あったかいね
寒い冬の朝
寒いと言いながら目が覚めた
あくびをしながら下に降りると君がいた
「おはよう」と満面な笑みで挨拶する君
その笑顔に照れて頭をかきながら私も「おはよう」と言う。
すると君は満足そうに笑って朝食を運んでくれた
「いただきます」
声を揃えて朝食を食べる
君は温かい飲み物が入ったカップを手で包んでふぅーと息を吐いた。
私が君の顔を見ると君はニコッと笑って「あったかいね」と言った。
君の幸せそうな顔を見て私は照れくさそうに君の手にそっと自分の手を重ねた。
「あっ」
君は言葉を発したがその後は何も言わなかった。
私が「あったかいね」と言うと君は顔を真っ赤にしてえへへと笑った
私も静かに笑うのだった