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さよならヘヴン

 カウントダウンが始まり、乗客は浮き足立っている。

 それは俺も同じ事で、少し自分を落ち着けるために今までを振り返って見ることにしよう。


「5(ファイブ)」


 それは何の変哲もない、とある日の事。

 世界で初めて浄化アポカリプスと言う異常現象が観測される。

 最初の一回ではどうする訳でも無く。

 情報封鎖と共に地震と同じ自然災害の一種としようとした。

 しかし二度、三度と続くうちに人類は絶滅に対して恐怖する。

 その結果、人は浄化アポカリプスと言う敵を持って手を取り合った。

 統一政府や対策委員会による生存同盟の誕生。

 その間も混乱を避けると言う名目で情報は封鎖され続ける。


「4(フォー)」


 情報封鎖も限界に達しようとしたとき。

 地表には居られない我々は行き先を二つ迫られた。


 地球外うちゅうへと旅立つのか。

 地球内ちかせかいへと潜るのか。


「3(スリー)」


 大半のお偉方や金持ちは地下都市シェルターに籠もるだろう。

 情報封鎖された奴らには浄化アポカリプスなんて言っても通用しない。

 恐らく「SFは紙の上だけで語りな」って感じに一笑されるのがオチだろう。

 だから『人類に未曽有の危機が迫っている、死にたくなければどちらか選べ』

 なんてチープだが分かり易い演出で危機感を煽った。

 勿論、地球内ちかせかいの受け入れ人数もあるし。

 そもそも、人類絶滅の危機なんてインフルエンザと同じぐらいに考えてる奴らもいるだろう。


「2(ツー)」


 これから人類はどうなるか、そんなもの俺には解らない。

 でも、俺はこの場所を旅立とうと思う。

 地球外うちゅう、それはロマンを求めて。

 超大型のスペースシャトルには100人前後と建設資材をを乗せて。

 目標は月。

 不安は沢山あるけれど、今はこのドキドキを楽しもうと思う。


「1(ワン)」


 それじゃあ、行ってきます。

 またな、地球。


「0(ゼロ)」

九回目、スペースシャトルでカウントダウンを聞きながら。

地下都市へ潜るなら、宇宙へと脱出する奴らも居るよね。

って思ってたらこんな感じに出来上がりました。

題名はちょうど聴いてました猫又Masterのサヨナラ・ヘヴンから。


何となく、パンチが足りない気がします。

どこが悪いんだろうか?

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