1月31日 国語
今日は、英語の長文。正直他の大学とは違ってレベルが高いこともあり英単語が難しいというのが率直な感想だった。先生からは、英単語がわからなくても推測して、どういう単語なのか考えてみろとアドバイスを受けていた。先生の言う通りしても、大枠はわかっても単語を推測するところまではいかない。単語までわかるには、相当問題数を解かないといけない気がしたのだった。最後は、地頭の良さも問われる気がする。
今日は1月31日。残り3日。僕の試験日は、刻々と迫っていた。窓から、朝の光が淡く差しこむ。まだ、寒く僕の体は気温と戦いながらの勉強だった。窓を閉めているのに、風が入ってくるような感じがする。高3のこの時期は、誰だって嫌なもだろう。僕だけじゃない。そう言い聞かせながら、問題を解き続けていた。試験まで残り3日間で僕は何ができるだろうか?僕の頭の中は、これからのことで頭がいっぱいだった。アイツのこと、お兄ちゃんのこと、一人暮らしのことなど考えればキリがない。
朝食を急いで済ませた僕は、なんだか再びお腹が減っているようだ。2月3日の試験では、国語、数学、英語の3教科が行われる。僕としては、3教科の中でも数学と英語で点数を稼ぎたかった。というのも、ここ最近の過去問を解いていると国語だけとても悪い成績だった。数学や英語は70点程度あるのに対し、国語は過去問5年分やったのに50点以上はわずか1回しかなかったのだ。どう考えてもおかしいけど、文句を言っても始まらないのだ。国語の問題が決して難しいわけではない。解いている感しだと、数学や英語と大差は感じられない。でも、点数は低い。決して、ケアレスミスなどがあるというわけでもない。
答えを見ても、納得いくわけでもないし。なんと言ったらいいか全くわからない。自分のレベルではわからないけど、きっと足りない何かがあるんじゃないかと僕は思っていた。ただ、僕は3日前に迫った試験に合わせるしかなかった。今更どうこう言っても仕方がないんだし。国語の点数が悪いこともあり、余計なことばかり考えてしまう。こんなんではダメだ。余計なことを考えないように再び問題に意識を向けていた。僕の机の上には、ここ3ヶ月蓄積されたテキストや参考書が山のように積まれていた。これだけやったんだと思うと、どこか勇気が湧いてくる。国語のワークをとり、ページをペラペラとめくる。もう受かるしかない。僕は一心不乱に問題を解き続けた。