっかけは中一の一二月だった。
新型コロナウイルスが流行し、クラスメイトが感染したことを、母が過度に心配したことで、しばらくオンライン授業だけ受け、学校には行かない方針に変えたのだ。
もうそろそろ学校に行ってもコロナにはかからないだろう、と親は学校に行かせようとしたが、私は拒否して行かなかった。これが、不登校になったきっかけだ。
といっても中三になるまでは二、三日休む程度で、テストなど大事な日を休むことはなかった。酷くなったのは、つい最近のことである。
私はプライドが高い癖に自虐的でネガティブな人だ。そのせいで、自分の思うままに行動して後で後悔し何度も自分を責めるが、また同じ過ちを繰り返す、という何とも救いようがないことをして生きてきた。
親や友達に「やめておいた方がいい」と言われても、数日後にはまた同じことをするのだ。その結果、大切だと思っていた友達の一人に嫌われたり、親との関係は最悪な方向に向かっていったりと、ここ最近人生詰みかけている(少し大げさだが)。
そんな自分がだんだん嫌になっていき、新学期を迎えてから学校に行く頻度が減ってきた。一週間丸々休むことも多くなったし、そんなことをしてしまう自分が大嫌いだった。
そして最近、私はついに期末テストの日をすべて休んでしまった。しかも、二日間を使って別室でテストを受けるつもりだった再テスト日、それすら休んでしまったのだ。
また、担任に怒られる。今はそんな恐怖と罪悪感でいっぱいで、なんだか死にたい気持ちになった。
翌々日。案の定私は今日も学校に行かなかった。ぴーすぴーす。
金曜日には行って、来週もちゃんと行くのか。それは私にも分からないことだった。少なくとも、昼夜逆転が直らない限り難しいことだな、とで思った。