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1月6日 喉

 今日は、新年始まってから一番寒い。今日の最低気温は、マイナス10度だそうだ。今が何度かは知らないけど昼になるにつれて、温度も上がっていくだろう。

今日から、学校が再開されるというのに、全く行く気になれない。もともと行きたくないというのはあるけれど、それ以上にコンディションが優れなかった。昨日から、喉の調子が悪く、息もあまり上手くできない。もしかしたら、この後、関節が痛くなるやつか?それだったら、風邪の可能性が高いんじゃないか?この時期だったら、インフルエンザも考えられる。もうすぐ試験だし、長期の体調不良だけは避けたかった。そんなことを考えていると、起きる時間が近づいてきた。スマホの時計と睨めっこをしながら、僕は学校に行くか行かないかよ判断に迫られていた。


 ー12月26日ー


 各々、手元にきたカードを並べていた。僕の中にある何も特徴がないようなカードを見つめている。


 小野田「おっけぃ?」

 尚也 「いいよ」

 アイツ「私も大丈夫」

 小野田「じゃあ、ジャンケンしよ」


 "最初はグー"。小野田の掛け声とともにジャンケンが始まった。


 小野田「じゃあ、林さんから?」

 林  「そうね」

 小野田「ようし、始めよー」

 アイツ「イェーイ」


 ジャンケンで勝ち進んだ林からUNOがスタートした。林、寺崎、小野田、アイツ、山川、僕、尚也の順番だ。赤色の5を出した林は、寺崎の方を見た。その寺崎は、青色の5を出す。すると、小野田は、青色の2と黄色の2の2枚だし。場のカードが出せなくなったアイツと山川は連続してカードを引いたものの出せなかった。ようやく、俺の番かぁ。ようやく回ってきたターンだったが俺も黄色はなく、カードを引かざるを得なかった。

 しかし、引いた手札は、緑色の2。出せない。すると、次の尚也が緑色の2を出す。もう少し早く出してくれてたらな。自分の運のなさを痛感していた。林は、緑色の4、寺崎が緑色の8、小野田が緑色の9を出した。ここで、アイツがしかける。緑色のドロー2を出し、一気に盛り上がった。すると、山川も黄色のドロー2。もちろん、俺の手札にドロー2のカードはなく4枚も引かされることになった。黄色の6を出せたものの、まだ俺の手札には、11枚。俺は、悲しくなりながら、次の林の出す手札を見つめていた。この後も俺たちの熱戦は続いていくのだった。

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