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僕は大会の開会式に出ました!

今日は僕が参加しベージュが開会式を取り仕切る大会の日だ。


大会当日まで騎士王国を観光したがさすが騎士王国なのか武器屋はほぼ剣しか売っていなくてどの料理店も健康を意識してるのか味が薄いものばっかりだった。


「さぁ今日が大会当日だな」


「そうなのじゃ、がんばるのじゃぞ!」


「ご主人様頑張ってなの!」


「負けるんじゃないよ!」


「わしも出場したかったった!」


「任せろ!それじゃ行ってくる!」


ケルを除くみんなから応援されて僕は大会場所のコロシアムの選手受付に向かった。その他の4人は観客席に向うので僕たちは一旦別れた。


「よし頑張るぞ!」


僕は受付の人に前に登録した時にもらった紙を渡し腕輪を貰った。腕輪には登録した時の名前が刻まれておりそしてこれには自分の出場する時になれば知らせてくれる機能があるそうだ。大会出場者は多いので予選も何回かに分けて行われるのだ。これは受付の人から説明されたことだ。


「おお!すごいな!」


中に入ってみるとそこにはたくさんの人がいた。鎧を着ている騎士の人や軽装の冒険者みたいな人からむきむきの人に怪我だらけの人など本当にたくさんの人がいた。


「これは楽しそうだな」


この大会は殺す以外なんでもありだ。なので腕を切り落とされたりという事件が起きてしまうかもしれないが僕には《パーフェクトヒール》があるので死ななければ大丈夫なのだ。


「今回は純粋に自分の力でどこまでいけるか試してみるか」


今回の大会ではティナの武装纏装に頼らない予定だ。どれだけ自分の力が通用するかを試して出来る限り使わずに勝ち残っていけたらいけたらなと思う。


「もうそろそろ開会式が始まるな!」


そろそろ大会の開会式が始まる時刻になった。


「お!ベージュがいるな!」


僕たち出場者はみんな一度舞台に出る。そこで開会式が行われるのだ。


「それでは開会式を行いたいと思います!出場者には出来る限りの力を発揮し素晴らしい大会になることを私は期待している!それでは武道大会の開催をここに宣言する!」


ベージュが剣を抜いて宣言すると周りから歓声が上がった。僕はベージュのいつもと違う姿に驚いていたが周りの歓声によって我を取り戻した。


「すごいな!もうこんなに盛り上がっているぞ」


まだ予選すら始まっていないのにもう会場のポルテージを上がっており会場が熱気に包まれていた。


「さぁ!楽しみだな!」


それに連れられて僕のテンションも上がりに上がっていた。


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