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異界の刀銃使い  作者: 太公望姜子牙
天使の章
102/135

第97話 人間が造った魔物だっていうのか!?

正体判明です(=゜ω゜)ノ

「きゃああ!」

「な、なに、いまの!?」


 その叫びを聞いた途端、ルピィが悲鳴を上げ、頭を抱えてその場に蹲り、リュンは幼い妹を庇うように抱きかかえながら恐怖に引きつった顔で叫んだ。


「魔物!? どこ!?」

「気を付けろ。近いぞ!」


 狼狽しながらも槍を構えるフェルナに慎也が鋭く言い放った。刀の柄に手を掛けて周囲に油断無く警戒の視線を飛ばし、声の主を探す。無論、他のメンバーも各々武器を構え、リュンとルピィを守るように円陣を組んでいる。


 それは、金属の板を無理やり引き裂いたかのような、金切音にも似た絶叫。

 鳥獣のそれとはまったく異質な、無機質で、根源的な恐怖と嫌悪感を誘う奇声だった。


「周囲を警戒しろ! 全員、戦闘態勢! 村民はすぐに近くの家に入れ! 出入り口を封鎖して、絶対に外へ出るな!」


 イアンも剣を抜き、部下や村人たちに指示を飛ばした。騎士たちはすぐさま各々の武器を取って臨戦態勢に入ったが、村人たちは突然の事態に慌てふためき、混乱している。


「早くしろ!」


 イアンが一喝すると、村人たちは怯えながらも言われた通り、近くの家や小屋へと向かって走り出した。


「リュン、ルピィ。君らも早く行け」


 周囲に目を配りながら、慎也は背後のリュンとルピィに言った。


「でも、兄ちゃんたちは……」

「オレたちのことは気にするな。さ、早く」

「う、うん」


 躊躇いつつも、リュンはルピィの手を引き、他の村人たちと一緒に走っていく。途中、心配そうにルピィが何度か振り返っていたが、慎也は笑顔で手を振って見送った。

 彼らが見えなくなってから、初めて自分が震えていることに気付いた。


 冷や汗が止まらない。


 見れば、仲間たちも恐怖と緊張で顔を青くし、声も無く震えている。無邪気で緊張感と言うものと無縁かと思われていたセリシエルさえ同様の有様だ。


 セリシエルは不明だが、慎也たちはそれなりに長い間、魔物と戦ってきた。命を落としそうになったのも1度や2度ではない。


 だからこそ、本能で判ってしまうのだ。

 殺気の声の主が、とんでもなく危険な存在であることに。


「……なんだと思う?」


 張り詰めた緊張感を被るように、シアーシャが震える声で尋ねた。


「……判らない。聞いたことも無い鳴き声だった」


 答えたフェルナの声も震えている。


「獣や、鬼系の魔物とは全然違う声でした……」

「なんか、虫っぽかったよね?」


 ユフィアと結衣が、杖を抱え込むようにして小声で囁き合う。


「ど、どこにいるの?」

「さあ、な」


 びくびくと怯えながら辺りを見回すセリシエルに、務めて冷静な声で慎也は答えた。


「ただ、向こうはこっちを見てるぞ」


 姿は見えないし正体も判らないが、それだけは確信があった。


 さっきの鳴き声は威嚇だ。自分たちに向けての。

 つまり――


「完全に襲う(やる)気だ」

「勘弁してよ……」


 泣きそうな声でシアーシャが呻く。


 その時――


「!」


 ふわっ、と緩い風が吹いた。

 そよ風程度の微かな空気の動き。その中に混じった異質さを慎也は見逃さなかった。


 微風は横からではなく、慎也たちの頭上から吹いて来た。

 反射的に夜空を見上げる。


「上だ!」


 慎也の叫び声に、全員が弾かれたように頭上を見上げる。


 巨大な物体が、夜空の中から浮き出るようにしてこちらに迫り来ていた。


「散れ!」


 慎也の合図で、その場に固まっていたパーティメンバーと《槍穹(そうきゅう)の翼》が一斉に散会して四方へ逃げ散る。

 2秒後、慎也たちが直前まで立っていた地面に、地響きを立ててなにかが落下した。


「木?」


 思わずつぶやいたのは結衣だった。

 そう、降って来たのは10メートルほどの樹木だった。太い幹に、青々とした葉をいっぱいに茂らせている。


「どっから飛んで来たの?」

「いや、それよりこれを見てみろ」


 結衣の言葉を遮るようにして、慎也は樹木の一点を指す。

 飛んで来た樹木は半ばで切られていた。折れたのではなく切断されている。問題はその切り口だ。

 明らかに斧やノコギリによるものではない。まるで定規で引いたように、胴回り3メートルはあろうかと言う幹が一直線に綺麗に両断されている。


「……ふざけやがって」


 慎也は思わず悪態を吐いた。

 決して自然現象によって生じたものではない。なにかがこの木を切断し、自分たち目掛けて放り込んできたのだ。

 だが、見た感じ、樹木の重さは優に1トンはあるはずだ。それを、まるでボールの様に軽々と投げ込んだとなると、少なくとも、先日、盗賊のアジトで見たトロルを上回る怪力が無ければ不可能だ。


 その時、再び先ほどと同じ咆哮が聞こえた。


「森の方からだ!」


 騎士の1人が叫んだ。

 確かに雄叫びは森の中から聞こえた。しかも、さっきよりもずいぶん近い。

 ややあって、ズン、という下から突き上げるような振動にも似た音が同じ方向から聞こえてきた。ズン、ズン、と一定間隔で鳴り響き、しかもだんだん大きく、否、近づいてくる。

 それが、なにかの足音であることに全員が気付いていた。


(数は1匹。2足歩行で、しかもかなりデカいぞ)


 慎也は、聞こえてくる足音とその大きさ、間隔などからおおよその形状を推測していく。

 トロル並みの巨体と体重があり、2足歩行で移動している。数は1体で間違い無い。


 足音と共に、メキメキと言う樹木がへし折れる音も聞こえてくる。さらにそれに混じって、低い顫動音のようなものが聞こえてきた。


 近づいてくる存在の強大さを感じて、冒険者、騎士を問わず、その場にいる者の緊張感が否応なく高まっていく。


 時間にしたら1分にも満たない短い時間が、慎也たちには1時間にも感じられた。その間に、そいつは村から指呼の位置まで迫って来ていたが、夜闇のせいで未だに姿は見えない。

 だが、巨大な気配が否応なくその存在を慎也たちに知らしめている。


「先手必勝!」


 突然、シアーシャが動いた。

 目前まで迫った気配に向かって、ありったけの闘気を込めた矢を放つ。


 弓型戦技――エイム・ストライク。


 貫通力を極限まで増大させた弓型上級戦技。達人ともなれば、分厚い石壁すら難なく貫通させる。

 闘気の光を流星の如く曳きながら、シアーシャの放った矢は一直線に気配に向かって疾走し――


 ガキン!


「は?」


 気配に到達したところで、甲高い音を立てて弾かれた。

 殺すつもりで放った一撃を弾かれ、思わずシアーシャの口から間の抜けた声が漏れる。


「なんだ、いまの音!?」


 慎也は矢が弾かれた際の音に色めき立った。

 まるで分厚い金属に銃弾を撃ち込んだかのような衝撃音。しかも、矢を撃ち込まれたにもかかわらず、気配と足音は緩むことも無く近づいてくる。

 まるで、攻撃されたことに気付いていないかの様に。


「ちっ!」


 舌打ちして、慎也は両手に魔法銃を構えると、シアーシャに倣って足音の主目掛けて立て続けに発射した。

 10発近い魔弾が、先程のシアーシャの矢と同じ様に林の奥に吸い込まれ――なにかに衝突して弾かれた。


 キシャアアアアアアア!!


 再び同じ咆哮が迸る。先程よりも距離が近いせいか、空気が激しく振動し、鼓膜を苛んだ。


「来るぞ!」


 イアンの言葉と、村の境目に生えていた木が薙ぎ倒されるのはほとんど同時だった。


 最初に見えたのは、闇の中に浮かび上がるようにして現れた、黄金色の相貌。

 それに続くようにして頭部が現れた。ワイバーンによく似た肉食性の爬虫類型の頭に、大きく裂けた口には鋭い牙が並び、頭頂部には2本の捻じれた角がある。しかも全体を覆っているのは皮膚でも鱗でもなく、毒々しい紫色をした、鎧を思わせる甲殻だ。


(ドラゴン?)


 露わになった頭部を目の当たりにした慎也は、一瞬、ドラゴンの一種かと思ったが、すぐにそれが間違いだと気付かされた。


 篝火に照らされて露わになったその全体像は、ドラゴンのそれとはかけ離れたものだった。


 強靭な後脚による2足歩行や、先端に鋭い棘を備えた長い尻尾。前屈み気味な姿勢はまさしく肉食恐竜のそれなのだが、身体全体を昆虫じみた紫色の甲殻が覆っているのだ。


 さらに、腕――あるいは前脚と呼べる器官が4本もある。


 厳密に言うと、鉤爪を生やした4本指の手腕、もしくは前脚が2本。肉食恐竜のそれと酷似しており、身体のサイズに比べてかなり小さい。

 だが、その付け根辺りからさらに1本ずつ余計に腕が生えているのだ。しかもその腕は先述のそれと比べてかなり大きい上、指は存在せず、代わりに死神のそれを思わせる歪曲した鎌が備わっていた。

 背中には昆虫のそれによく似た翅まで生えている。さらによく見てみれば、最初に見えた両目は複眼になっていた。


 足から頭の先までの体高はおよそ5メートル。尾を含めた体長は15メートルにはなるだろう。


 カマキリと恐竜を掛け合わせたような、キメラの如き異形。

 そのあまりの異様さ、異質さに、その場にいた全ての人間たちが言葉を失い、恐怖に身を震わせた。


「なに、あれ……? なにサウルス?」

「こんな奴、見たことも聞いたこともありません……」


 呆然とした結衣の呟きに、戦慄を孕んだ声でフェルナが答えた。


 アシュケロン

 レベル:48

 生命力:7002

 魔力値:1233

 闘気値:999

  筋力:1587

  敏捷:871

 スキル:<噛み砕き681><鎌術957><体当り569><爪術578><咆哮666><気配隠蔽477><擬態621><尾撃699><再生566><魔力操作611><火魔法461><氷魔法457><雷魔法508><怪力823><飛行397><高周波452><闘気502><投擲391><統率157><貪り喰らう血命(ブラッド・ドレイン)->


【人造魔獣。魔術と科学技術によって生み出された人工の魔物】



「人造魔獣アシュケロン……レベル48!?」


 盗視の指輪(スティール・リング)が示すその正体とステータスに、慎也は戦慄した。


 かつて戦ったゴブリン・エンペラーを上回る怪物。しかも、備考欄に示された一文が驚愕に拍車をかけた。


「人工的に造り出された魔獣……こいつは、人間が造った魔物だっていうのか!?」


 訳が判らない、とばかりに慎也は叫んだ。


「どういうことだ、シンヤ!? 人間が造った、だと?」


 怪物――アシュケロンを見据えたまま、イアンが慎也に尋ねる。


「判りません。ただ、盗視の指輪(スティール・リング)の情報が正しければ、そう言うことになります」

「ちょっと! いまはそんなことより、こいつをどうするのか考えてよ!」


 ほとんど悲鳴に近い声でシアーシャが叫んだ。

 確かに、いまは怪物の正体よりも対策の方が重要だ。


 人工的に造り出された魔物であるならば、いままで戦ってきた魔物とはその性質が根本的に異なる可能性が高い。だが、見た感じ、どう見ても友好的な生物には見えないし、言葉によるコミュニケーションが可能だとも思えない。


 そもそも、そんな奴が何故ここにいて、なんの目的があってケミナ村に現れたというのか――


 キシャアアアアアアア!!


 周囲を取り囲む人間たちに向かって、アシュケロンが吠えた。

 明らかに威嚇の声だ。


 その凄まじい咆哮に、騎士たちは一様に顔に恐怖を張り付け、ジリジリと後退り始めた。それでも背を見せて逃亡に踏み切らないのは、騎士としての矜持か、あるいは恐怖で金縛りになっているだけなのか――


 彼らに追い打ちを掛けるようにアシュケロンが、ズン、と足を踏み出す。強靭な3本の指が地面を抉り、それに合わせるようにして騎士たちがさらに後退る。


(あの足跡……)


 怪物が地面に刻んだ足跡を見て、慎也は目を見張った。

 その特徴的な形状には見覚えがあった。


「フフ……フハハハハ!!」


 張り詰めた緊張をかき乱すかのように、突然、哄笑を上げる者がいた。


 ナヴェットだった。

 慎也によって満身創痍の状態に追い込まれ、最低限の治療を施された後に縄と封印錠によって捕縛された状態で気絶していたのだが、いつの間にか目を覚ましたらしい。


「貴様らは……もう、終わりだ」


 右腕の切断と重度の火傷による苦痛に苛まれ、息も絶え絶えなっているにも拘らず、狂気じみた笑みを称え、血走った眼で慎也たちとアシュケロンを見ながら叫ぶ。


「我らの、ベルカの栄光を奪った簒奪者の末裔どもに、裁きが下される時が来たのだ。我らの憎しみと復讐心が生み出した狂気の魔獣が、貴様らに鉄槌を下す!!」

「我らが……生み出した?」


 憎悪と狂気に満ちた、呪詛にも似たナヴェットの言葉に、慎也は目を見張った。


 つまり、この怪物を造ったのは――


「アハハハハハ!! ざまぁみろ! 貴様らは全員、アシュケロンの餌になる! ベルカの栄光を穢し、下劣な亜人共と手を取りあうクソ共に相応しい末路だ! ハハハハハァ!!」


 勝ち誇ったような、あるいはタガが外れたかのような狂気じみた哄笑がナヴェットの喉から迸る。


 だがその笑い声は、人間たちだけでなく、怪物――アシュケロンの注意も惹いてしまった。


 この場にいる者の中で、最も弱々しく、それでいて濃い血の匂いを漂わせた生物。

 深手を負い、動くどころか立ち上がることさえままならないであろうことは一目で知れた。


 つまり、この場で最も仕留め安い生き物。


 弱肉強食の自然界において、傷つき、弱った獲物を前にした捕食者がすることは1つしか無い――


 成人男性の胴回りよりも太いアシュケロンの尻尾が鞭の如く撓ったかと思うと、瞬時にしてナヴェットの方へと伸び、先端の棘をその胸に突き刺した。


「がっ!」

「なっ!?」


 ナヴェットの苦鳴と、慎也たちの驚愕の声が重なった。

 さらに、驚愕の表情を浮かべたナヴェットの顔が見る間に干乾び、萎びていく。


「あ、ああ……ぁ……ぁァァ……ァァ……ァ……ァ……」


 無意識のうちに、ユフィアが慎也の背中にしがみ付いて来た。背中に当てられた手がガタガタと震えているのが判る。慎也自身、危うく悲鳴を上げそうになったのを自身の理性とプライドを総動員して抑えなければならないほど、衝撃的で、残酷な光景だった。


 ナヴェットの苦悶の声も急速に枯れ果てて行き、数秒後、事切れた時には完全にミイラと化していた。アシュケロンが死体から無造作に尾を引き抜いても、血の一滴すら流れない。ただ、虚ろな空洞と化した穴が開いているだけ。


「あれは……!?」


 胸に穴の開けられ、干乾びたミイラと化したナヴェットの亡骸が、オーク集落で見た死体とダブった。


(しかもあの足跡。間違い無い!)


 そう。同じなのは死体だけではない。

 アシュケロンの足が地面に刻んだ痕跡――それもまた、慎也の記憶にある、オーク集落で見た足跡と瓜二つだった。

 つまり――


「こいつがオークの集落を襲撃した犯人だ!」

「なんだと!?」


 慎也が声を上げると、イアンが驚愕した様子で聞き返して来た。


「間違いありません。穴の開いた干乾びた死体。それに足跡も! オークの集落で見たものとまったく同じです!」


 確信をもって慎也は答えた。

 こいつこそが、オークの集落を襲い、100匹近いオークや捕らわれていた女性らを殺戮した犯人だと。


 そして、ルピィが言っていた「オークより怖いの」というのもこいつに違いない、と。


 だがその正体が、ベルカ復権派――《ミズガルズ》の造り出した人造魔獣という、訳の判らない存在であることが事態を混迷させた。


「いったい、なにがどうなってるんだ!?」


 訳が判らないとばかりにイアンが声を上げる。

 だが、さらにそれに拍車をかける事態が起こっていた。


「慎也君、慎也君! 大変だよ!」


 最初に気付いたのは結衣だった。

 アシュケロンを見据えたまま、慎也の服の袖をグイグイと引っ張る。


「あいつのステータスが上昇したよ!」

「なに!?」


 結衣のセリフに驚愕を露わにした慎也が、改めてアシュケロンの姿を視界に納めると、再度盗視の指輪(スティール・リング)を通してアシュケロンのステータスが表示される。



 アシュケロン

 レベル:48

 生命力:7453(up)

 魔力値:1233

 闘気値:1109(up)

  筋力:1678(up)

  敏捷:919(up)



「マジかよ!?」


 レベルが上がった訳でもないのに、何故かアシュケロンの各ステータスが大きく上昇していた。幸い、スキルレベルはそのままだったが。


 その理由はすぐに知れた。


貪り喰らう血命(ブラッド・ドレイン)->

 魔物の魔晶核(コア)を吸収することで、その魔物が有しているスキルを奪い取ることが出来る。また、魔物以外の生物の体液を吸収することで、ステータスを奪い取ることが出来る。


「そう言うことか……」


 アシュケロンがオークたちを襲い、その身体から魔晶核(コア)を奪い取った理由と、人間の体液を吸い取る理由が一度に判明した。


(奴は<貪り喰らう血命(ブラッド・ドレイン)>のスキルで、魔物や人間を喰らう度にレベルや経験値に関係無く、相手のスキルやステータスを略奪することが出来るんだ!)


 だとすれば、とんでもなくヤバいスキルだ。チートと言っても良い。

 アシュケロンは魔物や人間を殺し、吸収することで、人間とは比較にならないほど短時間で強くなってしまう。

 スキル欄に羅列されているアシュケロンのスキルは、オークを初めとする魔物たちを殺して奪った物なのだろう。


(オークを襲ったのも、殺してスキルを奪い取る為か! そして、今度はオレたちを――)


 慎也の心中を知ってか知らずか、アシュケロンは彼の推察を肯定するかのように雄叫びを上げ、襲い掛かってきた。


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