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異界の刀銃使い  作者: 太公望姜子牙
天使の章
107/135

第102話 汚ねぇ花火だ

昆虫恐竜戦決着です(^O^)/


 キシャアアアアアアア!!


「くっ!」


 耳を劈くような甲高い奇声と共に振り下ろされた鎌腕を、イアンは渾身の闘気を込めた剣で受け流した。攻撃力の差があり過ぎてアシュケロンの鎌を正面から受けるのは自殺行為。可能な限り躱すか、往なすしかない。だが、いくら闘気を纏わせているとはいえ、アシュケロンの鎌を捌き続けたイアンの剣は既にあちこちが欠け、既に剣としての用をなしていなかった。

 しかも渾身の闘気を振り絞って戦い続けた結果、イアン自身の疲労もピークに達しつつある。


(そろそろ、剣も私も限界だな……)


 動きが鈍くなってきたイアンに、アシュケロンが追撃を放つべくもう片方の鎌腕を振り上げた瞬間、その関節部に狙いすまされたシアーシャの矢が深々と突き刺さった。


「さ、最後の1本……」


 だが、彼女自身も既に満身創痍で、矢も射つくしていた。


 アシュケロンがイアンからシアーシャに向き直った次の瞬間、一条の稲妻がアシュケロンの頭上に降り注いだ。

 直撃を浴びたアシュケロンが苦し気な声を漏らしてよろめいたが――


「もう、ダメ……」


 それ以上に限界だったのは、魔法を放った結衣の方だった。

 ただでさえ、MPの大半を消費する上級魔法を使用して魔力欠乏症を起こしていたところで、さらに立て続けに<雷魔法>を使用した結果、ほとんど魔力を枯渇させてその場に倒れ込んでしまった。


 そんな結衣の努力を無駄にすまいと、彼女が造りだした貴重な隙を付いてフェルナがアシュケロンの懐へと飛び込み、胸部の甲殻の隙間へと闘気を漲らせた槍の穂先を突き立てた。


 槍は穂先の根元まで深々と突き刺さり、アシュケロンは悲鳴を迸らせたが、そこまでだった。

 倒れることさえせず、次の瞬間には怒気を漲らせた目でフェルナを睨み付け、尾で彼女を横から薙ぎ払う。


「きゃあ!!」


 野太いアシュケロンの尾で一撃され、フェルナの華奢な身体はゴミの様に宙を舞い、地面に叩きつけられて2転3転した後、動かなくなった。完全に気を失ったらしい。そんなフェルナに、アシュケロンは容赦無く火炎弾を吐き出した。


「させません!」


 フェルナの危機を見て取ったユフィアが果敢にその前に割り込み、《神秘なる光壁(セイント・ウォール)》でアシュケロンの火炎弾を受け止める。


「あうっ!」


 だが、火炎弾のあまりの威力の前に、防ぐことは出来たものの、ユフィアの《神秘なる光壁(セイント・ウォール)》の方も砕け散ってしまった。

 ユフィアの小柄な身体が衝撃波に飛ばされ、その場に倒れ込んでしまう。そこへ、アシュケロンが迫ってくる。


「止めろ!」


 イアンを初めとした騎士たちが立ち向かうが、既に彼らの半数以上は大怪我を負うか気を失っていて戦闘不能。まだ戦える騎士たちも満身創痍か疲労困憊。そのような状態でアシュケロンに歯が立つはずも無く、蹴散らされている。

 死者が出ていないのが不思議なくらいだ。


「まだ、やれます……」


 杖に支えられながらユフィアは気丈にも立ち上がった。だが、彼女自身、度重なる回復、防御魔法の連続使用で魔力欠乏症を起こしており、杖を支えにしなければ立つことすらままならない有様だった。

 だが、レベル48という規格外の怪物を相手に、これまで死者を出さずに凌ぐことが出来たのはユフィアの働きによるところが大きい。彼女が回復魔法や防御魔法を駆使して騎士たちを支えていなければ、既にイアンたちは全滅させられていただろう。


 が、それも限界に達しようとしていた。彼女1人で20人以上のダメージコントロールを熟せるはずもないのだ。


(時間を稼がないと……もう少し頑張れば、きっとシンヤさんが来てくれるから……)


 魔力も尽きかけたユフィアを支えているのは、慎也への信頼だった。

 リーダーであり、家族であり、ユフィアの一番大切な人。この世で最も信頼のおける人。

 彼ならきっと、この怪物を倒す手立てを考えてくれる、とユフィアは信じていた。


「それまで、私が皆さんを守ってみせます!」


 ユフィアは自らを奮い立たせるように気炎を吐いて魔法の詠唱に入る。


「《癒し運ぶ妖精たち(フェアリー・ヒール)》!」


 ユフィアの掲げた杖の先から無数の青白い光球が放たれる。光球の大きさはソフトボールほどだが、それが20個近く現れるや、それぞれが光の尾を曳いて宙を舞い、傷ついた騎士や冒険者たちに触れるや、彼らの負った傷を癒していく。既に負っていた傷はお世辞にも浅いとはいえず、全快させることは叶わなかったが、危険な状態から脱するには充分だった。


癒し運ぶ妖精たち(フェアリー・ヒール)》は神聖系の中級回復魔法で、一言で言えば、回復魔法を離れた場所にいる複数の味方に飛ばす魔法だ。回復量はそれほど高くはないが、離れた場所にいる複数の仲間を同時に回復させることが出来る。

 

「うぅ……」


 しかし、当然ながらその分、魔力の消費量は大きく、既に魔力欠乏症を起こしかけていたユフィアは立っていられなくなり、その場に座り込んでしまう。

 さらに最悪なことに、複数人を一度に回復させたことで、アシュケロンの注意(ヘイト)を惹いてしまった。

 それまで騎士たちと戦っていたアシュケロンが踵を返し、ユフィアの方へ向かう。


「まずい!」


 アシュケロンの意図を察したイアンが咄嗟に立ちはだかるが、すでに彼も彼の剣もまともに戦えるような状態ではなかった。邪魔だ、と言わんばかりに無造作に薙ぎ払われた尾を受け流そうとした際、ついに彼の剣が限界を迎えて折れてしまった。


「ぐあっ!」


 直撃を浴びたイアンは衝撃で跳ね飛ばされ、近くにあった木に叩きつけられる。


(くそ、骨が折れたか……)


 なんとか身を起こそうとしたイアンだったが、右腕に尋常では無い激痛が走って呻く。間違い無く骨折している。

 アシュケロンはイアンには見向きもせず、ユフィアの方へと向かっていく。


「逃げろ、ユフィア!」


 イアンが右腕を抑えながら叫ぶが、彼女も動けるような状態ではなかった。

 魔力もほとんど尽き、立つことすら叶わず、視界もぼやけている。だが、こちらへ向かって来るアシュケロンの姿ははっきりと認識できた。


 もう、逃げられない――


(シンヤさん!)


 死を覚悟したユフィアが心の底で叫んだ。


 まるでそれに答えるかのように、アシュケロンの頭上から何発もの魔弾が降り注ぐ。10発以上の魔弾はことごとく甲殻に弾かれたが、それでもユフィアに向かうアシュケロンの足を止めて注意を引くには充分だった。


「シンヤさん!」


 魔弾が飛んで来た方へ視線をやったユフィアは、そこに思い人の姿を認めて歓喜の声を上げた。

 ただ、その背にセリシエルが抱き着くようにして抱えながら宙に浮いているのに気付いて、ちょっとむっとした顔になる。


「……遅かったな。作戦は思い付いたのか?」


 イアンも慎也に気付いて折れた腕を抑えながら立ち上がった。


「ええ。後はオレたちに任せてください」

「そうか……なら、お言葉に甘えさせてもらうよ」

「あと、ご褒美って奴、期待してますからね」


 イアンが去り際に言っていた、アシュケロンを倒せたらご褒美をやる、というセリフを慎也はちゃっかり覚えていたらしい。


「……うまくそいつを倒せたらな」


 と、イアンは苦笑いした。


「それじゃあ、ちゃっちゃとやっちゃいましょう」


 言うや、慎也はさらに魔弾をアシュケロンに浴びせる。もちろんダメージは与えられていないが、これはあくまでアシュケロンのヘイトを稼いでタゲを取る為の挑発なので問題は無い。


 案の定、アシュケロンはすぐにターゲットを慎也とセリシエルに変更し、口から炎弾を放ってきた。


「避けろセリス!」

「アイアイサーなんだよ!」


 セリシエルが慎也を抱えたまま急上昇し、炎弾を回避する。さらに慎也が魔弾を撃ち続け、アシュケロンもそれに炎弾で応射するが、またしても避けられてしまう。


 魔法では埒が明かないと悟ったのか、アシュケロンは空中にいる2人を追撃せんと翅を広げた。


「よし、釣れた。頼むぞ、セリス」

「任せて!」


 アシュケロンが翅を高速で羽ばたかせて宙に浮くと同時に、セリシエルは慎也を抱えたまま空高く上昇した。アシュケロンもそれを追って夜空へ舞い上がる。


「よしよし、追ってきた」


 アシュケロンが後を追ってくるのを確認して、慎也は内心でほくそ笑んだ。

 

「あまり引き離さないように、速度を抑えて飛んでくれ」

「判ったんだよ!」


 今回、彼が考えた作戦は、はっきり言って一か八かの大博打と言って良いものだった。かなりの危険が伴うが上に、地上で実行すればなにも知らないユフィアたちを巻き込む恐れもある。

 故に、まずはアシュケロンをなにも無い空中へ誘き出す必要があった。


 飛行速度ではセリシエルの方がアシュケロンよりもずっと速いが、いまは慎也の作戦に従って速度を抑えている為、アシュケロンは付かず離れずの距離で追従してくる。


「空を飛ぶのって、けっこう気持ち良いんだな」


 生まれて初めて味わう身1つの飛行に、慎也はつかの間、状況を忘れて酔いしれた。


「……ゴメンね、シンヤ」

「あん?」


 背後から蚊の鳴くようなか細い声でセリシエルが呟くように言った。


「私が言い付けを守らなかったせいで……」

「お前、まだ言ってるのか?」


 どうやら自分のせいで慎也が右腕を失ったことを、セリシエルはまだ気にしているらしい。

 本人は気にするなと言ってはいたが、無理もない話だ。


 この世界に置いて、腕の喪失は致命的すぎる。義手などは一応存在するのだが、非常に高価で一介の冒険者に手を出せるものではない。


 それに、高名な冒険者が戦いで手足を失った結果、冒険者家業を続けられなくなり、最終的に奴隷落ちした、などという悲惨な話は珍しくない。しかも手足を欠損した奴隷は安価で、それでも買い手が付くことはほとんど無いのだという。


 セリシエルもその辺りの事情は承知しているだけに、自分のミスで慎也の人生を台無しにしてしまった罪悪感が彼女の心を苛んでいた。


「腕を失ったのはオレのミスだ。セリスが気にすることじゃない」

「でも……」

「とりあえず、その話は後だ。それより、先に礼だけ言っておくよ」

「ふぇ? お礼って?」


 突然、なんの脈絡も無い話に切り替えられて、セリシエルは困惑の声を漏らした。


「セリスがいなかったら、この作戦は思い付かなかった」


 飛行能力を持ったアシュケロンを空中に誘き寄せる、という離れ業はセリシエルの協力無しには実現しえなかった、ということだ。


「お前がいてくれてよかったよ、セリス。ありがとうな」

「え、えへへ……」


 慎也に礼を言われて、セリシエルはつかの間、子供の様にはにかんだ。


「やっぱり優しいし、カッコイイんだよ……」

「ん? なんか言ったか?」


 セリシエルの呟きは小さすぎて慎也の耳には正確には届かなかった。


「うん! 決めたんだよ!」

「な、なにがだ?」


 突然、声を張り上げたセリシエルに、慎也はぎょっとして聞き返した。


「私のせいで慎也は腕を失くしちゃったんだから、私にはその責任を取る義務があると思うんだよ!」

「だから別に――」

「だから、私がシンヤの腕の代わりになるんだよ!」

「はぁ?」


 訳の判らないことを言いだしたセリシエルに、慎也は疑問符を返した。


「シンヤが腕が無くても不便にならないように、私がシンヤに付っきりになってお世話するんだよ!」


 セリシエルの言っていることは良く判らなかったが、どうやら介護みたいなことをする、と言いたいらしい。


「いや、別にそんなことは……」

「いいの! これは私が決めたことなんだから!」


 なにやら言おうとする慎也を、ぴしゃりと黙らせる。


「シンヤは言ったよね? あの時、自分の身を惜しんで私を見捨てていたら、一生自分が許せなくなってた、って」

「あ、ああ」

「それは私だって同じなんだよ? シンヤが腕を失くしちゃったのは、私を庇ったからなんだよ? それだけじゃなくて、シンヤは記憶の無い私に色々良くしてくれたのに、こんなことになってなにもお返しできなかったら、私だって自分が許せなくなるんだよ」

「そう、か……」


 そこまで言われてしまうと慎也はなにも言い返せない。

 気持ちは良く判るし、たぶん、自分が同じ立場になっても同じことを思うだろうから。


「そう言う訳だから、改めてよろしく、なんだよ!」

「ああ、判った」


 それでセリシエルが自分を責めなくなるのなら良いか、と慎也は頷いた。


「さて、そろそろあいつを片付けようか」


 話が一段落着いたところで、慎也は後方を振り返った。

 相変わらずアシュケロンは2人を執拗に追いかけて来ている。既に森からはかなり離れたので、慎也は作戦を実行することにした。


「よし、手筈通りスピードを落として奴を接近させろ」

「了解なんだよ」


 言われた通り、セリシエルは飛行速度をやや下げる。そのせいでこれまで付かず離れずだった両者の距離が徐々に縮んでいく。

 彼我の距離が10メートルを切る。


「シ、シンヤ……」

「まだだ! もっと引き寄せろ!」


 大口を開けて近づいてくるアシュケロンにセリシエルが怯えた声を漏らすが、慎也は首を横に振った。

 まだ距離があり過ぎる。チャンスは一度きり。この作戦は不確定要素が多い上に、失敗すれば次は無いのだ。


「もう少し……」


 さらに距離が縮んでいく。背中に密接しているセリシエルが恐怖で震えているのが判るが、いまは耐えてもらうしかない。


 いよいよ距離が無くなり、雄叫びを上げながら近づいてくるアシュケロンの鎌腕の先端が、慎也の爪先に触れようとした瞬間――


「行くぞ!」


 慎也は作戦を実行に移した。


 左手を大きく振り被ると、突然、その手に真っ赤に輝く光球が現れた。


「喰らえ!」


 それを、慎也はアシュケロンに向かって投げ付ける。さらにそれを《見えざる手(アステロイド)》で操作しつつ、雄叫びを上げるアシュケロンの口の中へ飛び込ませる。


 口の中に飛び込んできた球を、アシュケロンは反射的にそのまま飲み込んでしまった。


「いまだセリス、逃げろ!」

「急速離脱なんだよ!」


 アシュケロンが球を飲み込んだのを見届けた慎也はセリシエルに合図し、それを受けて彼女は急加速し、全速力でアシュケロンから離れる。

 一方でアシュケロンの方は、その場に留まってなにやら苦し気な悲鳴を上げながら喉を掻きむしり始めた。


 まるで焼けた鉄でも飲み込んでしまったかのように――


 そして次の瞬間、アシュケロンの身体が膨張し、真っ赤な爆炎と轟音を轟かせて大爆発を起こした。


「うわわわっ」


 その衝撃波は慎也とセリシエルにまで達し、一瞬、バランスを崩して錐もみ状態になりかけるが、すぐに体勢を立て直す。


「うまくいったみたいだな……」

「凄い爆発だったんだよ……」


 夜空を真っ赤に染め上げるほどの大爆発に、2人は揃って顔を青くした。


「しっかし、奴ら、なんてもの使ってやがるんだ」

「怖いんだね、魔爆珠って」


 そう、慎也が使用したのは、《ミズガルズ》の工作員であるナヴェットが自爆に使おうとした魔爆珠だった。

 あの時、炸裂寸前に慎也が咄嗟の判断で<共有無限収納>のスキルで回収した物だ。


 それが爆発寸前の状態で収納空間に納められていたのを思い出した慎也は、それを使ってアシュケロンを倒そうと考えたのだ。

《ミズガルズ》の作り出した人造魔獣を、《ミズガルズ》の工作員の魔爆珠でもって倒す。


 まさに毒を以て毒を制す作戦だ。


 だがそれには問題があった。

 魔爆珠の爆発の規模が不明であるという点だ。


 ナヴェットが自分たちを道連れにしようとしていたことを考えると強力なのは間違い無いだろうが、なにしろアシュケロンの防御力が半端では無かった。いかに強力な魔爆珠と言っても仕留められるか判らない。

 それに、下手に爆発力が強力過ぎた場合、仕留めることが出来たとしても自分たちが巻き込まれる恐れもある。


 なので、それらを考慮した末に慎也が考えたのが、セリシエルと一緒にアシュケロンを空中に誘き出し、地上から充分に引き離した上で口の中に魔爆珠を放り込み、体内で爆発させる、という作戦だった。


 いくら常識外れの防御力を誇るアシュケロンであろうと、体内で魔爆珠が爆発すれば一溜りも無いはずだ。

 それに、空中ならば周囲に被害をもたらす恐れも無い。

見えざる手(アステロイド)》を使える慎也なら、百発百中でアシュケロンの口の中に魔爆珠を放り込める。

 ただ、爆発の威力次第では慎也とセリシエルが巻き込まれる恐れがあったが、それに関しては2人とも覚悟の上だった。

 そして実際に作戦は成功し、幸いにも巻き込まれずに済んだ。


「今度こそくたばったな」

「バラバラになっちゃったんだよ」


 爆炎が消え去り、濛々と舞い上がった黒煙も風に吹かれて四散する。当たり前だが、そこにアシュケロンの姿は無かった。

 魔爆珠の威力は慎也が思っていたよりも遥かに強烈だった。もしあの時、自分が<共有無限収納>を使って魔爆珠を回収していなければ、ケミナ村は丸ごと吹っ飛んでいただろう。それを思うと、いまさらながら慎也は身震いを禁じえなかった。


「おっと、忘れるところだった」

「どうしたの?」


 なにかを思い出した慎也に、セリシエルが尋ねる。


「汚ねぇ花火だ――」

「ほえ?」

「気にするな。お約束、って奴だ」


 それが、慎也が元の世界で読んでいた国民的人気漫画のセリフであることを、セリシエルは知らなかった。


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