1月8日 強い
今日は、学校が休みなので、朝起きてすぐに勉強することができた。まだ、体調は治ってないけど、日本史の問題を解いていた。
ー12月26日ー
小野田「どうする?今から?」
アイツ「どうしよっかぁ」
僕は、二人の会話を少し遠目から聞いていた。
小野田「宝来、来るのかな?」
アイツ「来るよ、宝来は」
なんでこんなに自信があるのだろうか?
小野田「なんで、そんな自信あんの?」
アイツ「宝来は、嘘をつくような奴じゃないから」
小野田「そうなんだ」
小野田は、どこか興味がなくなっているみたいだった。
アイツ「うん」
小野田「じゃあ、このまま過ごす?」
アイツ「そうだね」
UNOを片付けて、再びジュースを飲み始めた。
小野田「那奈は、この中だと誰が一番仲がいいの?」
アイツ「うーん。一番とかはないかな」
二人は辺りを見渡していた。
小野田「よくいるのは?」
アイツ「楓とか優斗とかかな?」
小野田「やっぱり、よく一緒にいるんだ」
小野田に驚きはなかった。
アイツ「うん。深雪は?」
小野田「私は、この中だと美桜かな」
寺崎美桜かぁ。
アイツ「どこでそんなに仲良くなったの?」
小野田「昔からだよ。ずっと交流あってさ」
アイツ「じゃあ、美桜のいいところは?」
こういう時の質問は急に困る。
小野田「美桜のいいところは、強いところ」
アイツ「ハハハハ」
いつもの笑顔が見えた。
小野田「どうしたの?」
アイツ「そんなの言うの初めて」
小野田「ホント?」
寺崎は、楽しみながら林たちと話している。
アイツ「うん。でも、たしかに美桜は強いよね」
小野田「強いよ。昔から、全然変わらない」
アイツ「そうだよね」
寺崎とは、あまり話さないからわからないけど。二人が言うんだからそうなのだろう。
小野田「美桜は、自分をさらけださないからね」
アイツ「たしかに、それわかるよ」
小野田「だよね」
アイツ「うんうん」
首を縦に連続でふった。
小野田「新しいジュース何にする?」
アイツ「私は、ミックスジュースがいい」
小野田「おっけぃ」
店員を呼び出した。
アイツ「いやー、楽しいな」
小野田「そうだね。まだ、2時間くらいだしね」
アイツ「そうだね」
店員が私たちの部屋に入ってきた。